いいえ、草むしりが大好きなんです

「昼までだからなー」

「はい」


 俺はしゃがみこんだまま、相手の顔も見ずに返事をする。その間も、忙しく手が動く。今日の仕事は、花壇の除草だ。

 毎日来客があるわけではない。お客様がやってくるなら、俺はオブジェになる。だが、来ないとなれば、ただの奴隷だ。奴隷には奴隷に相応しい仕事がある。屋外での単純な肉体労働がそれだ。とはいえ、非力な子供に期待できることは少ない。ならば、細かいところにまで手の届く、その体の小ささを生かした業務に就かせるのは、まったくもって合理的だ。

 一応、熱中症対策として、また本来のオブジェとしての役割に支障をきたさないため、麦藁帽子に、白い長袖の作業着を与えられている。日焼けや虫刺されがあっては、見栄えが悪くなるからだ。

 既に汗が止まらない。今は柘榴石の月、つまり六月だ。初夏の日差しは思いのほか厳しい。だが、あえて不満は言うまい。こんな仕事でも、立ちっぱなしの飾り物になるよりは、ずっとマシだ。少なくとも、俺にとっては。

 ちなみに、ナギアはというと、全然別の作業を宛がわれている。彼女の普段のお仕事は、女の子らしく、繕い物のお手伝いだ。ゆくゆくは子爵家のメイドとして生きていくのだから、針仕事の一つくらい、覚えないでは済まなかろう。特にこの世界では、裁縫は料理と並んで、女性の必須スキルでもある。

 ところで、今日、草むしりという業務に就いているのは、俺一人ではない。同室の少年達もだ。だが、彼らは、見張りの青年が立ち去ってしまうと、途端に仕事を投げ出した。何もせず、ただ座っていたり、仲間内でじゃれあったりと、早速怠けている。

 こいつら……俺一人に押し付ければいいや、とか考えているんじゃないだろうな?


「あら」


 背後に砂利を踏む音。振り返ると、日傘を差したナギアと、その兄が立っていた。


「今日は、ちゃんとしたお仕事をさせてもらっているのね」


 相変わらずの憎まれ口だ。奴隷の身分に相応しい、ちゃんとしたお仕事。けっ。

 それにしても、服装が余所行きだ。だいたい、いつもの作業はどうした?


「おぅい」


 やや間延びした声。ナギアの隣に立つ兄……ルードが俺をねめつける。いきなり踏み込んでくると、しゃがみこむ俺の脇に詰まれた雑草の塊を蹴散らした。


「無視してんじゃねぇ」


 目に砂が入らないようにと腕で目を庇ったところで、頭上から拳が降ってきた。なにぶん、見えてはいても、この姿勢では避けられない。

 ルードの見た目は、妹とは似ても似つかない。肌もやや浅黒く、髪の毛も普通に茶色だ。何より、顔が全然きれいじゃない。むしろ、なんというか、ところどころごつごつした印象というか。


「ほっときなさいよ」


 ナギアが冷たい声で言った。


「そんなもの殴っても、服が汚れるだけだから」


 言われて、ルードは自分の手元を確認した。幸い、上着は汚れなかったが、最初に雑草を蹴散らしたほうの靴には、うっすら泥がついてしまっている。


「けっ」


 その苛立ちを、また俺にぶつけようとして、彼は思いとどまった。その結果、ますます服が汚れかねない。拳を避けようとした俺が、汚れた軍手で彼の上着を掴まないとも限らないのだ。


「行くわよ。お父さんが待ってるんだから」


 ああ、そういうことか。

 乳母の夫は、商船を一隻、任されている。ピュリスの南に広がる内海で、対岸のサハリアとの交易を繰り返しているのだ。いったん船出すれば、帰ってくるのは、早くて一ヶ月後。遅ければ半年後なんてこともあるらしい。こういう場合、優しいご主人様を演出する子爵としては、恩情を示さないわけにはいかない。だから、家族に見送りのための時間を与える。

 そして商船は子爵の持ち物であるからして、その見送りに出かける家族も、あまりみすぼらしい格好ではまずい。要するに、この二人が不機嫌なのと、おめかししている理由は、これで説明できる。

 ルードの暴力は、一瞬だけ周囲の子供達の視線を集めたが、もう忘れ去られている。彼は、屋敷内でのガキ大将なのだ。子爵の実子を除くと、子供という立場で、彼より高い身分にある人物がいない。メイド長の夫も隊商のリーダーで、二人の間には数人の息子がいるが、末の息子も既に十三歳。商人のタマゴとして、実地で経験を積んでいる。

