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【ここかぁ】「颶風院姫燐はヤリサーの姫であるッ!」の作者自身による解説&反省会会場【祭の場所はぁ】

 小野山です。

 『颶風院姫燐はヤリサーの姫であるッ!』についての諸々のお話を書いていこうかなーと思います。
 この物語がどういう手順で作られたのか? とか、各登場人物の設定作成の流れとか、その辺りを語っていこうかなと。
 「読者」として物語を楽しむ人にとっては、ある意味見たくもない舞台裏を見せるようなものです(まぁ没になった初期設定とか裏設定とかネタとか……読み物として読める程度の情報も出すつもりですが)。

 以下、思いっきりネタバレしまくりなので、その旨ご注意を……。









■各キャラの設定について

 まずは各キャラについて語ろうかな。
 「ヤリサーの姫」に関しては、物語より先にキャラを作って「このキャラを活用するにはどういう話にすればいいか?」という順で作った部分も多いので、キャラから語らせてください。
 ……本当は並行で語ればいいんでしょうけどねー。文章の構成を練るのが大変なのでw



◆童妙寺貞雄

 本編主人公。何気に、全登場人物中で一番悩み、書きながら設定を作っていったキャラです。
 『下心からヤリサーに入る』っていうキャラだけは最初に作っておいて、他は全部書きながら考えました。

 ――性別さえも。

 そう、貞雄君……『実は女性である』というオチもありえました。
 『女の子にモテない理由』を何パターンか考えたうち、『貞雄は女だから』という案もあったんですね――終盤で実は女であるということがわかる、という叙述トリックめいたことをやろうかなと一時考えてたりします。
 その名残りで、1~2話目まではエロ方面のネタ含めて貞雄の性別は曖昧にしていた……はずです(ちょっと自信なしw)

 結局、貞雄=女案は早々に破棄して3話以降を書き進めることにしました。
 理由は、3話以降の話を考えていくうちに『そこそこ長めの話にできそうだ』と思ったからです。貞雄=女で読者の想像を裏切る展開は案としては面白いですが、まぁヤリサーネタでやるなら短編向けかなーと思ったので。
 ……あと、男女どちらでも通じるように本当は『貞緒』という名前にしようとしてたのに、適当に変換してたら『貞雄』でずっと書いてたことに後で気付いたので……w 今更直してもなー、ってことで貞雄=女案は没に……。

 話全体のオチとして、最後は51話目にあるように『貞雄が掘られる』というのが割と早めに決まっていたので、そこへとどう持っていくかが次の課題となりました。
 アッーオチになるにしても、結局『そういうことができる』関係がヒロインとの間に出来上がっていなければならないので、どうしたもんかなーと。
 結論としては、貞雄自身がヤリに真剣に向き合うことでヒロインの好感度を稼ぐ――プラス、貞雄はモテないのではなく一つのことに集中すると他のことに目が向かなくなるというキャラ付けの二段構えでいくことにしました。
 前者は中盤の『ランク試験編(21~32話目)』での成長と最終決戦での助言(42話目)で何とかなるかなーで突き進み、後者については20話目において他人視点で語らせることでクリアできたかなと思っています。
 ……意外とヒロインの出番が少ない作品だったので、若干力技でねじこみすぎたかなーってのは反省点ですね……。



◆颶風院姫燐

 本編ヒロインにして、作品全体を象徴する『アイコン』。
 貞雄=女案で突き進んだ場合、姫燐は『実は男』というパターンもありえた。
 ……前述の通り、貞雄=女案が破棄されたため、特に裏もなく普通の女性設定となりましたが(貞雄が男でも姫燐が男、はいけないこともなかったんですが、やはり短編で一気にオチまで持っていく話じゃないと難しいかなと)。
 ヒロインの割に出番が少なくなってしまったのは反省点でもあるが、『アイコン』であるが故にこういう扱いになってしまったという面もあります。

