やっぱり袁家滅亡の種とも言える四人(郭図、辛評、審配、逢紀)は撤退していたか。
曹操は辛評と審配に対して評価はしていたが、結局この二人の確執が袁家滅亡の引き金なんですよね。
特に辛評は蔡邕の、審配は王允の劣化版という印象が強いんですよね。
辛評は穎川出身なので名家の常識にも詳しく、審配の危険性に気付いて失脚を狙うなど本質を見抜くのが上手く、家族思いな面もある、文学力を武力に置き換えた蔡邕。
審配は冀州出身で袁紹の様な名家の人間に認められようと忠義に燃える反面、融通がきかないうえに後先考えずに動くので、呂布を手駒に持たない王允と言った所。
そこに功名心の塊とも言える郭図、能力はあるのに自己中過ぎて視野が狭い逢紀が引っ掻き回すので家臣同士の対立が酷くなる。
袁紹の遺言で袁譚を後継者として、田豊に補佐させるというのは妙手だと思うけど、辛評以外の三人が馬鹿をやらかすと荀攸と典黙も考えているから結局は変わらないと見越している。
典黙にとっては烏合の衆となった袁家より、御過労様(諸葛亮)と大耳さん、南へ向かったお義父さん(呂布)、揚州の脳筋と外付け頭脳(孫策と周瑜)対策もあるので一息つきたいでしょうね。
本作では居並ぶ諸将や兵士たちの前で袁譚が後継者であると袁紹自ら宣言し、田豊と沮授が後見しても、それでもなお兄弟三人で骨肉の争いが起きるなら、その影にはやはり郭図の暗躍があるとしか思えないですね。
郭図さえ生きていれば何の問題もない。郭図は全ての問題を解決する(´・ω・`)
そろそろ辛評ニキも本気を出す頃だし。辛評と合体して超舌合体パーフェクト郭図(完成体)になれば全てを吹き飛ばす!
更新お疲れ様です。
自己満足で死んだ袁紹が後継者を決めたけど、残念ながら人間は過去を簡単には割り切れない。
袁紹が過去に選択してきた負の遺産しだいで袁家を滅亡まで導く。
袁家三兄弟と臣下が内紛のお手本を見せてくれるでしょう。