サルゲッ……

 既に頭上は橙色を通り越して、藍色に染まりつつある。視界が悪くなればなるほど、こちらが不利になる。ジョイスには土地鑑があるが、俺にはない。それに、読心術や透視の能力が、どのように作用するかはわからないが……近付くだけで、俺の思考が読み取れるとか、暗がりでも俺の姿が見えるとかだと、もう絶望的だ。

 一応、有無を言わさず相手を叩き潰せるだけの力ならある。身体強化薬は、常備するようにしているから、一口含めば、足の速さでも決して負けはしない。だが、これも残り少なくなってきた。それに戦闘力ではこちらのほうが上。使わなくても勝てる相手なのだから、もったいない。

 もったいないといえば、さっきの戦闘、あれもしくじった。あれでジョイスは、俺の強さを思い知ったはずだ。ということは、逃げに徹する。まだ、こちらに攻撃を仕掛けてくれる分には、捕まえるチャンスも増えるのだが。

 残念ながら、今の俺の肉体は、もう少しで八歳というところ。対するジョイスは、十一歳。この三年の違いは大きい。体格の差の分だけ、身体能力が違う。単純に走って逃げられると、どうしようもない。

 それでも……俺の視界の先には、ジョイスが見えている。灰色の上着が、暗い藍色に染まる周囲の風景の中で、浮かび上がって見える。時折、後ろを振り向きながら、また走る。やはりペースが速い。取り残されないように、全力で追いかける。


 とはいえ、道がそんなにいろいろあるわけではない。彼は大きな道に沿って走った。街道沿いに、北東方向へ。さっきイーパが「橋がある」と言った方向だ。

 果たして、まもなく水音が聞こえてくる。かなり下のほうからだ。薄闇の中、白っぽい石造りのアーチが浮かび上がる。足元は断崖絶壁だ。こちら側も、対岸側も、ほぼ垂直な岩の壁となっている。

 橋の半ばまで駆け上がったジョイスは、こちらに振り返る。もうヘトヘトだが、ここで逃がすわけにはいかない。大丈夫、もう少し近付けば、『行動阻害』の呪文だって届く。

 だが、彼の行動は、俺の予想を超えていた。


「クソ野郎、追いつけるモンなら、来てみやがれぇ!」


 怒鳴りつけて俺を挑発したかと思いきや、橋の欄干に縋りつき、ついでそこから身を投げたのだ。


 あっ! と思ったのは一瞬。

 欄干には、太いロープが結ばれていた。ジョイスはその先端にしっかりと捕まって、自身を錘に、まるで振り子のように勢いをつけている。

 なんて命知らずな……呆然とする俺を尻目に、彼はそのまま、自身を橋の下の絶壁に自分を叩きつけた。

 いや。そこにはちょうど、洞穴のような割れ目があったのだ。存外に深い穴らしく、彼の体はすっぽりとその中に滑り込んだ。


 なんて奴だ。まるでサルだ。

 ならば。怖くないといえば嘘になるが、俺はいざとなれば鳥になれる。変身するところは見られたくないが、とにかく、死ぬ危険ならば回避できる。

 同じことをしてやろうと、ロープに手をかける。そこでまた、信じられないものを目にした。


 ロープの先端が、青白い炎に包まれている!?


 ジョイスは、とっくにロープを手放していた。洞穴から離されて、今もプラプラと揺れている。しかも、その際に火をつけたらしい。ご丁寧にも、油をぶっかけた上で、だ。

 なんてことを。これじゃあ、奴自身、あそこから戻れない……


 ……待てよ?


 そんな筈はない。

 ジョイスが今、身を潜めている洞穴。そこから出るには、どうすればいいか? 彼のサル並みの身のこなしがあれば、或いは上手に川原まで下りられるのかもしれないが、それはあまりにリスキーだ。第一、それしか逃走手段がないとした場合、追い詰めるほうが有利ではないか。

 村長は、ジョイスの狼藉から身を守るために、わざわざ自宅に閉じこもっていた。だが、そこまで事態が悪化する前に、村民達はジョイスを成敗しようとしたはずなのだ。実際問題、村民総出で彼を袋叩きにするなら、あの程度の棒術も、神通力も、大して意味をなさない。しかし、恐らく今回と同じ方法で逃げられてしまったのだ。

 人数を揃えて囲んだとなれば、どうしただろう? 崖の上と下に陣取れば、ジョイスを兵糧攻めにできる。実際にそうしたはずだ。ところが、それはうまくいかなかった……


 ならば、あの洞穴の向こうには、出口があるはずだ。

 ただ、それは例えば、川の向こうに見える森の中とか、そういう場所に繋がっている。こうなると、板一枚の上に葉っぱでもかぶせておけば、偽装できてしまう。この広い範囲をしらみつぶしに探して回るわけにもいかない。それで結局、いつの間にか抜け穴から出てきたジョイスが、大人達の目を盗んで村に回り込み、また暴れまわったのだろう。


 では、どうする?

