キャラクター同士の軽快なかけあいと、そこに流れるテンポ感

ヒロインの琴音の女神ともいうべき外面と、主人公にだけ見せる感情的で不器用な一面のギャップが微笑ましくて、なんどもクスリとさせられました。

ストーリーの展開にも絶妙のドキドキ感があり、先輩のある提案からヒロインと主人公の関係性に変化が生じる予感がするシーンは、きっと読者のみなさんにも次の展開を待ちわびる気持ちにさせてくれることでしょう。

また、作者の描写力には素晴らしいものがあります。特にキャラクターたちの感情の変化が繊細に表現されており、ヒロインの琴音の嫉妬や照れは生き生きと視覚的に感じられました。
こまやかな心の機微の描写力が不得意な私には、作者さまの才能と努力がとってもうらやましいです。

主人公とヒロインの幼馴染ならではの息の合った掛け合いに、始終ひきこまれてあっという間の読書体験でした。



総論としては、まことにつづきが気になる作品です。

みなさまも是非ご覧になってみてください。✧*｡٩(ˊωˋ*)و✧*｡