備忘録

能力・代償まとめ

・名前：戻橋トウヤ

・能力：嘘を吐いた人間を一定時間、操る

・代償：自分は全く嘘が吐けない

・コメント：彼はギャンブラーなので、ギャンブル漫画のキャラに勝てるような能力にしてみました。面白い異能だと思います。この能力の本質は、未練が述べているように、「嘘を吐いたことを見抜ける」というものです。

・名前：雙ヶ岡珠子

・能力：手に触れた人間に自分の重量を付加する

・代償：異常に代謝が活性化しており、何人分もの食事をしなければならない（甲状腺機能亢進症のような症状）

・コメント：要するに、「相手に命の重みを分からせる異能」であり、「貰った命（心臓）を背負っていくという覚悟の異能」ですね。地味な能力ですが、ウエイトは重いほど移動速度が落ち、同時に重いほどパンチやキックの威力が強くなるので、重さを操れるとしたら近接戦なら滅茶苦茶強いです。

・名前：五辻まゆみ

・能力：他人に能力を授ける

・代償：ほとんど眠りっぱなしになる（眠りの姫症候群のような症状）

・コメント：能力を受け取った相手がどうなるかを知りたかったのに、自分は眠りっぱなしでリアルタイムで見れないという、分かりやすい皮肉です。

・名前：佐井征一

・能力：自分に向かって放たれた飛び道具が必ず外れる

・代償：自分の射撃の腕がどんどん下手になる（目標に当たらなくなる）

・コメント：「飛び道具が必ず外れる、ってどれくらい？　ミサイルも外れるの？」という疑問が出てくると思いますが、少なくとも魔眼は無効化できるという読みだったようです。

・名前：一ノ井貫太郎

・能力：透視

・代償：視力の低下

・コメント：見えないモノが見えるようになった代わりに、当たり前に見えるはずのモノがどんどん見えなくなる。皮肉ですよね。

・名前：ウィリアム・ブラック

・能力：目を合わせた相手を自殺させる魔眼

・代償：能力をオフにできない

・コメント：ぶっちゃけ超強いんですけど、彼はこの代償の所為で家族を殺してしまっているので、正直、気の毒ですね。というか髭剃る時とか大変そう。

・名前：椥辻未練

・能力：左手首周辺にある液体を操る

・代償：血が極端に止まりにくい（血友病のような症状）

・コメント：僕達が親から受け継いだ血は、普段、身体の中を巡っているわけですが、一度流れ出すとそれが止まらない。業、って感じです。

・名前：鳥辺野弦一郎

・能力：自分を認識した相手にゲシュタルト崩壊を起こさせる

・代償：他人の顔を見分けられない（相貌失認のような症状）

・コメント：代償は地味に初出し情報です。人を人とも思わない彼は、目の前にいる人が誰かも分からなくなってしまった。まあ、困ってはいないでしょうが。

・名前：ノレム

・能力：目を合わせた相手に幻覚（夢・理想）を見せ、それを共有する魔眼

・代償：眠っても夢を見れない

・コメント：詩的で気に入っているのですが、「これ、どう使うの……？」みたいな感は拭えませんね。ノレムは、自殺志願者に対してこの魔眼を使い、魔眼が発動しなかった≒その人の人生には最早、夢はないのだから、本当に死にたいのだろう、という風に、相手の本質を見抜く為に使っています。

・名前：一条姫子

・能力：死んだ人間の魂の残滓を見る

・代償：極端な視力の低下

・コメント：チャンネルがズレちゃった感じですね。生きている人間、生者を見るように合っているはずの瞳が、「死んだ両親と繋がり続けたい」と願った結果、死んだ人間、死者を見るようにチューニングされてしまったわけです。

・名前：ジャスティン・ベネディクト

・能力：所有地内での異能力の無効化

・代償：自他共にそこが「ジャスティン・ベネディクト」の所有地である、と認識していなければならない。

・コメント：能力名は『城主特権（アンライチェス・ハウスルール）』です。異能力でのイカサマを防ぐ力ですね。

・名前：レナ

・能力：相手が承諾したルールを強制的に守らせる

・代償：自分（達）も守らなければならない

・コメント：能力名は『勝負の始まり（イッツ・マイ・ディール）』です。ディーラーとしてしか使えない能力。

・名前：『緑眼の怪物』

・能力：他人の姿に変身する

・代償：過去の喪失（瞳の色だけは変わらない）

・コメント：客船の中、という状況じゃなければ、凄く厄介な異能だと思います。ただ、客船の中、というシチュエーションのお陰で「顔のない死体ネタ」（※ミステリにおいて、顔面を潰すことで被害者を誤認させるトリック）を使えたので、気に入っています。

