応援コメント

二百二十話 荀彧の道」への応援コメント

  • 空の器は本当に悲しすぎる。
    何処までも純粋に育ち純粋が故に儒が中心にあった荀彧にとって、何処までも時代を先取りした考え方の出来る曹操の思想は、白紙に墨を落とすかのごとく汚れのように重くのし掛かったのかもしれない。
    蒼天航路での解釈はすごい好きで涙ながらに読んだのを覚えています。
    某動画サイトにある蒼天航路と粉雪を使った作品は名作だったなあ。

  • 曹操は皇帝を救い出し、面目を保てる様に宮殿まで建てて豪奢な暮らしを再び送れる様にしました。
    しかし、劉備がその後曹操のもとに身を寄せた時、既に献帝は曹操を除く事を考えており、史実でそうだったのかはわかりませんが、劉備が献帝を訪ねた時にはかなりの監視下に置かれて居ました。
    いくら猜疑心が強い曹操とはいえ、最初から献帝を礼を失するほどの監視下におく様な事は考え難く、既にその時までに曹操は暗殺されかけたのでしょう。
    献帝自らが曹操を殺意を抱くほど嫌うというのは、好意を持って遇してくれた相手に対して違和感があります。
    そう考えると、恐らく献帝の側にいる誰かが献帝に悪い言葉を囁き掛け、曹操に恨みを抱くように仕向けたのでしょう。

    曹操は最初皇帝の側に出仕して居ましたが、ある時を境に皇帝のそばには出仕しなくなったそうで、それのきっかけが曹操暗殺未遂だったとか。皇帝のそばに上がるには武装を解く必要があり、一番無防備となるので実際に過去にはそこで斬られた権力者もいて曹操はそれを恐れて出仕しなくなったとか。

    献帝の下に曹操が出仕しなくなってからも変わらず出仕し続けたのは荀彧です。
    荀彧は曹操の代理人として、献帝に対して曹操の立場や考えている事など、余計なことを考えない様に、説明したり或いは啓蒙しなければならない立場だったのではないでしょうか。
    にも関わらず、献帝は不満ばかり募らせ、出来るはずもない親政を夢見たり、庇護下にあるにも関わらず庇護者である曹操を除くことばかりを考えている。

    曹操が我が片腕と認めるほどの賢人の荀彧がそばに居ながら何故献帝はここまで歪んでしまったのでしょうか。
    愛される荀彧ですが、この部分に違和感がかなりあるのです。




  • 編集済

    主公(作者)の荀彧愛に溢れてる😭
    典韋が生き残る作品にした様に
    主人公が架空の典韋の弟の典黙である様に
    きっと主公(作者)は同様に荀彧の死が惜しくて
    生きていてほしいと願う回なんですよ😭

    思えば主公(作者)はどんな事情の生き様にせよ、忠義に厚い武将が好きなんですよね黄忠への描写にしても
    そんな作者の願いが根本としてストーリーに反映されてるのが、この作品の最大の良さなんだといつも思ってます

    今話は過去でも有数の好きな回です
    荀彧には生きて幸せになってほしいなあ

  • 本邦の朝廷と武家みたいに権威と実務を切り離す道を取れたらいいけれども…まぁ、中華のこれまでの王朝栄枯盛衰、儒教カルトの根強さからしたら無理かなぁ

  • 典黙、荀彧の末路を『知っている』からこその助言ですね。
    儒教の思想によって固定観念に捉われている名家の荀彧からすると典黙の型に嵌らない考え方をどこまで許容出来るかでしょうね。
    後漢王朝に政治力が喪失してしまっていたからこそ荀彧としては曹操に協力して天下平定を目指していたが、曹操に全てを委ねる覚悟が出来ていなかったのが悲劇に繋がった訳ですし。
    荀彧にも救いがあって欲しいです。

  • 重民軽君から堯の鼓腹撃壌に近さを感じましたが、だいぶ時代が下ってからの創作要素も否定できないので、この時代の堯の評価、民重視のとらえ方は儒者の中でもまた違うのかもしれませんね。

  • 荀イクは良くも悪くも漢朝に尽くすことこそ当然って人だからなぁ………今の漢王朝は信長と敵対した義昭の頃の室町幕府と同じだし、民のためにならないから潰すってなると当然反発する人も出るわけで………。