再会と答え合わせ

 バタンの城郭の最上階、南東の塔の窓から、東の彼方を見渡した。海が近いのもあってか、今日のように白い雲が頭上にかかることもあるらしい。

 すぐ足下から始まる優美な陸橋が、ずっと地平線の彼方にまで続いている。間近い市街地には明るい黄土色の瓦屋根、白い土壁の家々が不規則に配置されている。わかりにくく入り組んだ街路というのは少なからず侵略者対策のためだ。その合理的な必要を考えると気が滅入るが、単に眺めるだけとすれば、整然とした街並みより却って面白いと感じることもある。

 城壁を超えると、そこからは飛行機雲のように突き抜けていく陸橋が、無秩序のままに取り残される岩砂漠の大地とコントラストをなしている。バタンからは海がしかとは見えない。しかし、外港のサグィの建物の影なら視認できる。

 聞いただけの話だが、この陸橋を馬車で通れば、二時間とかからずサグィに行けるらしい。統一時代には、フィアナコンやその西側にある村落にとっては、重要な物流の起点として機能したのだろうと思われる。


 あの向こうには、南方大陸がある。船で渡れば、すぐだ。

 対岸のサオーの向こう側には、ほとんど人の住む土地がない。海岸のすぐ近くに急峻な山岳地帯があって、そこから先は魔境だ。だから、大森林に挑む冒険者は、サオーを入口にすることはない。だが……

 もしかしたら、不老の果実は、この目線の彼方にあるのかもしれないと思うと。


 眺めていても、何かが変わるわけじゃない。俺は居室に引き返した。

 ティズが何を考えているのかはわからないが、なんと俺に割り当てられた部屋は、この最上階、まさしく族長の個室だった。ジルを寝かせたのとは反対側、北側に面した一室だ。

 北向きの部屋と聞くとどうなのかと思ってしまうのだが、不都合はないらしい。縞瑪瑙の月も半ばだが、この地域では太陽がほぼ真上にやってくる。

 渡り廊下を引き返し、列柱の狭間をくぐって歩いていく。目に映る景色は、北西方向にあるバタンの正門と、そのすぐ下にある斜面、そして遠くに連なる岩山に変わる。


 だが、そこで視界の隅に砂埃が見えた。

 身を乗り出して注視する。あれは軍勢だ。敵ではない。赤の血盟の同盟旗を掲げている。よく見ると、黒と白の旗もある。つまり、ニザーンだ。

 今頃、何しにきたんだ。戦闘が終わってもう四日も経つ。本当に、アラティサールは来るとしても、いつもいつも遅れてやってくる。ハリジョンでも、フィアナコンでも、そしてここバタンでも。


 嫌悪感が先に立つとはいえ、出迎えないわけにもいかない。俺は軽く身支度すると、下に降りることにした。


「あっ、おーい!」


 だが、中央市場のすぐ上、陸橋の終端に降りたところで、下から声をかけられた。手摺りを掴みながら見下ろすと、ラークが手を振っている。


「面会だ」

「わかってます。ニザーンですね」

「それは後だ」

「誰ですか」

「ここでは話せない」


 変なことを言う。じゃあ、誰が俺と話をしたいというのか。

 階段を降りると、ラークは俺の先に立って歩き始めた。東側に繋がる暗い通路を抜けると、頭上に陸橋の影があるだけの、東側の街区に出る。

 この大通りをしばらく進み、あるところで右手に折れる。家々の様子が少し変わる。商店ではなく住宅、それも小ぎれいなものばかりだ。その中でも一際大きな家に、ラークは踏み込んでいく。


「ここで待っていてくれ」

「誰なんですか」

「私もよくは知らないんだ」


 富を築いた商人の応接間らしい。といっても調度品のほとんどは略奪されてしまっている。それでも持ち運びに適さないソファやテーブルはそのままだった。三方は暗い石の壁だが、一方が小さな中庭に向けて開かれていた。そこには緑の癒しを求めてか、樹木や草花が所狭しと植えられている。なんと皮肉なことか。可憐な薄紅色の花々は、家の主が変わったのに、今日も暢気に青空を眺めていた。


