心に映る京の都の情景、花街の恋と絆の心震わせるうつくしいストーリー

古都京都を舞台とした、若き男女の純愛模様の物語。
愛のその前に立ちはだかる困難でさえ、京都花街の切ない親子の物語が関わっており、感情移入して読まずにはいられません。

少々描写過多なところがあり、お話の先が気になってもどかしいと思われるかもしれませんが、表現自体は秀逸ですので、ゆったりと急がず、きららかな言葉紡ぎたちを楽しまれるのも良いかと思います。

京都の季節の移ろいのうつくしい繊細な描写、恋愛模様の微笑ましさ、また固い親子の絆の素晴らしさ、皆様の心のシャッターで、ぜひとも捉えて感じてみて欲しいと思います。

その他のおすすめレビュー