 …………ヒロインの癖に語れることがあまりないwww

 あ、名前の由来は「クー・フーリン」からです(どうでもいいですが、私は最初「ク・ホリン」で覚えていましたね……)。
 クーフーリン→クフーリン→グフーリン→グフーイン、って感じ。あだ名を『姫』にしたかったので、姫+リンで姫燐。全部合わせて『颶風院姫燐』です。
 ちなみに、私の別作「アリスの流儀」にも同じクー・フーリンが由来となっているキャラがいます。



◆本多先輩

 サブキャラ筆頭。結局、本編終了まで下の名前は明らかにならなかったw
 物語の全体的なネタが「エロ系だと思った? 残念、ヤリネタでした!」だったので、ボケの流れとして「エロ系?ワードが出る」→「貞雄がエロ系でボケる」→「ヤリネタと明かす」があり、最後のヤリネタの解説役としての出演が主になりました。
 まともにヤリで戦えば作中でもかなり強い方なんですが、敢えてひたすら解説役に徹させることに……。
 ……実は最終決戦(38~46話)において、姫燐vs姫咲の横で本多先輩も戦わせようかなーという案もあったのですが、話が長くなりすぎるしボケを挟む余地がなかったので没に。その時の相手役は、本多先輩の名前の元ネタ同様、徳川四天王からにしようかなとまでは考えてたんですけどね(作中で語られた通り、姫燐や本多の父世代の他のメンバーの子供が姫咲側についた、という流れ)。

 ちなみに、他の没ネタとして本多の彼女ネタがあったりする。
 彼女登場→貞雄が「ヤリマンなんですか?」と聞いてぶっ飛ばされる……というネタだったのですが、ぶっ飛ばされた後のネタがオチまで持っていけなかったのと、既に話が長くなってしまって入れる余地がなかったという理由から没ですw



◆王帝院姫咲

 本作のラスボス。姫燐の実の妹。
 『ラスボス』の存在自体は割と早い時点で考えていたのだけど、『二槍流(ふたなり)』としか考えていなかったりする。姫燐がクー・フーリンなので、同じランサー繋がりでディルムッドモチーフなので二槍流に(F○O脳)。
 書きながら全体のストーリーを考えていく上で、『姫燐を襲うヤリマン狩りを操る黒幕』の存在が必要かなー? 黒幕がいるとして何で姫燐を襲うのかなー? とか色々と考えて、姫咲が誕生しました。vsヤマンバ戦(14話)くらいまでは、まだ姫咲の設定は固まってなかった記憶があります。

 彼女の登場までは「エロ系だと思った?」で通してきたのですが、姫咲だけは直球のエロネタを使わせてますw 本当はもっと色々と喋らせたかったのですが、尺の都合とまともな会話をする間がなかったのでこれまたお蔵入り……。

 こちらは姫燐の妹なので、同じく「姫」のつく名前にしただけですね。姉妹揃って親からは姫の字を抜いて「リン」「サキ」と呼ばれている設定です。
 苗字の「王帝院」は、オーディンから。最初は「汚泥院」とか「王殿院」とか考えていたんですが流石に微妙だと思ったので王帝院に。
 ……実は奥義として『グングニル』を最後に放つ予定だったのですが、その前に決着がついてしまった&投げ槍の技なので使いづらいという理由でお蔵入りに……。



◆磐梯綺璃花/綺瑠夜

 物語中盤の『ランク試験編(21~32話)』におけるヒロイン枠。いきなり出てきてもアレなので、先行して17~18話でも登場させました。
 当時のTwitter見ていた人は知っていると思いますが、とある有名作品のキャラをパロってますw パロって色々と作品に合わせて設定変更していったら、似ても似つかないキャラになりましたが……w
 前述の通り、『ランク試験編』ではヒロインの姫燐やヤリサーの面子が出てこないので、代理ヒロイン兼ヤリ用語解説枠として出しました。今までのキャラとイメージをガラッと変えるつもりで、かなり癖の強い子たちにしてみました。