 ラークが立ち去り、無人の応接室で待つことしばらく、また入口の方から慌ただしさを感じさせる足音が聞こえてきた。来客だと思って、俺はソファから立ち上がる。

 誰かが駆けこんでくる。力のない、不規則で軽い足音だ。いったい、誰……


 その姿が見えたとき、俺は棒立ちになった。声も出ない。何も考えられなくなった。

 黒いローブの袖から、身長より長い金属の杖が滑り落ち、床に横倒しになって音をたてる。彼女はよろめきながら、歩み寄ってきた。


 先日、夢に見たばかりだったのに。

 いや、あれは本当に夢だったのか?


 気付くと、ノーラは俺の肩に顔を埋め、声を殺して泣いていた。

 頭を一打ちされたみたいに、俺はいまだに衝撃から立ち直れずにいた。そこにまた、聞き覚えのある足音が続く。


「ペルジャラナン!?」

「ギィ」


 なぜ?

 あの時、赤竜の谷の洪水に巻き込まれたはずでは……


「ファルス、このトカゲもお前の知り合いなのか」


 二人を案内してきてくれたのは、ジルだったらしい。横にラークもいる。

 だが、事情を説明する余裕もなく、俺は頭の中がいっぱいになってしまっていた。結局、ラークが俺とノーラを引き剥がし、座らせてくれるのを待たねばならなかった。


 あれから何があったのか。


 ノーラとペルジャラナンは、およそ二ヶ月前に洪水に飲み込まれ、俺とはぐれた。俺は一週間かけて周囲を探索し続けたが、二人を発見することはできなかった。その時、二人は何をしていたのか?

 要領を得ないのだが、気がつくと二人とも、岩場に投げ出されていたそうだ。想像でしかないが、波に運ばれて赤竜の谷の高台に打ち上げられたということらしい。意識を取り戻した時、水はほとんど引いていたが、二人は動けなかった。どうも洪水に流された際に体中をあちこちにぶつけたらしく、特にペルジャラナンの負傷がひどかったという。

 それで三日ほどしてから、二人はのろのろと動き始めた。高台の上から降りるのは一苦労だったが、なぜか赤竜が襲ってこなかったので、落ち着いて時間をかけて移動することができた。谷底まで辿り着き、やっとここで水を飲むことができた。相当な空腹感はあったが食料はなく、二人とも危険を承知でまっすぐ谷の外を目指した。相変わらず赤竜は二人を無視し続けた。

 谷の出口まで辿り着いたとき、ノーラが空腹の限界に達して、ついに歩けなくなった。ペルジャラナンは彼女を抱えて周囲をうろつきまわり、食べられるものを必死で探した。当然、ろくなものはない。幸い、砂漠での生き延び方を知っていたペルジャラナンは、サボテンの他、トカゲ、サソリ、クモ……なんでもかんでも捕まえて、無理やりノーラに食べさせた。


 話を総合すると、よくわからなくなってくる。では、俺が二人の捜索を断念して谷を去ったのと、二人が谷を出たのと、あまり時間差がないことになる。俺は一週間もかけて二人を探したのに。


 俺はこの後、すべてを失った衝撃に混乱しながら北上し、およそ一週間後にアーズン城に到着する。しかし、二人は遠くまで移動しなかった。というより、できなかった。衰弱したノーラに砂漠の粗末な食事を与え、日中は休み続けた。二人が動けるようになったのは、俺がティズの顔を見た頃だ。

 それから間を置かず、俺はブスタンに向かった。しかし、その時点でやっと二人は北上し始める。近くにファルスの姿がない、これは自分達を発見できなかったからだ。とすればティズに会うのではないかと。その推測は正しかったが、二人がアーズン城に到着した時点では、俺はブスタンにいた。おまけにアーズン城の周囲には、既にセミン、フマル、フィアンの連合軍が殺到していて、近付けなかった。遠巻きに戦争の様子を眺めながら、二人は途方に暮れた。


 散々悩んだ結果、次の行先はブスタンに決めたらしい。ところが、サハリアの地理に詳しいのでもなく、また戦火を避けるために大回りしたこともあって、二人が行き着いてしまったのはジャリマコンだった。

 しかし、そう悪い結果でもなかったといえる。背負い袋をなくしていたノーラだったが、非常用のお金は残っていた。それで最低限の道具や食料を手に入れることができた。また市内に立ち入る際、ペルジャラナンの存在が問題になったが、ノーラはこれも逆手に取る。人間の命令を聞く珍獣として見世物にし、多少の金銭を得た。これも生活費の足しになった。

 しかし、時間が経つにつれ、人の注目が集まるようになると、ノーラ達は街に留まることの不利益を感じるようになった。このまま船に乗ってピュリスに帰るのならともかく、ファルスの捜索を続行するのなら、出発しなければならない。予定通り、彼女はブスタンを目指した。ファルスの行先として予想できるのはネッキャメルの拠点で、その中でもハリジョンは遠すぎた。船で行くにせよ、今は既に戦時中で危険が大きいためだ。

 ブスタンに到着すると、戦闘は終結しており、フマルとセミンの連合軍は撤退していた。しかしここで、ノーラは初めての手がかりを得る。それはそうだ。あれだけ暴れまわり、処刑台の上でラークの手柄を強調した少年戦士。名乗りこそなかったものの、人の記憶には残るものだ。


 ファルスが復讐のために戦いに身を投じたらしいと確信した彼女は、アーズン城を目指すことにした。だが、馬もなく徒歩での移動には時間がかかる。到着した頃には、城下には壊滅した黒の鉄鎖の陣営が残るばかりだった。しかも、リザードマンを連れ歩く少女など不審者でしかなく、戦時中の城塞を訪ねるなどできそうにもなかった。

 行先に迷い、小さな水場を経由して彷徨い続けたが、それも長くはなかった。あるところでジャニブ氏族の避難民に遭遇し、フィアン氏族の裏切りを知る。となれば、行先はフィアナコンに違いない。だがここでもまた、一足違いで間に合わなかった。アラティサールが到着した翌日には、赤の血盟は東に向けて進軍してしまった。ノーラがその近郊に辿り着いたのは、その翌日だ。

 ニアミスに次ぐニアミスにもかかわらず、彼女はバタンを目指した。道中、撤退するニザーンの軍勢を見ては隠れ、迷いつつもまた先を目指したが、後ろから赤の血盟の騎兵に出会った。


「シジャブ様が?」

「最初は二人とも魔物だと思ったらしい」


 開けた場所でネッキャメルの騎兵に取り囲まれた二人だったが、ノーラは冷静に対処した。反撃せず、顔を見せてはっきりとものを言ったことで、報告を受けたシジャブが馬を駆けさせ、身元を確認した。

 それで二人は以後、彼に保護された状態で、バタンまでやってきた。


「でも、なぜシジャブ様がこちらへ」

「疑問に思うことか? ニザーンが敗走して、フィアナコンまで引き揚げてきたんだ。で、門を開けろという。シジャブ様は、こう言ってはなんだが、気の短い方でな……それならすぐに救援に赴くべしといって、アラティサールと共にすぐバタンに急行したんだ」


 逃げ帰った同盟軍を叱咤して、同胞を救うべく手勢を率いて駆け付けた、か。

 そこまでは一応、これで納得はできた。


 だが、最大の問題が取り残されている。そのことに、誰一人疑問を抱いていない……


「どうした? 顔色悪いぞ」


 ラークに指摘されて、やっと気付いた。

 俺は手を握り締めていた。背中に冷たい汗が滲んでいる。


「あ、はい」

「気分が悪いのか」

「いえ、そんな大変な思いをしていたのか、と」


 上の空だ。


「ラークさん、ノーラとペルジャラナンに安全な宿を手配していただけませんか。ここまで道中、ろくなものを食べてなかったでしょうし、まずは休養を」

「そうだな」

「私は平気」


 とノーラは主張するが、明らかにやつれていた。

 繰り返し飢えと渇きにさらされ、夜は極寒、昼は灼熱の太陽の下を歩き続けた。平気なはずがない。


「ラークさん、お願いします」

「そうだな。この後、呼ばれるだろうし」

「ノーラ、ニザーンの族長が来たから、僕は会議に行かないといけない。もうすぐ呼ばれる。後で行くから」


 そう理屈をつけると、彼女もしぶしぶ従って、ソファから立ち上がった。

 二人を連れて行くとき、ジルが一度だけ振り返って怪訝そうな目で俺を見たが、気にかけている余裕などなかった。


 全員が部屋を去ってしばらく、俺は大きな溜息をついた。

 そういうことだったのか、と。


 解けた謎は半分だけだ。


 なぜこの戦争が引き起こされたのかはわからない。俺を襲ったあの黒い影が何者だったのかも不明なまま。

 だが、誰が俺をこの戦争に巻き込んだのか、そしてどうしてノーラ達が生き延びたのか。それはわかった。


 まず、使徒だ。

 あれは俺に人間をやめて欲しいと考えている。だからこそ、スーディアでもあれだけ大掛かりな準備を進めてきた。結果として最低の成績を残したこの俺だが、それで諦めるような奴じゃない。

 この戦争が……とフォーカスするから間違う。使徒の狙いは、俺から人の心を奪うこと。そのためには悲嘆に暮れ、絶望に沈み、憎悪に燃えるのが何よりよい。奴はずっと、その機会をことあるごとに狙ってきた。人形の迷宮にいるうちから。

 早い話が、あの黒い蝶の髪飾り。腐蝕魔術のための道具としては最高級だ。あんなものをくれた理由など一つしかない。ノーラを俺の横で戦わせるためだ。しかし、戦いは危険なものだし、何より腐蝕魔術自体がリスクの塊でもある。不用意な使い方をすることで彼女が死ねば、願ったりかなったりだ。

 これはただノーラが死ねばいいという話ではない。使徒なら、いきなりやってきて一方的に彼女を殺すくらい朝飯前だ。だが、それでは利益がない。悪意ある行動をとらず、わざわざ最高の武器を与えて、精いっぱいの援助をした上で、なお死んでいく。それを俺に見せつけることに意味がある。

 だが、人形の迷宮で事故が起きる可能性は、そこまで高くないと見越していたのだろう。奴にとっての本命は、やはりこの戦争だった。要するに、台本通りにいけば、こうなっていた。


『赤竜の谷でミルークとノーラが死ぬ。怒り狂った俺は赤の血盟に身を投じて戦う。そこでキジルモクの傭兵部隊と遭遇して、ガッシュやキースといった知人を自ら殺害する』


 そしてそれは、その通りになるはずだった。偶然が重ならなければ。

 だが、それは偶然に見える必然だった。


 思えばおかしな話だ。あれだけの力を誇る使徒ともあろうものが、スーディアではいくつも失策をやらかした。例えば、現場に駆けつけてしかるべきワノノマの姫巫女候補、ヒジリは来なかった。龍神の手先であるマペイジィも、やむなく自らの手で葬っている。どちらも俺と敵対させたかったはずだ。そうすれば俺が女神や龍神の側に肩入れする可能性が消えるから。

 人形の迷宮でも、予定が狂ってしまった。ガッシュは俺と出会うことなく、そのままアルカンの命令でジャンヌゥボンに赴き、今回の戦争に参加していたはずだった。キースは傭兵に戻る気はないと言っていたが、これもどうなっていたかわからない。というのも、彼は欲得では動かなくとも、人間では動くからだ。迷宮の探索を手伝ってくれたのも、顔見知りの俺の頼みだったから。そして、ガッシュは不器用ながら、誠実さがある。

 そして今回もそうだ。大骨を折って俺とミルークの再会を演出したのに、肝心なところでノーラを殺し損ねた。わざわざ事故を装ってロープの結び目を解いたり、切ったりした。しっかり繋いだはずの俺とペルジャラナンの手を滑らせた。そこまでしたのに。

 あんな大洪水に巻き込まれれば、誰だって助からない。それが偶然、高台に打ち上げられた? そんなバカなことがあるものか。あったとしても、使徒ならもう一度水の中に放り込む。


 この数々のほつれを説明するものは一つしかない。使徒の動きを妨害する何者かの存在だ。

 そして、それが可能で、かつ俺に敵対的でないとなると、一人しか思いつかない。


 シーラだ。


 他は条件を満たし得ない。例えばヘミュービにも相当な力があるとみられるが、あれは人間なんか助けないし、俺を見つけたら殺すんじゃないか。モゥハならまた違った態度もあるかもしれないが、そもそも俺とは面識がない。

 贖罪の民ならノーラ達に見られて困ることもないので、手助けしてくれるなら姿を見せるはずだ。ただ、洪水の中から二人を助け出せるだけの力量はなさそうだ。これはワノノマの魔物討伐隊についても同じことが言える。

 モーン・ナー? アルジャラードみたいな悪魔を派遣すればそれくらいはできそうだが、やる理由がない。


 シーラには不可視の羽衣がある。だからこっそり偶然を装って二人を自ら救い出し、その後は赤竜や使徒の目を欺いた。

 だが、俺をそこに含めることはできなかった。既にミルークに死なれてしまったし、周囲には赤竜がいる。彼女の羽衣は、内側にいる誰かが敵意を抱けば、その権能を失う。それに、使徒は俺に注目しているのだ。行方不明になれば、確実に大きな注意が向けられてしまう。


 そうしてみると、ガッシュが人形の迷宮でわざわざ水漏れの調査のために送り出されたのも、何か裏で手引きしていたのかもしれない。ビルムラールみたいな有能な男との出会いも、思えば偶然に見えた作為だった。迷宮深部の危険に対応するのに、あれほど適当な人材は他にいなかったのだから。


 つまり、この戦争が誰の企てであったにせよ、使徒はそれに便乗したし、シーラはそれを妨害しようとした。

 何も知らない俺達人間の頭上で、神々が暗闘を繰り広げていたのだ。


 では不明な点は?

 誰がこの戦争の黒幕か、だ。俺を襲った黒い影、そして絶大な魔力で赤の血盟を壊滅寸前に追いやったあの地震と暴風。あれは誰が用立てたのか?

 だが、ここまで条件が絞られてくると、その答えも自然と限られる……


 そこまで考えたとき、俺はやっと自分の異常に気付いた。

 四日前、バタンを陥落させた夜、俺は無性に人を殺したくなった。実際に殺した。酒を飲むでもなく、女を抱くでもなく、人殺しにしか興味を抱けなくなっていた。


 何かが、目に見えない何者かが、俺の意思の中に食い込んできている。だが、それが何なのかがよくわからない。

 以前には、そんな可能性はないと思っていた。俺にはその手の魔法や神通力が効きにくいのだから。しかし、それも本当に確かと言えるのか。

 このままでは駄目だ。どこに流れ着いてしまうのか。それを思うと、恐ろしくてならなかった。


「ファルス! まだいるか?」


 不意にラークの声が外から聞こえた。

 俺は慌てて立ち上がり、返事をした。


「今、行きます」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る