『スランプの詩』
ヒニヨル
『スランプの詩』
詩が書けなくなった
僕は
窓辺に腰掛けて
この左の手首に近いところに
拳銃で穴を開けてもらえれば
と、
静かな夜空に向かって
左手を伸ばしてみる。
これが陽の光ならば
透けて
血潮でも
君は優しいから
僕に気遣っているんだね。
歳上の恋人が寝そべっている。
僕はそっと
「良い詩が浮かんだ」
と
Fin.
『スランプの詩』 ヒニヨル @hiniyoru
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
『まいにち』/ヒニヨル
★75 エッセイ・ノンフィクション 完結済 24話
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます