ディン・フリュミー、その後の二年間

 一階の食堂の隅。がらんとした四角いスペースで、足元はざらざらした石の床……道路と地続きになっている……そして壁は年月を経てくたびれた風情の木の板だ。

 まだ朝早いのだが、既にしてこの時間から、空気には熱が感じられる。じっとしていればともかく、少しでも歩き回ったら、すぐ汗だくになるだろう。


 そこで俺はノーラと朝食を摂っていた。内心、軽く舌打ちしながら。

 フリュミーが子爵家に仕えていた頃、ここを宿泊先に選んでいた理由。それは、出てくる料理がフォレス風だからだ。果汁を絞ったジュースにパン。チーズ。目玉焼き。それにサラダ。トヴィーティア出身の未熟な船員達が、不慣れな料理に悩まされないよう、配慮していたわけだ。


「フォレスティアの料理もあるのね」

「一応、フォレス人の居留地だから」


 ムスタムの歴史も、実は東方大陸のインセリア王国と大差ない。要はセリパシア帝国の圧力ゆえに、海を渡ったフォレス人がいたというだけのこと。ただ、当然ながら、ここムスタムには古いフォレス語の文字なんて残ってはいない。本土と近過ぎるためだ。

 ここは各勢力の緩衝地帯だった。東にはサハリア人の豪族達、その向こうには南方大陸のポロルカ帝国が、西にはセリパシア帝国が控えていた。だから、あちこちに頭を下げながらとはいえ、うまく独立を保つことができた。しかし、王国を築けるほどの領土拡張の余地はなく、都市国家として存続するのが精いっぱいだった。

 ギシアン・チーレムの世界統一によって、ムスタムは帝都の直轄都市の一つになった。要は東方大陸の旧インセリア王国の跡地みたいなもので、帝都が支配する飛び地の領土になったのだ。その状態が三百年続いた。

 しかし、諸国戦争を経た暗黒時代以降は、また緩衝地帯としての立ち位置に逆戻りした。海を渡った北側には分裂したフォレスティア王国、真南には人形の迷宮や赤竜の谷があり、付近は広大な砂漠に囲まれている。そして帝都の支配も持続されなかった。遠方過ぎて、力が及ばなくなったのだ。

 とはいえ、ずっと独立を維持できたわけではない。海洋王国だったピュリスの艦隊がムスタムに押し寄せ、一時は属国の地位に甘んじなくてはならなかった。だが最終的にはフォレスティア王国に協力する姿勢をみせて、ピュリスに反旗を翻した。

 そういった経緯から、エスタ=フォレスティア王国としては、ムスタムの独立を認めないわけにはいかなくなった。また、正統なフォレスティア王の継承者を自認するシモール=フォレスティア王国としても、旧帝国領に侵攻する大義名分がない。かつまた、隣国との緊張を高めることにも繋がるので、結局、今でもムスタムは自由都市の地位を保っている。


「ノーラ」

「なぁに」

「大事な話がある」


 さて、どうやってノーラの心を折るか。

 自信を奪えばいい。そのためには、自分が役立たずなのだと思い知らせるのがいい。


「僕が偉そうに言えることではないけど、人にとって、自分の心は一番大切なものだ」

「うん」

「それを勝手に読み取ったり、書き換えたりするのは、いいことじゃない」

「わかるわ」

「この前は非常時だったから仕方ない。だけど、本当はそういうことをノーラにして欲しくないんだ」


 精神操作魔術の力を奪い取る。

 すると、残るのはただの少女だ。多少、棒術を習っただけの。


「それに、キース……前に話したよね? ほら、有名な傭兵の、あのキース・マイアスだ……彼も言っていた。そういう力に頼ると、弱くなるって」

「そうなの?」

「だから、僕はこれから、ノーラからその力を剥ぎ取ろうと思う」


 俺の度重なる要求を無視してここに居座っているのだ。警告だけではない。そろそろ実力行使しなくては。


「いいんじゃないかしら」

「これまでのようには、力を振るえなくなるんだぞ。ああ、でも、安心してほしい。ピュリスに帰るときには、ちゃんと元通りにするから」

「うん」


 だが、彼女はケロッとしていた。

 まぁいい。とにかく、魔術はもう、使わせない。今、奪い取ったから、これで好き勝手に人の心を覗き見ることもできない。


「はい、もう使えなくなったよ」

「本当? じゃあ……」


 部屋の隅から、割と近くで飲食している船員達に目を向ける。そして何事か呟くが……


「本当ね。何もできなくなってる」

「わかっただろう。急に不便になると、どれだけ困るか」

「元通りになっただけだし、これでいいわ」


 強がりなのか、本気なのか。

 だが、そのうちに思い知るはずだ。


「それより、ねぇ、ファルス」

「なに?」

「これからどうするの? 何日くらい、ここにはいるつもりなのかしら」


 ノーラが疲弊して、帰りたくなるまでだ。

 数日もすれば、腹痛に悩まされる。旅慣れない人は、生水の怖さを知らないからだ。そこで帰国を持ち掛けよう。


「体が慣れるまで、少しのんびりするよ。人形の迷宮がある辺りは、砂漠のど真ん中だからね。ここよりもっと水が少ないし、水質も悪いらしい。急がないほうがいい」

「だったら、せっかくムスタムまで来たのなら」


 フォークを置くと、彼女は顔をあげた。


「ご挨拶に行かない?」

「挨拶?」

「ほら、ファルスがお世話になったっていう……ディン・フリュミーさんのおうちも、ここにあるんでしょう?」


 そういえば、そうだった。

 もう二年にもなるか。まだ幼いサーシャを連れて、彼はムスタムに渡った。今、どうしているだろうか。


「まぁ、そうだね」


 だが、俺は歯切れが悪かった。

 これから人形の迷宮に行く。永遠に眠るのだ。人との縁を結び直して、いったいどうしようというのか。


「そうそうお会いできるのでもないし、顔くらい出さないと失礼じゃないかしら」

「んー……そういう考え方もできるか」


 しかし、彼は船乗りだ。

 ずっと自宅にいるとは考えにくい。食い扶持を稼がないといけないのだから、否応なく海に出る。


「でも、いないかもしれないけど」

「それならそれで、仕方ないってだけじゃない」

「わかった」


 特に予定もない。

 腰は重かったが、俺は同意した。


 散々探し回る羽目になったが、昼頃にはようやく目的地に辿り着くことができていた。

 フリュミー家は、先代が貧乏貴族の息子で、それが毛並みの良さを買われて入り婿でこの地に根付いた。だからムスタムの富裕層が暮らす地区、港の正面から見て右側内陸方面、少し奥まった場所に居を構えている。ただ、そこにいるのは彼の兄の一家で、次男坊のディンはというと、そこよりは少し海に近い一軒家を借りていた。

 少し意外な気がした。家族といっても、彼が連れているのは末娘のサーシャのみ。それなら親戚の家に預けっ放しでよさそうなものなのだが。

 目の前にある家は、高級住宅地の外れに位置していた。少々こじゃれてはいるものの、さほどの豪邸というのでもない。小ぶりな二階建ての木造住宅。全体が白く塗装されていて、小さな庭もある。花壇には真っ赤な花が咲いていた。そして家を囲うのは緑色の錆に覆われた金属の柵。中を垣間見ることもできる。

 だが、どちらかというと、中から外を見たいのかもしれない。ちょっとした高台の上にあるおかげで、ここまで来るのに随分と難儀をさせられたが、北方を見渡せば、そこにはムスタムの港と、その向こうに広がる内海とが視界に入る。


 しかし、それにしても。今日は少し雲が出ていたが、紅玉の月の終わりとあって、相当な暑さだった。宿を出る前から、これは大変だと思ってはいたのだが、案の定、全身が汗でベトベトになってしまった。この日差しなので、日焼けが日焼けで済まず、火傷になりそうだ。だから俺は長袖の上に旅の外套まで羽織っていた。しかし、ノーラはもっと悲惨で、なぜか黒いローブを身に纏ったまま……いや、なぜかではなくて、ピュリスから出てきたのがこの格好で、上着を新調できずにいるからなのだが……だから、暑いなんてものではなさそうに見える。


「ごめんください」


 俺が門前で声をかけると、ややあって人影がのっそりと近付いてきた。

 年老いたサハリア人だ。真っ白な髪が短く切り揃えられている。皺だらけの日焼けした顔、細い目が印象的な男だった。色味も何もないくたびれた服を着ているが、多分彼は、下男のような立場にあるのだろう。庭師をしたり、門番を引き受けたり、荷物持ちになったりする。


「はい、どなたでしょうか」


 しゃがれた声でそう応対する。口調には落ち着きがあり、粗野な印象はなかった。


「ピュリスより参りました、ファルス・リンガと申します。このように腕輪を身に帯びておりまして、怪しいものではございません。ディン様はご在宅でしょうか」


 彼は俺とノーラを見比べると、すぐ我に返った。

 子供だけで何しにきたんだとでも思ったのだろう。


「少々お待ちください」


 そう言うと、彼は速足で建物の中に引き返していった。

 さほど待たされることもなく、俺達は速やかに家の中へと招かれた。日中の暑さを考えれば、屋外に立たせ続けるなど、非礼の極みだからだ。


「ようこそおいでくださいました」


 しかし、俺達を出迎えたのは、会ったこともない中年女性だった。

 肌はやや浅黒いが、サハリア人ほどではない。とすると、フォレス人とのハーフだろうか。髪の色は黒く、多少縮れている。表情にはどこか上品なものが見て取れる。身に纏っているのはメイド服だから、立場としてはフリュミー家の召使なのだろう。


