前話の「オーナーとして諦めず勝つことを命ずる」「セティもそれに応える」展開、
「本につく虫」への憎悪としてブックワームの言葉が使われる展開、どちらも既に出ていた要素、言葉の意味合いが変わってきてとても好きです。
ジジエムから見ればブックワームは害虫という、彼らなりの大義があるのですね
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ソフィーがセティに命令するシーンも、「本につく虫」も、色々と考えて書いたシーンなので、好きと言っていただけてとても嬉しいです。
そう、シジエムからすれば、人間は本を汚す害虫なのです。わたしも本はできるだけ綺麗にとっておきたい気持ちはあるので、シジエムのことを一概に悪者として書けませんでした。まあ、行動は過激なのですけれど。
そうなんですよね。龍を倒せなくても、シジエムを倒せば良いのです。
一乗寺下り松の決闘で、武蔵が12歳の少年を斬ったように。
今話は考えさせられますね。
シジエムからすれば、ブックワームは侵略者以外の何者でもありません。書庫に保管してある本を食い荒らす害虫のような存在では!?
何だかシジエムを応援したくなってきました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。そう、ドラゴンではなく直接シジエムを倒すことにしました。例えが渋いですね!
シジエムのことも考えていただけて嬉しいです。
そう、シジエムにとっては人間たちは害虫も同じ。だからといって、人間たちもおとなしくやられるわけにはいきませんし、セティは手に入れた知識や経験が消えてしまうのも嫌でしょうから、和解は難しいかもしれません。