第2話 誰にでもできる「3,486分の1の青春」

◎ 私の場合

単に日々努力しないで安穏に位したいという怠け者の為の「世間の常識」だの、単なる仲間内の甘えでしかない「組織の習慣」といったものを無視し、会社内で彼らと戦い、本当にその場・その時・その組織にとって必要で、真に重要なものを自分の頭で考え・見極めて実行する。

慶應義塾高等学校野球部のキャプテンは、こう仰いました。

○ 「『高校野球の常識を変える』なんて大きなことを言ってと、笑われることもありましたが、1から自分たちのやりたい野球をやれて満足。」

私の場合、笑われるどころか、無視、更には迫害に近い状態で入社後の1年半を過ごしましたが、慶應義塾高等学校野球部ではありませんが、「(完全に)私のやりたいスタイル」でビジネスができたので、心から満足できました。

○ 「やっぱり野球はメンタルスポーツだと、感じた。」 

 ビジネスでも、根本はメンタル(心的パワー・心的モチベーション(やる気)・闘争心)です。

カネだ出世だ、酒だ女だといった、物カネをモチベーションにしたら、人はついてこないし、成功しても恐らく空虚だった(楽しくなかった)でしょう。

私の場合も、慶應義塾高等学校野球部員たちと同じく、「心から楽しんで」(ビジネスを)やっていたので、ハメルンの笛吹きのように、人もカネもどんどんついてきました。

今、過去に手を伸ばせば、触れてその実感を確かめることができるような思い出ばかりです。

勿論、慶應義塾高等学校野球部の場合、「セイバー・メトリクス」のような知的アプローチを100名の組織として運用したという、ドイツ参謀本部スタイルの実践という、大きな成功要因があったのではないかと思います。


続く

2023年10月3日

V.1.1

平栗雅人





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

みんなの「慶應義塾高等学校野球部」体験 V.1.1 @MasatoHiraguri

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る