 俺は、薄闇の中、目を凝らす。俺には、奴の隠れ家に至る手段がある。だが、できればそれを見られたくない。まだ奴は、洞穴の入り口にいて、こちらの様子を窺っている。

 よし。


「畜生! このサル! 見てろよ、村人全員掻き集めて、お前をぶっ殺してやるからな!」


 わざと大声をあげ、大袈裟に振る舞う。そして、村のほうに走っていく。

 と見せて、すぐに引き返す。あの洞穴が見える場所で、自分は隠れられるような場所。木の陰に陣取って、洞穴に目を向ける。既に周囲はかなり暗くなっていたが、それでも洞穴だけ、一段と暗く見えるので、区別はつく。

 そこで俺は、周囲を警戒する。問題ない。誰も来ないはずだ。イーパは、ナイススと荷物を見張るのに忙しい。他の村民も、ジョイスを恐れて閉じこもっている。

 俺は服を脱ぎ、それを小さく畳む。持ち込めるのは最低限だ。それと、剣。これは一応、持っておこう。さすがに全裸になると、冬の空気が肌を刺すようだ。そして……念じる。


 久しぶりだ。

 デスホークの肉体に切り替える。翼も含めれば三メートル近い巨体。早速俺は、足元に置いておいた服と剣を、足の爪で挟む。そして二、三度羽ばたくと、もう体は浮き上がっていた。


 俺はふっと舞い上がり、谷間を滑空する。横目で洞穴の中を確認する。

 ただただ暗い。もう一度。やはり、灰色の上着は見えない。こうなれば、賭けだ。

 今度は、まっすぐ洞穴に降り立った。やはり、奥は暗くて、よく見えない。かなり深い穴のようだ。

 周囲に人の気配がないのを確認して、俺は人間の体に戻る。改めて、周囲を見回す。どうやらジョイスは、もう奥に閉じこもっているようだ。


 急いで服を着る。なんにせよ、これが最優先だ。そうして剣を抜き放ち、やっと人心地。もしかしたら、奥のほうで身構えているかもしれない。足音を殺しながら、俺はひたひたと歩いた。裸足なので、物音はしないが、やたらと冷たい。

 しばらくいくと、洞穴は右に折れ曲がっていた。用心しながら、そこを回り込み、更に奥に踏み込む。もう、ほとんど明かりは届かない。完全な闇だ。

 いや、奥のほうに、ごく小さな光の点のようなものが見える。


 にじり寄っていくと、何かが動く気配。

 寝そべっていたジョイスが、跳ね起きたらしい。


「誰だっ!」


 慌てて棒を持つ。いまや、彼の姿をはっきりと確認できる。


 ジョイスは洞穴の行き止まりに立っていた。その頭上には、大きな丸太がいくつも横たわっている。その上に落ち葉やら枝やらが覆いかぶさって、カモフラージュになっているようだ。隙間から月明かりが差し込んできている。


「なっ……なんでだよ! お前、なんで見えなかったんだよ!?」


 変なことを言っている。見えない? 見えているから、こうして怒鳴っているんだろうに。

 まぁ、とりあえずはどうでもいい。


「おとなしくしないと、大怪我するぞ?」


 そう言って、俺は剣を突きつける。


「うっ……」


 勝てないことを悟って、ジョイスは後ずさる。

 とはいえ、頭上の小枝を掻き分けて逃げるにしても、今からでは間に合わない。ジタバタしているうちに、斬り付けられてしまう。俺にそこまでするつもりはないのだが、彼にはそれがわからないのだろうか。読心術はどうした?


「親子揃って泥棒の真似事か。覚悟はできているんだろうな?」


 だが、俺のその一言に、彼は怒りを爆発させた。


「あんな奴と一緒にするな!」


 空気が破裂したんじゃないかと思うほどのキンキン声に、俺は一瞬、たじろいだ。


「俺が泥棒だって? あいつらだって、村の連中だって、同じじゃないか!」

「……どういうこと、だ?」


 まさか、村全体が盗賊の巣とか?

