第19話 解決と……
これは、
元々、
だからこそ、今のような状態になっているわけだが……。
『そう簡単にやれると思うてか!』
怨霊の力が増大して行く。それ程までの強い怨みに対しても、
ただ――。
「こちらも……退くわけには行かないのです」
(
怨霊の力と、
『おのれ……処刑人めがぁぁぁぁ!』
憎しみの声を残し、怨霊は消え去った。
周囲を警戒しつつ、
「はぁ……疲れた」
「
「たいした事はしてないさ……。それより、巫女の子の方へ行ってやれよ」
****
「うぅ……?」
「目が覚めましたか……」
「事務所です。僕の事がわかりますか?」
「はい……あの、申し訳……」
「
「え……?」
戸惑う
「僕は、今まで貴女と向き合って来ませんでした。それは、畏れからです。処刑人という……穢れた僕が、共に過ごしていいと思えなかった。いや、清い貴女に触れる事が怖かった。ごめんなさい」
初めて……素直な
死霊使いの処刑人、久道書哉の備忘録 河内三比呂 @kawacimihiro
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