 足音が遠ざかっていき、さっきの出来事は、そのまま、なかったことになった。俺は相変わらず、雑草を摘んでは引っこ抜く。


 あれからどれくらい経ったろうか。もうあと三十分ほどで正午だ。

 軍手をはめた両手は泥だらけなので、肘で何とか額の汗を拭う。その肘も、汗で既にぐしょぐしょだ。あれから一人で頑張ったが、草むしりというのは、個人の努力だけで何とかなる作業ではない。かけた時間と労力なりの成果しか出せないのだ。自分の責任の範囲だけでいえば、充分以上にやれたと思うが、まだ全体の七割以上が手付かずだった。


「これ……どうするのかね……」


 呆れ果てて呟くも、返事はない。既に子供達は、現場にいるのさえやめて、どこかに遊びに出かけてしまった。で、後で適当に言い訳をするんだろう。奴隷のフェイが真面目にやらなかったから、とか何とか。

 もちろん、大人達もわかっている。だから、それで俺だけが叱られたりはしない。とはいえ、職務怠慢は連帯責任だから、結局は残りの作業もやらされる。しかも、今度は監視付きだ。

 あと少しだけ時間があるものの、なんだかバカバカしくなってきた。自分の仕事はしたんだから、報告だけして、ちょっと休もう。そう思って、内務班の事務室へと足を向けた。

 勝手口の横の水場で、とりあえずさっと手を洗い、タオルで汗を一拭き。屋内に入ると、さすが石造りの建造物、すっと涼しくなる。やや薄暗い、クリーム色の大理石の壁の間を、俺は歩く。

 階段を登り、本館のと比べると一段質の下がる絨毯の上を歩いて、右側の半開きの扉を押す。早速、子供達の怠慢を報告するつもりで、室内に一歩、足を踏み入れた。


「イーナさん、花壇の清掃の件ですが」


 張り詰めた空気に思わず喉が詰まる。その場にいた全員が、ギョロリと俺に視線を向けた。


「今、それどころじゃっ」


 カトゥグ女史が、早口に喚きたて、またすぐに黙った。


「どうするんですか」


 部屋の奥に立つ、やや上等な灰色の燕尾服もどきを身につけた若い男が、うんざりした様子で、そう言った。顎でしゃくってみせた先には、大きな封筒が一つ。


「どっ、どうしようも……って、私のせいじゃないでしょ!」

「我々のせいでもありません」

「そうよ! 商隊の担当者が忘れていったんだから」


 えっ?


「ですが、私達は事務室に書類を預けたわけで」

「私が受け取ったわけでも、引継ぎを受けたわけでもないのよ」

「わかっていますよ、わかっていますけど」

「いっつもそう! 秘書室の人って! 連絡がいつも遅くて、自分達だけで抱え込んで」

「今、そんなこと言っても、仕方ないでしょう?」

「だから、どうするのよ! 私に言われたって」


 ああ、これは……

 もしかして、もしかしなくても、アレだ。今日、出航する商船に預ける予定の、何かだ。それが手違いでまだここに。

 うん、触らぬ神になんとやら。どちらにせよ、自分には関係ない。さあ、楽しい草むしりが待っているぞ。


「とりあえず、対応したという形だけでもとらないと、私達も責任追及をしないわけには」

「責任って何よ! 私が何をしたっていうのよ!」


 おお、怖っ。

 対応も何も、出航はいつも、正午きっかりだ。ここ総督官邸は街の西北西にある。手前の海にも港が広がっているが、そこは軍港だ。子爵様お抱えの商船も、一般の船舶と一緒に、もっと東側に停泊している。いわば、街の反対側。それもまっすぐ道が通っているわけではない。ましてこの日中、大通りにも人出が多いはずだ。それこそ戦争にでもなって、軍隊が出動するならいざ知らず、こんな忘れ物のためなんかに、道を開けさせるわけにもいかないから……走っていっても間に合わないし、馬に乗ったところで、道路が混雑している以上、そこまで速度は出せないわけで……

 船長が自分で書類の不足に気付けば、出航しないでいてくれるかもしれないが、この書類を受け取っていたはずの人物は、その配下の書記あたりだろう。そして当の本人は、しくじったこと自体にまだ、思い至っていない可能性が高い。

 うん、詰んでいる。ご愁傷様。きっと大事な書類なんだろうけど、もう手遅れだ。

 俺はそっと背を向けた。


「ああ……そこの君」


 うん?


「ほら、君、君だよ、麦藁帽子をかぶってる」


 げっ。

 恐る恐る振り返ると、取り乱した表情のイーナさんと、数人の内務班の男女、それに秘書課の燕尾服男が俺に注目していた。


「今、暇かな」


 冗談じゃない。マジか? こいつ、頭、大丈夫か?


