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百九十五話 徐庶の感想」への応援コメント

  • 苦肉の策は苦肉を受ける武将の忠誠心が問われる策でそれは下手な人物に苦肉を受けさせると恨みに感じて本当に裏切られてしまう可能性があるからですよね。
    典黙は初手で見抜きましたが、趙雲の提言の通り本当に裏切る場合、無碍に扱うと後に続くものを絶させてしまいます。
    それも含めて裏切られる事を前提にリスクコントロールしてどちらにも対応できる様にしておく事が理想でしょうね。
    実質、本作での黄忠は忠誠の先が劉琦であり劉備ではありません。そして、今や劉琦すらも劉備に関わっていてはいずれ良い様に扱われ傀儡にされてしまうどころか命すら取られてしまう事がわかっている有様で、そんな事は劉琦に味方する劉表の遺臣も先刻承知。
    結局、荊州勢同士が戦う事なく、劉琦も劉琮も荊州の遺臣たちも殺されたりせず、それなりの地位を得るという道は漢の丞相たる曹操に降伏する事でしか実現しませんから、劉備たちが結局邪魔という状況なのを典黙は見抜いていそうですね。


  • 編集済

    更新お疲れ様です。

    劉琦が南陽に残るなら守備の将兵や物資もそれなりに必要になる……劉琮派だけでも動かせる兵はかなり多い。

    しっかりと蔡瑁は仕事をしていますね。

    史実でも劉琮派の政治力にボコボコに負けた劉琦派。

    劉磐と太史慈は睨み合っている状況かな?

    天の時、地の利、人の和……そもそも劉備の無茶ぶりから始まったので諸葛孔明は作者さんの加護に期待している。

    時間稼ぎをすればいい有利な状況でも、三国志の知識があるからこそ劉備を狙う典黙には頑張ってほしい。

    劉備が早く退場すれば民の犠牲も少なくてすむし、万能チート曹操と典黙の未来知識で発展する世界線が待っている。

  • 御過労様の一手に最小限の探りと髭ジャイアンの性格を鑑みての対応。
    髭ジャイアンこと関羽って自身の武勇が高い分、自分が認めた武将に敬意をそれなりに払う(例:趙雲、張遼、龐徳)が、士大夫層や格下と決め付けた武官や文官(例:馬超、黄忠、糜芳、士仁、孫権、于禁)に対して傲慢に振る舞う面がありますからね。

    徐庶に明かす典黙の真意。
    御過労様は厄介な相手ではあるが、典黙の目的は最初から大耳さん討ち取る事で蜀漢の成立を防ぐ事なんですよね。
    大耳さんの宣う「大義」でどれだけの民が動き、どれだけの兵を戦いに駆り出したのか。御過労様が膳立てしたとはいえ、そういう選択をしたのは大耳さん。
    この時代の「全て」を知っている典黙からすれば曹操に無益な戦い(定軍山、南鄭、樊城の戦い)をさせ、天下の平定を遅らせ、後に司馬一族を台頭させる土台を作った大耳さんはこれ以上放置しておけず、ここが最後の機会と思っているから犠牲や陥穽覚悟で討たなければいけない(ここで討ち取らないと確実に益州に逃げる)。
    徐庶からすれば大功狙いの傲慢さにも見えるだろうけど、ここで取り逃して大耳さんが益州で一大勢力を築いたら高祖を何度も謀殺しようとした范増の執念が理解できるかもしれませんね。
    御過労様も大耳さんも未だ典黙の目的には勘付いていませんが、これを知ったら戦慄しそうですね。