ほしにねがいを

小野山由高

ほしにねがいを

「流れ星が消える前に3回お願いすると、叶うんだよー」


「そうなんだー。

 ……うーん、でも3回は難しいねー」


「むずかしいねー。

 ……あ、また流れ星!」


「――うわぁ、2回までしかお願いできなかったー! もうちょっとだったのにー」


「もっと長くお星さまが残ってくれればいいのにねー。

 ……あ、そうだ!」




(みんながお願いが叶えられるように、もっと長く流れ星が出てますように!


 もっと長く流れ星が出てますように!


 もっと長く流れ星が出てますように!!!)
































 翌日、地球に向けて月が落下し始めた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ほしにねがいを 小野山由高 @OnoyamaAXE

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