 『ランク試験編』以降でもちょくちょく出したいなーとは思ってましたが、締めの『最終決戦編』がすぐに始まってしまったので断念。
 エンディングでも出してあげたかったのですが、社会人サークルなので出す余地がなかった……。

 ちなみに本編では特に触れられませんでしたが、実は兄弟ではなく従兄弟ですw キリちゃんの方がちょっとだけ早く生まれています。



◆番山真由美(ヤマンバ)

 初期に登場した敵キャラが、終盤でまさかの味方化……というキャラ。
 序盤がヤリサーの面々、中盤がキリキルコンビと貞雄の側に常にいるキャラがいたので、終盤のその役目を本多先輩と共に担う予定でした。最初は出す気はなかったんですけどね……。
 じゃあなぜ終盤で復活させたかというと……話の『拡張点』としての仕込みのためです。結局使いませんでしたけどね。
 貞雄の『後輩』という『新しい立場』のキャラを出すことで、新たな展開への間口を広げたという感じです。
 しかも、薄っすらと匂わせてましたが、真由美は貞雄にちょっと気がありますw(住所特定の際に明らかにストーキングしてて、そのうちに段々と……という流れですw)
 なので姫咲戦以降の話を続ける、かつ貞雄と姫燐の「アッー」オチを先延ばしにした場合に、真由美を絡めたラブコメ展開もいけたんですね、実は。
 貞雄が2年生になった後、新1年生の真由美、(本編では2浪突入ですが)姫咲を交えてのラブコメ展開もありえました。まぁその展開したら「ヤリサーの姫」という話の方向性ががらっと変わっちゃうので、考えるだけ考えて止めましたが……。

 …………うーん、しかし捨てがたいw 姫燐、真由美、姫咲、それとキリキルコンビのヒロイン5人のラブコメも悪くなかったかもw(姫咲は絶対に貞雄にはなびかないと思いますが)



 名前と出番がそれなりにある登場人物は以上かな?
 他に「あのキャラは!?」とかあれば覚えてる限り答えますw ぶっちゃけ、他のキャラはあんまり語れるほどの設定はない……はずですが。



 続いて、「ヤリサーの姫」の物語そのものの構成・作成について語ろうと思います。






■「ヤリサーの姫」誕生の経緯

 元々の発端は、私がTwitter(X)で「『ヤリサーの姫』というワードが思いついた」と投稿したことでした。
 で、そこから話を膨らませていって、この作品が誕生したわけです。
 ただし、実は当初は今のような話ではなかったのです!

 一番最初のネタは、「大学デビューを狙った喪女がヤリサーの姫になる」というものでした。
 「ヤリサーじゃねぇ、槍サーだこれ」というところは同じなんですけどね。
 んで、ワードは思い浮かんだけどじゃあこれで話書けるかっていうと……かなり微妙という感触を当時覚えていました。
 「喪女がデビュー狙うにしてもいきなりヤリサーに入ろうとするか?」と疑問を持ってしまい、じゃあ「男喰いまくりのサキュバス系女子」なら……? とか色々と考えたのですが、あんまりしっくりこない。
 なので、発想を逆転して「ヤリ(槍)サーの姫が既にいる」場に、何も知らない下心100%の童貞君を放り込んでみよう! としました。
 ここまで考えてから、ようやくTwitterに投稿したんですね。まぁこの時点では短編ネタのつもりだったので、軽く投稿しておいてやる気が起きたら書こうかなーと思ってたくらいでした。

 さて、「下心100%の童貞がヤリサーに入ったけど、そこは槍サーだった」というネタしかない状態で実際に投稿することになったわけですが――
 じゃあこれどうやって物語として構築すりゃいいんだろう? とちょっと悩みましたw ……書き出す前に気が付け? …………うん、まぁその通りで反論のしようがない……w

