感想文、あらすじならば、楽をしろ

 こんな人っているのかな。そういえば読書感想文っていつ頃から出されたんでしょう。昔過ぎて忘れましたが小学校高学年くらいからでしょうか。そもそも当時は感想を書くというのはどういうことなのかと頭を抱えたものです。


 それでも読まないことには感想も言えないと頑張って然程厚くもない本を選んで読むわけですが、読み終えたところで既に仕事は終わった状態。文学少女や少年だったら一冊程度読んでも余力もあるでしょうが、私の場合は、「もうお前は疲れている」の世界です。


 そこからが大変。と言ってもつらつらとあらすじを書いて、要所要所に適当に言葉を挟む。「面白かった」「凄いと思った」などなど。そんな程度ですからね。9割9厘はあらすじです。そこでふと悪知恵を働かせた少年が居ました。そう私です。

 

 書いても大したことは書けないし、書いたところであらすじならば、何も丸まる一冊読む必要はないと思ったわけです。そうすれば読む時間が減る分、遊べるとでも思ったのかは定かではありませんが、斜め読みどころか、頭と中間と終わりんぼ部分。たぶんこんな感じだったかもしれません。


 今だったらさらに悪知恵を働かせて、担任が違うのだから去年書いたものを少々手直しして出してしまえ。なんて思ったかもしれませんね。当時はデータ保存も出来ないし、手書きで提出して戻っては来るんでしょうが、そんなお粗末なものは早々に廃棄です。


 しかし、今はそれを読んでみたい。あの頃の自分の人間性や性格など文章から読み解けるでしょうからね。残念ながらな~んも残ってませんが。

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