・名前：白雪

・能力：手帳を刀に変え、その刀で斬った存在の何かを忘れさせる

・代償：記憶が一日しか保持できない

・コメント：某死神バトル漫画で一番好きな能力をそのまま反転させた異能です。『破滅の刑死者』四巻の冒頭にもあるように、ある程度までは意味記憶で保持できています。

・名前：今里まひる

・能力：能力者の匂いを嗅ぎ付け、記憶を奪う

　　　　（後に実体化し、物理的な破壊力を有するようになる）

・代償：異能を制御できない

・コメント：記憶を食べるイメージですね。ちなみに『夢攫い』の元ネタは、僕の好きなTCGであるMTGに存在するカードです。「カードを一枚引く度、強化される」というクリーチャーなのですが、意図したわけでもないのに近くなりました。

・名前：御陵真希波

・能力：ありとあらゆるモノを停止させる

　　　　（異能を無効化することも可）

・代償：？？？

・コメント：能力名は『4分33秒（ゼネラルパウゼ）』。最強の異能です。この世界が巨大な楽団が演奏する一曲だとして、好きな対象に休符を付けることができる能力、と考えてもらえるとイメージしやすいかも？　基本的に彼は時間停止、能力停止（無効化）という形で使いますが、その気になれば地球の自転も止められます。

・名前：斉藤狼子

・能力：切断

　　　　（自身が持った刀でありとあらゆるモノを断ち切れる）

・代償：？？？

・コメント：最強の異能の一つです。何せ、次元も概念も断ち切れるので。コイツと戦って生き残った未練は凄いと思います。

・名前：四条飛鳥

・能力：歌に乗せた感情を伝播させる

・代償：観客が抱いた感情がフィードバックする（外傷性逆転移のような症状）

・コメント：優れたクリエイターなら普通にある症状だと思います。なお、『ぷれかりあーと！』の後、彼女は能力を失いました。こんな力なんて必要ない（能力がなくとも自分は人の心を動かせるし、そうできるように努力しないといけない）と分かったからです。

・名前：合場佐

・能力：左腕が決して傷付かない

・代償：右手で細かな動作ができない（巧緻運動障害のような症状）

・コメント：個人的に気に入っています。彼にとっては、飛鳥と繋ぐ為の左手が一番大事だったのです。なお、プロット時点では左手のみを残してコンクリートに押し潰されて死ぬ予定でした（皮肉ですね）。助かったのは、狼子が作者の想定を超えて動いたお陰です。

・名前：化野真一郎

・能力：ドア、またはそれに準ずるモノをくぐり抜けた際、不定期に何処かの異世界へ飛ばされる

・代償：制御できない

・コメント：欲しくない異能、ナンバーワンです。「異世界転生したい？　じゃあ、いくらでもさせてあげるよ」って感じですね。

・名前：六波羅一分

・能力：自身に向けられた呪いや異能を相手に返す

・代償：？？？

・コメント：呪い返しの異能です。一部の相手に対し、とんでもなく強いです。

・名前：イズコ

・能力：きさらぎ駅を経由することで、何処かの駅舎に移動する

・代償：？？？

・コメント：彼女と六波羅一分には色々な設定があるのですが、またいつか。

・名前：辰巳遼

・能力：本音を書き記した紙に触れた相手を麻痺させる

・代償：好きな相手に「好きだ」と言えない

・コメント：「半径五メートルの言の葉の結界だ！！」。……冗談はさて置き、能力も代償もロマンチックで気に入っています。補足しておくと、白砂杞人が辰巳遼のことを放置したのは、能力が割と無害だったからです。

・名前：白砂杞人

・能力：血液の操作、及び、固形化

・代償：？？？

・コメント：使い方としては未練と同じなのですが、固形化≒武器化ができるので、その分、少し戦い方が違います。

・名前：音無無音

・能力：言葉にしたことを実現させる

・代償：一定以上、言葉を発すると死ぬ

・コメント：とても強いのですが、助詞や副詞を足したり、複雑な命令にすると、どんどん効力が弱まるという一面があります。

・名前：セラフ

・能力：エーテル（地球上には存在しない完全なる物質）でできた翼を出現させる

・代償：？？？

・コメント：この翼は全く傷付かない＝滅茶苦茶頑丈なので、とりあえず翼で殴るだけで大抵の相手には勝てます。なお、何故、空に浮けているかと言えば、エーテルで力場を発生させているからです。

・名前：一色青

・能力：呪禁（何かしらの本質を封じる）

・代償：一時的な感覚喪失

・コメント：正直、水の上を走れるだけで相当強いと思います。

・名前：マカブレ（アバドンの創始者）

・能力：不老

・代償：？？？

・コメント：名前を出したのはここがはじめてです。『アバドン』は、マカブレという一人の人間が、遠い昔に、ある目的の為に作り、それが今まで存続しています。