 ともかく投稿はじめた以上、きっちりと『オチ』までやらなきゃWeb小説書きの名折れというものよ! って感じで色々と考えました。



■「ヤリサーの姫」の物語構築手順

 まず、最初の1~5話目までは勢いそのまま書きました。ここはほぼTwitterで投稿した当時に考えていたネタをそのまま出した感じです(キャラ設定とかは書きながら考えましたが)。
 で、3~5話目を書きながら先の展開をどうしようと考えていました。

 この時点でTwitterで幾つか思いついたネタを出していたので、それを順次消化していく感じで数話先までの話を考えています。
 6~7話はプロローグの締め、8~9話目は超初期設定の「女主人公が入ったらヤリサーだった」のネタをちょこっと改変したおまけエピソードとして出しています。
 余談ですが、ちょこっとだけ登場したアニ研の姫ちゃんは、「その後ヤリサーに入ってくる」という展開もこの時ちょっとだけ考えてました。キャラ設定の真由美のところで語った「ラブコメ展開」は、このアニ研の姫をサブヒロインとしてやろうとしていたんですね、このころは……(彼女がヤリサーに入る経緯とか、貞雄とのエピソードとかで長くなりそうだったので辞めちゃいましたが……ここで辞めたくせに、最終盤でまたやろうとする諦めの悪さよ……)。

 10~14話目でヤリマン狩りとの戦いで、「エロネタだと(以下略」を幾つか消化。
 この先どうしようかなーと悩んでました……14話までで実はほぼ「エロネタ(以下略」が終わるので、ラスボスとして「双槍(ふたなり)」使いを出して締めようかな……どうしようかな……と書きながら考えていました。

 ……尚、どうでもいいことかもですが、12話目だけはちょっと特殊な経緯で書いています。
 「偶数話でエピソードの区切りとなる」というようにしたかったので、ここで1話分調整しようとしたのが追加した理由なんですが……じゃあ何を書くか? ってのは少し考えました。
 で、ここで思い出したのが、昔別サイトで別作者の作品で『異世界転生したなら槍を使うべき!』と感想欄で熱弁して作者さんからブロックされてた変な人ですw このことを思い出して、『じゃあヤリネタやってる話だし、書いてみるか』でやった話でした。
 ……ちなみに、この話で貞雄が『異世界転生するなら戦車くれ』と言ったことから、『異世界タンク無双』という別の物語が生まれることになったのですが――それはまた別のお話w

 ここでTwitterの話に戻ると、「ヤリネタも別にエロネタに限る必要ないな」となって漫画のパロネタを投稿していました。
 その中にいたのが、キリキルコンビですw
 「折角考えたんだし、いきなりラスボス登場して終わらせたら『アッー』に持っていく前振りもやりづらいなー」と思い、ここで方向転換。
 物語中盤はエロネタからパロネタにシフトしよう、としました。
 キリキルコンビの設定を決めて、メインで活躍させるための舞台として「ランク試験編」を考えました。
 そして、その前準備といずれくる最終盤でのラスボス戦を見越して、15~19話の展開となりラスボスの姫咲の情報を出すところまでやっておいて、中盤へ。

 最後、33~36話目は終盤戦への前振りでしたが、思った以上に「ランク試験編」が長引いたために短めにしました。
 本当なら、ここでキリキルコンビ・真由美を交えて、貞雄と姫燐とヤリサーの面々のキャッキャウフフ展開とかやろうと思ってたんですけどね……それやると総文字数が更に倍増しそうだったので諦め……。
 ……諦めてばっかだなー……。

 ともあれ、残るは38~46話目のラスボス・姫咲戦のみ。
 姫咲だけは、ガチのエロネタを解禁しました。書いてるところで「やりすぎかな……」とひよって大分マイルドにしましたが……。
 バトルの展開を考えつつ、その先のエピローグ編(47話以降)をどうしようかも考えていました。
 特に悩んだのが、「アッーEND(49~51話)」の後、物語の最終話です。
 何パターンか終わり方は考えたんですよねー……キャラ設定のところと繰り返しになるかもしれませんが、思いついたネタを書いておきます。

