犯罪防止学の概論、S、ケネディ?
犯罪、それは社会に於けるルールに反する、又はルールを破る事に属する。
所謂法律違反である。しかしながら細かい側面に焦点を当てると如何せん
人間が創り出した法律、ルールなので不完全、機能していないのも散見されるが
概ねは機能しているといってよいだろう。さて、
犯罪を犯すのは人だ。そして何故、人は法を犯し犯罪に至るのか?
例えば人は対価を支払い、物を買う。この時に対価を支払わずにモノを
奪い取る、強奪する、掠め取る、こっそり盗む、などの方法は異なるが
行為自体は同じである。対価を払う為には、その対価を自身が稼ぐ必要が生じる。
コレは労働によるものでしかない。形態は様々であるが労働でしか得られないモノだ。
その対価を得る労働を省略、或いは対価を持ち合わせていないにも関わらず対価を
得ようとする行為が犯罪なのだが、動機は単純且つ明快で、時間の短縮、時短だ。
人は基本的には最も効率的な方法を選ぶ、選ぼうとするものだが、それは先に述べた
法というルールによって抑止されている。法と言うルールにによって秩序が保たれているわけだが、圧倒的にこのルールを守られている、守っている人が過半数を占めているので社会は崩壊せずに成り立っているが、この割合が仮に逆転したとすると
社会、世界は崩壊の一途をたどるのである。話が逸れた気もするので戻すが
犯罪の動機として時短を挙げたが、では何故、犯罪者は時短するのか?
生まれながらの人格破綻者、サイコパスが存在するのかは未確認だが、
大概の犯罪者は概ね環境依存型に分けられるだろう。その環境依存とは何か?
まず人は生まれを選択出来ない。生れ落ちる国、性別、親の有無、親の財力、
生まれながらの疾患や身体的特徴や容姿は予め強制的に決定される。
環境依存型というのは概ねの事が決定されていて、そこから環境に依存した
人格形成がなされていくわけだが、個の存在として与えられる教育などにも
格差や違い、正しくない方向性が示され社会不適合な人格形成が施されることも
多々あるのだが、正義、善悪の解釈の理解度、社会通念上に照らし合わせても
凡そ通じる事の無い人間が一定数存在してしまう要因にもなっている。
世界に一般的に供給されているモノ自体は同じである。
一般人も犯罪者も一般に供給されている衣食住を買い暮らしている。
犯罪は言い換えれば手段なのである。まあ違法薬物や銃器類、兵器などは
限られた人間が扱う事で均衡を得ているが、ソレはまあ置いといて。
その手段を己の利益のみの為に実行した者が犯罪者であるのだが、動機の面で
時短だと述べたが、では対価を得る労働を最初から省いたのか、途中で断ったのかでは勝手が違ってくる。 続きは又の機会に、、、、、、
キング・ゾディアシズム手稿 石川タプナード雨郎 @kingcrimson1976
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