「いえ、草むしりのお仕事が」

「わかった。その作業は中止だ。悪いけど、この封筒を、港に届けてくれないかな」


 嘘。嘘だろ?

 イーナさんも、信じられない、といった顔をしている。


「えっ、と。あの」


 この野郎。確信犯だな。


「み、港って言われても……僕、このお屋敷に来てから、一度も外出したことがないんですよ?」


 そうなのだ。

 この一ヶ月ほど、ずーっと屋敷の中で働いてきた。多少面積は広くなったものの、これじゃあ、ミルークの収容所の中にいるのと、大差ない。


「大丈夫。街の東側だ……船のマストがたくさん立っているあたりだから、間違えようがない。そこで、閣下の商船に、この封筒を届けて欲しいんだ」

「ちょっと! 正気!?」


 イーナさんが絶叫した。そう、それが常識的な判断だ。

 その書類がどんなものかはわからないが、そんなに重要なものなら、子供なんかに預けるわけにはいかないはずだ。


「他に手が空いている人がいなかったんだから、仕方ないでしょう、カトゥグさん。それとも、あなたが行きますか?」


 イフロースに告げ口してやりたい。あなたの部下は、クズばっかりだって。

 こいつは、俺が、この重要書類の運搬に失敗することを前提にしている。なるべく、最大限の努力はしたけど、運悪くできませんでした、と報告したい。責任の所在を曖昧にしたい。悪者を増やして、自分の荷物を軽くしたい。何のことはない、あの草むしりをサボったガキども……朝礼に遅刻しそうになると、俺にも一緒に遅刻するようにと言い出すあいつらと同じ思考回路だ。


「だけど」

「いいかい、この書類には、サハリアの豪族に宛てた、子爵閣下直々のお手紙も含まれている。とても大事なものだから、ちゃんと届けておくれよ?」


 燕尾服男は、後ずさる俺の手を掴まえ、そこに無理やり封筒を捻じ込んだ。


「頼んだからね!」


 俺は唖然として、口をパクパクさせている。だが、この野郎に容赦はなかった。


「さあ、急いで!」


 気付けば俺は走っていた。大人の身長の三倍はある、真っ白な外壁の外側を。

 ピュリスに来てから、初めての外出だ。リンガ村にいた頃を除けば、広い世界を走り回れる機会なんてほとんどなかった。その時をやっと迎えたのに、俺の口からついて出てくるのは、悪態だけだ。

 どうしようもなかった。なんのことはない、詰んでいたのは俺だった。断りようがない。もしあそこで「無理です」などと言い張れば、「フェイは非協力的で、結果、書類の運搬ができませんでした」と報告される。かといって、このまま運んでも……正午まで、正味、二十分ほどしかないので、間に合うはずがない。きっと秘書課のあいつはこう言うだろう。「他に人員もおらず、やむを得ずフェイを選びました……充分な時間を与えて送り出したのですが、ピュリスにきて間もないため、道に迷ってしまったようです」


 クソが。最低すぎる。奴隷の子供になら、責任の押し付けも簡単と踏んだのだろう。イフロースは何をやっているんだ。こういう馬鹿どもを排除して、組織を健全化すべきだろうに。

 いや。承知していてもできないのか。貴族の一家という組織の、その上層にいる連中だ。外部に知られてはまずい秘密なども、たくさん抱えているに違いない。一方で、こいつらも子爵家がなければ、ろくに生きていけない。貴族とその傍仕えという連中とは、互いにへばりついてしまって、もはや離れられなくなっているのだろう。


 まあ、そんなのはどうでもいい。問題は俺だ。どう転んでも、これで失点だ。できれば成果をあげて、早く現状を改善したいのに。役に立つ子供だとアピールして、もっと自由に動ける立場になりたいのに。


 これは重要な問題だ。俺にはピアシング・ハンドがある。これさえあれば、自分の能力を短期間のうちに飛躍的に高めることができる。だが、その活用にはいくつかの障害がある。能力の秘密を知られた場合のデメリットの大きさ。また、スキルだけ盗み取っても、知識がなければそれを十分に使いこなせない。

 そうした様々な問題を解決するのが、社会的立場の改善だ。なるべくきれいな形で、忠実で有能な下僕になりおおせることができれば。都合のいい出会いも増えるだろうし、奪った能力を利用可能にするための学習の機会も得られる。

 だが、どうにも状況を好転させるのが難しい。


 この際、このまま脱走してやろうか? 行方不明になる方法なら、いくらでもある。誰かの肉体と人生を奪ってもいいし、とりあえず鳥になってしまってもいい。どうせ間に合わないなら……待てよ?