 もしそうなら、イーパが危ない。


「あいつら、汚い奴らばっかりだ! 先に盗んでおいて、俺のことは泥棒かよ! こっちは悪くない! 俺はフクシューしてるんだ!」

「ちょっと待て」

「俺は、あんな奴らの言う通りにはしないぞ! 好き勝手にやってやる! あの嘘つきども……」

「いいから落ち着け」

「ひっ」


 俺は、興奮してまくし立てるジョイスの首元に、冷え冷えとした剣の切っ先を突きつけた。


「わかるように言ってくれ。じゃないと……そんなには待てない」

「畜生……」


 だが、ジョイスは目からポロポロと涙をこぼし、その場にへたりこんだ。


「サディスを返せよ……母さんを返せよっ……」


 そのまま、彼はその場にうずくまり、号泣し始めた。

 俺はというと、ようやく事情をうっすらとだが、察し始めていた。


「サディスというのは、お前の妹だな?」


 返事はない。すすり泣くばかりだ。


「そして、ナイススは、妹を売り飛ばした」

「そうだ!」


 喜怒哀楽の激しいこと。

 ナイススの名前を出すと、ガバッと身を起こして、怒りを露にした。


「それで暴れているのか? でも、それでサディスを取り戻せるのか?」


 心が読めるなら、俺が彼女をセリパス教会に預けたことにも気付けると思うのだが……

 しかし、ジョイスは俯いたまま、そこに座り直した。


「わかってる」


 力なく、枯葉の上に座り込み、ぼそぼそと話し続ける。


「売られた子供の行き先なんて、誰も知らない」


 はて?

 今、俺の心を読もうとしていないのか? それとも、まさか「読めない」のか?

 そういえば、さっき、俺と戦った時も変だった。あまりに無防備で、最初から動揺していたっけ。


「じゃあ、どうして暴れている? なぜ泥棒みたいなことを? 村だけじゃなく、ここを通る旅人にも迷惑がかかっているんだぞ」

「やられっぱなしでいろってか!」


 またカッとなった。

 本当に表情がコロコロ変わる奴だ。


「外の奴らは、母さんやサディスを買っていったんだぞ」

「売られたってのは、どうしてわかった? ナイススがそう言ったのか」

「いいや、何も教えてもらえなかった」


 発言は誘導しないと。

 心が読めることを、俺が知っていると知られるのは、やはりよくない。どういうわけか、俺の心は、読み取れないらしいから。


「じゃあ、どうして?」

「いきなりなんだけど。人の考えてることが、わかるようになった」


 きた。

 白状させたぞ。


「最初、妹がいなくなって。俺はあちこち探し回った。だけど、父さんは何も言わなくて、いつも通りだった。何かおかしいと思ったんだ」

「うん」

「だから、最初は村のあちこちを探した。だけどそれじゃあ見つからないと思って、村長の家に忍び込んだんだ」


 いわゆる、大人同士の寄り合いというやつだ。そこにジョイスは、忍び込むことにした。

 三年前のジョイスは、今の俺より少し小さいくらいの、小柄な少年だった。だから、手足を折り畳めば、大きな鍋の中に身を潜めることもできた。大人同士の話し合いでは、最後には芋を茹でて食べたりする。それに使う鍋の中に隠れることにしたのだ。

 蓋を開けられたら、すべてバレてしまう。そこは仕方ない。ただ、中身を悟られない工夫ならばあった。芋入りスープであるかのように見せかけようと、彼は中に水を入れ、その中に縮こまったのだ。

 彼は、ある意味、幸運だった。その鍋を大人の誰かが持ち上げた。中身が入っていると判断して、そいつはそのまま、村長の家の広間の、竈の上に据えた。

 そうして、彼らの会議を耳にしたのだ。


「びっくりしたよ。今度は、俺を売り飛ばそうとしてたんだ」


 三年前。それは、ティンティナブリア全域に、またも飢餓が広がった時期だ。

 この場合、売り出されるのは、まず若い女性からだ。続いて、働き盛りの男が出されることもある。ジョイスは? まだ少年だったが、判断の難しいところだった。労働力としては半人前。だが、ティック家の跡取りだ。

 しかし、そもそもナイスス自身は、ジョイスを売り飛ばしても構わないと考えていた。息子がすぐ近くに隠れているとも知らずに、彼はやむなく手放すとの意思表示をしてしまった。


「見ただろ? 村の中」

「え? ああ」

「静かだったろ」

「うん……それが?」

「子供がいないからなんだぜ……」


 話し合いは終わった。鍋の中で、ジョイスは絶望に打ちひしがれていた。

 だが、その時、大人達は、竈の上の鍋に意識を戻した。


 誰がわざわざ芋を入れてくれたのか。今は飢饉で、大人同士の寄り合いとはいえ、最後に食べ物を振舞う余裕なんてないはずだが。村長自身、どうしてここに鍋があるのか、わからなかった。だが、中身が入っていたから、と誰かが言った。それで村長も、妻か誰かが勝手に用意したのだろうと一人合点した。