 ①本編最終話の展開
 ②成長した貞雄が、姫燐へと挑戦するところでEND
 ③貞雄が2年生になり、真由美が入会。「僕たちのヤリサーは続く!」END
 ④貞雄が3年生でヤリサーの会長に就任。新1年生(かつての貞雄のような下心100%の童貞)を迎え入れるところでEND
 ⑤数年後、キリキルコンビが大学生になったところでEND

 確かこんな感じだったかな?
 ⑤は流石にちょっと厳しかった(キリキルコンビはともかく他の面々をどう出すかが思いつかない)ので他の案で考えましたが――結局、最終話タイトル=作品タイトルを貞雄に言わせたい、ということで①に決定。他の案だと、姫燐ではなく貞雄が主になる話になってしまうため、惜しいと思いつつも辞めました。マジで辞めたり諦めたりばっかだなw



 まとめると全体の構成は、

 ①序盤:エロネタだと思った? 残念、ヤリネタでした!
 ②中盤:エロネタ→パロネタへとシフト(時々、実はヤリネタでした! が入る)
 ③終盤:ガチのエロネタ混じりしつつ、原点回帰
 ④締め:アッーENDへと向かう

 という流れになります。
 ①を書いてる最中に②~③を練り、②を書いてる最中に③~④を練る……という感じで、常に「先の展開」を考え続けていました。
 ②を練りつつ更に先の③へどう接続するか、とかももちろん考えていましたね。
 要は、「次の章の大まかな展開」「その先への接続」を考えるということです。特に「先への接続」が重要で、先の展開に必要な情報を「どこ」で「どれ」を「どのように」出すかを考える必要があるので、色々考える必要があります。
 まぁ、小説に限らず物語を作る時って大体そうだと思いますけどね。

 「ヤリサーの姫」においては、上記に書いた通り全体の構成を練りつつ「接続」のための情報は以下のようになっています。

 ①→②:『ヤリマン狩り』ひいてはその黒幕である姫咲の存在を出し、『貞雄にも成長してもらいたい』という空気を出す
 ②→③:ここはあんまり接続について考える必要がない
 ②→④:むしろ、②からは④への接続がある。貞雄が「ヤリに真剣になる」「ヤリの実力を伸ばす」ということ・姫燐が貞雄に最低でも興味を持つレベルであることを示し、最後の④の展開で貞雄と姫燐が両想いとなる伏線としている
 ③→④:姫咲との戦いの最中に、貞雄がただ一人姫咲のヤリの仕掛けについて見抜き、姫燐の好感度爆上げ

 こんな感じです。






■最後に

 色々と諦めた展開のある「ヤリサーの姫」ですが、個人的にはコンパクトにいい感じにまとめられたな、という満足はあります。
 敢えて言うなら、中盤の『ランク試験編』がちょっと長すぎたかなー……というところですかね。
 ここをもう少しコンパクトにできれば、姫咲編に入る前にもうちょっと小ネタの話がやれたかなー……と思っています。まぁ『ランク試験編』も必要なネタをやり切ったらあの長さになったので、仕方ないかなとも思いますが……。



 私の作風の特徴として、『ここから別ルートに分岐できる』『後になってここの箇所で書いた設定が使える』という仕掛けを用意しておくものがあると自覚しています。というか、意図してやってます。
 長い話であれば良いというわけではないですが、書いているうちに方向性を変えやすくしたり、ネタを膨らませるのにはいいんですよね。
 欠点としては、仕掛け(私は『フック』と呼んでいますが)を仕込むためにはそれなりのエピソードを出さないといけないってことですね……。
 そして、今回は『フック』は結局使わないで終わっちゃいましたw 元々5万字くらいで終わらせる予定だったせいもありますが。
 そういうのを考えないで勢いで最初から最後までいけば良かったかなーというのは反省点ですね。



 大分長くなってしまいましたが、「ヤリサーの姫」について語りたいところは大体語り終えたと思いますので、これにて締めようと思います。
 本作での反省点は、次回作に生かせれば……(毎回思ってるけど……)



 Best regards.

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