 玄関から応接間に通され、椅子に座るよう身振りで示された。南国というか、砂漠のお隣さんなだけあって、椅子もふかふかのソファだったりはしない。木の骨格に何か丈夫な植物の繊維をメッシュ状に編みこんだものだ。

 この部屋に立ち入ると、すっと涼しさを感じた。日差しが遮られ、風が入るようにできているのだ。それと、何かのお香の匂いも染みついている。不快な汗の臭いを忘れさせてくれるのだ。

 客人をもてなすための部屋だからだろうが、やはり多少は飾り立てられている。ディンが各地を旅する中で拾い上げ、持ち帰った品々が置かれているのだ。一番目立つのは、やはり棚の上に並べられた色とりどりの鱗だ。赤、青、緑……どれも形は悪いし、傷だらけだが、それでもなお値打ちがある。なぜなら、これらは竜の鱗だからだ。それと南方大陸で作られたと思しき木彫りの女神なんかが目を引く。黒ずんだ素材を丁寧に彫り込んだものだが、随分と古びている。どの女神を称えて拵えたのだろうか。


「遠方よりわざわざ我が家を訪ねていただけるとは、この上ない喜びです」


 そういって彼女は身を折った。

 気持ちとしては立ち上がって頭を下げたいのだが、そこをぐっとこらえた。彼女は俺の身分を知っている。王の騎士が、ただの小姓の使用人にペコペコするのは、この世界では一般的ではない。


「失礼ながら、まだお名前をお伺いしておりませんが」

「申し遅れました。私、ハディマ・ヤルダンと申します。母の代より、フリュミー家とは深いご縁がございます」


 そう自己紹介しながら、彼女はまた、深々と頭を下げた。


「こちらにディン様はおいでではないのでしょうか」

「はい。主人はたった二ヶ月ほど前にまた、乞われて海に出ました。また南方大陸と帝都に向かわれるのだと思います」

「今、こちらの家を取り仕切っておいでなのは、あなたでしょうか」

「主人の娘であるサーシャ様こそ、今の主ではございますが、いまだ幼いため、差し出がましくも私が万事を引き受けております」


 俺は頷くと、対面の椅子を指して言った。


「では、いろいろお伺いしたいので、どうかお座りいただけませんか」

「主人の座に私が身を置いてよいものでしょうか」

「主人がやってきたら、席を立てばよろしいかと思います」


 相手が立ったまま、こちらが座っていたのでは、話しにくいのだ。それは彼女もわかっているのだろう。逆らいもせず、一礼して真向かいに腰を下ろした。


「先に僕とディン様の関係について申し上げておきたいと思いますが」

「まぁ、ファルス様、私も多少は存じ上げております。先に主人が仕えていたエンバイオ家にて、ご縁がおありだったとのこと。その後、二年ほど前の擾乱の際には、年少ながら逆賊を討つご活躍。ムスタムはピュリスからもごく近うございますから、それくらいは聞き及んでおります」


 話が早くて助かる。


「主人も、ファルス様ほどではございませんが、やはりこの二年で身を立てることに成功致しました」

「よかったです。いったいどのような」

「あの当時は、南方大陸西岸の海峡が通れない状態になっておりまして……」


 俺が王都の内乱に巻き込まれていた時期、サハリア東部も緊張が増していた。北方を支配する『赤の血盟』と、南部を押さえている『黒の鉄鎖』が、今にも衝突しそうな状況になっていた。

 赤の血盟といえば、俺もよく知るネッキャメル氏族が有力な部族の一つとして名を連ねている豪族の連合だ。彼らの富は、領土からは生まれない。一応、いくつかのオアシスを保有し、そこにデーツ農園などもあったりはするのだが、なんといっても利益の中心は、南方大陸との海峡、通商の利権によって生じる。対岸の商業都市の数々、例えばティンプー王国の海港であるキトはサハリア側に租借されており、徴税権まで握られてしまっている。

 それだけに、誰が交易の主導権を握るのかが、彼らにとっての重大事となる。もともと揉め事になりやすい地域なのだ。しかも、何十年も前からエスタ=フォレスティア王国が、南北の対立を煽ってきたこともあり、この地域ではずっと不安定な状況が続いてきた。