 俺は立ち止まって、入道雲の浮かぶ青空を見上げた。総督官邸はちょっとした高台に位置している。敷地の外に出ると、街を見下ろす視界が広がる。おかげで、遮るもののない広い空が、よく見えた。


 鳥になれば。下界の混雑は無視できる。重さのない封筒一つ運ぶくらいは簡単だ。うっかり風に飛ばされないよう、しっかりと足の爪で掴まえておけば。

 だが、俺はすぐにその考えを捨てた。理由は二つ。

 一つは、今、俺の頬を撫でる海風だ。今日は思った以上に風が強い。南東から吹いてきているこの風は、出航を控えた帆船には都合がいいが、飛んでいこうとする俺にとっては、助けにもなる一方、不安要素でもある。うまく飛べればいいが、俺は本物の鳥ではない。強風ゆえにうっかり怪我でもしたら大事だ。そこがすぐ着地できる場所とは限らないのだし。

 もう一つ。飛んでいった先に、着替えがない。今の薄汚い格好は仕方ないとしても、まさか子爵家の召使が、全裸で走り回るわけにもいくまい。無論、急いで飛ぶのに、今の着衣一式を運んでいく余裕もない。

 じゃあ、人間に戻らなければいい? それならいいかもしれない。鳥のままで船長に追いつき、頭上に手紙を叩きつける……この方法なら、既に出航してしまっていても、運搬には成功する。ただ、俺は彼の顔を一度しか見たことがない。正午に出航する船が他にないとも限らないし、間違えて届けたら目も当てられない。

 またもし、無事に手紙を届けたとしても、それはそれで、別の問題が発生する。


「フェイはいつの間に、あんな鳥を手懐けた?」


 ダメだ。

 あの鳥を呼んでみせろ、などと言われたら。呼べるわけがないし、動物を使役する技術も持ち合わせていない。ということは、自分で変身するしかなくなる。素晴らしい、フェイは鳥になれる人間だった! ……冗談じゃない。俺の能力の秘密がバレるくらいなら、このまま脱走したほうがマシだ。


 仕方がない。諦めるか。

 いや、待てよ? もし、どうしても間に合わせたい、というのなら、まだもう一つだけ、方法がある。

 俺は汗ばむ手で、首にぶらさがる粗末なネックレスに、そっと触れた。まだ何粒かある。身体強化の魔法だ。これで爆発的な運動能力を手にすれば、或いは。

 馬鹿な。同じことだ。飛ぶように走る少年? あれは誰だ、ということになったら。まだ六歳かそこらの子供が、そんな高度な魔法を使って駆け回ったら、それこそ大事件になる。


 いいや。

 俺だと特定されなければいい。

 幸い、俺の手元には、さっきまで汗を拭うのに使っていたタオルがある。これで顔を隠せば……そして、手紙を渡す瞬間には、タオルは勿論、上着も脱いで、見た目をごまかす。

 この真昼間だ。派手な動きをすれば目立ちはする。だが、この世界にカメラなんかない。或いは魔法使いなら、俺の様子を記録にとどめたりもできるのだろうが、そんな高度な魔法を行使できる人間が、その辺に転がっていたりはしない。

 時間的矛盾は? 大丈夫、ごまかせる。船長は、俺がいつ、屋敷を出発したかなんて、知りようがない。秘書は、船がいつ出航したかなんて、やっぱりわからない。まさか屋敷の高台から、ずっと港を見張っているのでもないだろう。つまり、秘書は、出発が少し遅れたのだろうと考えるし、船長はというと、俺がぎりぎりの時間に官邸を出発したと解釈する。船が戻ってくるのは早くて一ヶ月後、その頃には、船長は手紙を届けた少年のことなんて、きっといちいち覚えてはいないだろう。

 そして、俺はこの一件で、内務班と秘書に恩を売れる。

 ただ……


 そうまでしても、間に合うのか? やってみても、ダメかもしれない。

 しかも、事の成否によらず、俺は貴重な魔法薬を一つ、消費することになる。努力が結果に見合うだろうか?

 だが、こうやって悩んでいるうちにも、時間はどんどん過ぎていく。

 ……ええい!


 自分の生真面目さを呪いながら、俺は魔法薬を飲み込んだ。さっきまで暑苦しさとだるさを感じていた体に、信じられないほどの活力が漲ってくる。鋭敏になった感覚で、周囲を探る。幸い、この近辺は高級住宅街だ。周囲には人影も見えない。これなら。

 手早くタオルを巻きつけて、とりあえず髪の毛を完全に覆い隠す。黒髪だけは絶対に見られてはいけない。

 軽く身を沈め、力を溜めてから、一気に飛び上がる。ウソみたいに体が宙に浮き、次の瞬間、俺の足は、近くの住宅の屋根を踏んでいた。

 いける。

 俺は遠くに林立するマストを見据えて、全力で駆け出した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る