朝の学校

 よし、玄関についたぞ!

 えーと、2年C組…。


 あれ、靴箱多くね?

 1クラス40人のはずなのに50人分くらいあるぞ?

 俺は3番だから…。

 えー、5番になってるー…。

 あっれれー、おっかしいぞー…。


 まあとりあえず教室行ってっか!







「おっはようございまーす!」


「「おはようございます。」」


 あれぇ、お前らそんな爽やかだったかー?

 すげぇ統率されてるし…。


 俺は自分の席に荷物をおいたあと、すでに登校しているなかで1番信用できる学級長、大野おおの晴世はるやに話しかけることにした。


「なあ晴世ー、あいつらどうした?

 頭イカれた?

 全員成績が原因で振られでもしたのか?」


「いやお前がどうした?

 あいつらはいつも通りだろ。

 それにあいつら成績いいし…。」


「いやいや、あいつらが成績いい?

 流石に冗談だろ?

 平気で授業中に顎に箒を乗せるやつらだぞ?

 掃除中チョーク舐めてる奴らだぞ?」


 いや、ほんとあいつらのチャレンジ精神には感心するわ。ほんとに。


「いやいやいや、

 あいつらはそんなことしないって。

 授業中は必死にノート取ったり発表してるし、

 掃除中に至っては埃が残ってたら手で拾うくらいだぞ?」


「は?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

男女比1:1の正常世界↔男女比5:1の異常世界 〜男女比のおかしい世界はもとの世界より快適かもしれない〜 猫島フィン @nekosima

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