第2話朝からもう…

いつもの電車に乗り出勤。朝は通勤、通学ラッシュで椅子に座れることが少ない。

たまたま、乗車して吊り革を掴み、立っていると若いカップルが手を繋ぎ、女の子が男の子の肩に頭を乗せて寝ていた。

男の子も寄り添うように寝ていた。

朝から全くもう。

僕はサングラスなので、顔は正面を見ているが、目線はカップルの方へ。

髪の毛で隠れたカップルの顔を見てみたい。

これで、美青年、美少女だったら僕は今日の仕事が嫌になるだろう。

僕ら夫婦は、ブタの夫とキャサリンなのだから。

キャサリンとは、ダイナマイトボディーを差している。

残念だが、顔を確認出来ないまま、乗り換え駅に到着した。


僕も、27年前はイケメンの部類だったのだよ。

しかし、今はタバコ臭い、豚のオッサン。

あの、手の繋ぎ方は恋人繋ぎと言うのか?

あぁ〜このカップルは、長続きするであることを祈ります。

今日のブタは、いつもの如く酔っ払っているので、不適切な言葉は謝っておきます。

では、おやすみなさい✨

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