 それなら、と誰かが竈に火を点した。最初はじりじりと、次第に我慢できないほどの熱が、鍋の中に充満した。


 話し合いを盗み聞きしていた事実を知られたくない。だが、この熱さには耐え切れない。極限状況の中で、ジョイスは視界が歪むのを感じた。

 どうにも我慢できなくなって、ついに彼は鍋の蓋を蹴飛ばし、床の下に転がり出た。苦痛に喘ぎながら、彼は大人達の顔を仰ぎ見た。その時だ。


「大人達の声が、二重に聞こえたんだ」


 最初、言葉とは別に、何かの音声が聞こえてくるので、びっくりしたらしい。特に、相手に視線を向けていると、それがはっきりした。だが、特に目を向けなくても、意識するだけで、なんとなく伝わってくるものがあった。


「すぐにわかった。こいつらの本音がわかるようになったんだって」


 それだけではなかった。彼はまた、壁の向こうが透けて見えるようになったのを発見した。これも意識すれば、それができるというだけで、いつでもなんでも透けて見えるわけではない。ただ、意識すると透けてしまうので、気持ち一つで視界がおかしなことになるのだが。


 ともあれ、鍋から這い出てきた彼を見て、大人達はまず驚き、続いて気遣うような言葉を口にした。心配させてすまなかった、あれは冗談だ、お前を売り飛ばすなんて真似はしない……

 だが、既に神通力に目覚めていた彼には、通用しなかった。こいつらは嘘をついている。


 とりあえずは自宅に帰された彼だが、ようやく元気になって、顔を洗おうとした時、変化に気付いた。

 瞳が真っ赤に、眼球が金色になっていたのだ。


「それからだ。俺は、この村の連中を、許さないことにしたんだ」


 そういって、彼は足元の土を拳で叩く。

 だいたい事情はわかった。ただ、わからないことがある。


「もう一つだけ、いいかな」

「なんだ?」

「気になっているんだけど……僕の心は読めるのか?」


 今もサディスのことを思い浮かべている。心を読めるのなら、わかるはずだ。


「いいや?」

「なぜ?」

「わかんねぇよ。とにかく、お前は変だ。そこらの石とか壁みたいに、何にも聞こえねぇんだよ」


 はて……?

 なぜだろう?


「そ、そうなんだ」

「はぁ……」


 ジョイスは溜息をついていた。


「どうした?」

「俺のケンカも、これで終わりか。捕まっちまったんだもんな」


 もう立ち上がる気力もない、と言わんばかりに、沈み込んでいる。


 ……さて。

 俺としては、どうしたものか。


「とりあえず、ついてくるんだ」


 村に帰り着く頃には、すっかり夜も更けていた。

 ティック家の庭では、盛大に焚き火が燃え盛っていた。そこには、縛り上げられて転がされたままのナイススと、頭を抱えてしゃがみこむイーパがいた。彼は小声かつ早口に、ブツブツと繰り返している。


「どうしよう、どうしよう、これでフェイ君に何かあったら、俺はもう……」

「ただいま」


 半ば呆れながら、俺は話しかける。


「フェイ君! お、おかえり!」


 喜色満面。憂いは晴れたと言わんばかりだ。

 しかし、俺の後ろにつき従うジョイスを見て、また表情が曇った。


「え……その子は」

「もう大丈夫ですよ。観念したみたいです」


 それで一応、安心したのか、イーパは肩の力を抜いた。


「それはいいけど、どうしよう、これ」

「そうですね」


 俺は、足元に転がるナイススを見下ろしながら、考える。振り返って、ジョイスに尋ねた。


「どうしたい? 父さんを許せるかい?」

「顔も見たくない!」


 彼はハッキリそう言い切った。

 まあ、そうか。ジョイスの乱暴は、村の連中への仕返しであり、自衛のためでもあった。だが、ナイススは、そんな息子の暴力を好機と捉え、俺達の馬や荷物を盗もうとした。こいつはクズだ。


「じゃあ……イーパさん、こうしましょう」


 俺は考えをまとめて、一気に言い切った。


「ナイススは明日の朝に、村長のところへ。泥棒として、きっちり裁いてもらいましょう。それからこの子、ジョイスについては、連れ帰りましょう。ピュリスには、妹のサディスがいますからね」

「なに!? 本当か!」


 今、初めて知った事実に、ジョイスは後ろから俺の肩を揺さぶる。


「僕についてくれば、会えるよ」

「マジか! ずっと心配してたんだ……うほほほっ!」


 彼は、まさしくサルのような叫び声をあげて、喜びを表した。


 これにて一件落着……

 だが、なぜかイーパは溜息をついて、頭を振った。

 気持ちはわかる。この野生のサルのような少年が、旅に同行するのかと思うと。


 ま、大変だと思うけど、頑張ってもらおうか。

 明日も旅の続きだ。さっさと寝るとしよう。

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