「ですが、帝都では南方大陸の物産の需要が高まっておりました。そこで主人は東岸経由で南方を目指すことにしたのです」

「それは、かなり危険なのでは」


 南方大陸の南端を占めるポロルカ王国に向かうのであれば、通常のルートは西岸の商業都市を経由するものとなる。いわゆる『真珠の首飾り』と称される海域だ。サハリア人の紛争を別とすれば、治安も悪くないし、海もそうそう荒れたりはしない。しかし、東回りのルートはというと……


「そこは経験でございますよ。青竜に追い掛け回されたこともあると」

「命からがらですね」


 南方大陸を十字架の形に見立てると、真ん中と向かって右側の腕が、実質、魔境になってしまっている。

 真ん中は、言わずと知れた大森林で、これを征服するために、南北に拠点が設けられた。現在のクース王国、そこから南方に伸長して生まれたウンク王国、そして大森林の南側に位置するトゥワタリ王国などは、元はといえば統一時代の前線の名残だ。

 これに対して、東側の海岸はというと、その北側にはハンファン系の都市国家が居並んでいるのだが、ポロルカ王国とそれら都市の間の長い海岸線については、ほぼ未開拓の状態で捨て置かれている。一応、人が住む村落などが点在してはいるし、陸上を旅するのもできなくはない。しかし海上はというと、青竜その他海の魔物が出没し、更には治安の空白ということもあって海賊などが跋扈していたりもする。ワノノマの魔物討伐隊の主要な活躍の場も、だからこの辺の海域にある。

 そんな場所を、彼は突っ切っていったのだ。


「ですが、危険の見返りは小さくなく、帝都では莫大な利益をあげることに成功致しました」

「さすがですね」


 幼い娘がいるのに、よくもそんなリスクをとったものだ。いや、だからか?

 彼は身一つでエンバイオ家から追い出された。その前はというと、二十八歳まで独り身で、フラフラとあちこちの港を渡り歩いていた。では、どれほどの貯蓄があったのだろうか? 身を立てようと思ったら、ここらで危険を冒すしかなかったのかもしれない。さもなければ、自分も娘も、兄の一家のお荷物になるしかないのだ。


「では、また帝都と南方大陸を目指して旅立たれたのでしょうか」


 すると、ハディマは溜め息を洩らした。


「主人はそこまでの富を求めていたわけではないのです。まとまったお金ができたので、あとはサーシャ様と静かに暮らしたかったようなのですが……腕利きの船乗りには、人が集まるのがムスタムです。次も是非にと頼まれては断れず」

「また東回りの海を?」

「いいえ」


 苦笑しながら、彼女は答えた。


「サハリア東部の衝突は回避されたとの噂です。今は西岸の都市にも普通に寄港できますから、今回の航海はそんなに危険なものではないそうです」

「それは何よりです」


 これでディンについての話が一段落すると、いきなりハディマが身を乗り出した。


「ところで、ファルス様は、今回はどのような目的でこちらにいらしたのでしょうか」

「人形の迷宮を目指しております。騎士として、いまだに未熟でもあり、我が身を鍛えるためにもと」

「まぁ、それは」


 行先のあまりの危険さに、彼女は一瞬、愛想笑いすら忘れて黙り込んだ。


「ですが、先を急がれるわけでもないのでしょう」

「え、ええ、まぁ……まだサハリアに到着して間がありませんし、少し体を慣らそうと思っています」

「であれば、いかがでしょう。数日の間は、我が家にご逗留いただいては」

「えっ」


 どうしよう。ここに泊まる?

 ハディマは笑顔ではあったが、その眼差しには、どうにも切迫したものが見て取れた。何か事情でもあるのでは……


「遠方から客人がいらしたのに、おもてなしもせずにお引き取りいただいたとあっては、私がお叱りを受けてしまいます。どうか助けると思って、数日はこちらでのんびりお過ごしいただけないでしょうか」

「はぁ」

「まもなく夏の祭りもございますし、そんなに退屈はなさらないかと思います」

「祭り?」


 ハディマは頷くと、ごく簡単に説明した。


「毎年、紫水晶の月に差し掛かる頃、ちょっとしたお祭りがあるのです。いろいろ出し物もございますから、それを見物なさってからというのはいかがでしょうか」


 断ろうとして、あれこれ考えた。

 けれども、よくよく考えても、そうする理由のある話ではなかった。ご迷惑では、なんて言い訳は通用しない。あちらが是非にと望んでいるのだ。


「サーシャ様も、こちらではお一人ですし、何かと寂しい思いもしておいでですから」

「わ、わかりました」


 何か嫌な予感はするのだが、まぁ、何かあったらその時に考えればいいか。別に生き死にの話でもないだろうし。


「ご迷惑でなければ」

「まぁ、ありがとうございます! ファルス様、あなたのご来訪によって、我が家は明るくなりましたわ」

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