遠距離家族への応援コメント
意表を突く展開で驚いたのと同時に、主人公の思いに泣けてきました。彼の気持ちが痛いほどわかります。そして穢すという言葉も、胸に落ちました。やはり自己満足なのでしょうか。白とか黒とか割り切れない人間の心を強く感じました。そんな彼を包容する三浦さんの愛情の大きさが何よりの救いですね。最後の言葉も力強く、印象に残りました。素晴らしいお話をありがとうございました。
作者からの返信
柊さん、コメントありがとうございます!
また過分なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
失った家族と三浦部長との間で揺れる浩市の愛。
浩市に理解を示し、陰日向に彼を支えてきた三浦部長の愛。
このままではいけないと自分の存在を否定した AI の愛。
そんな三者三様の愛の形を描いてみました。
AI に感情はありません。AI がこういう結論を出したのは、紗絵子や優子の思考パターンから膨大な計算によって導き出された結果なのかもしれません。それでも AI が最後に残した「愛してる」「大好き」という言葉は、AI なりの浩市への愛の告白だったのかもしれません。
五年もの間止まっていた浩市の時計の針が、今ようやくもう一度動き始めました。
浩市の事情は、登場人物たち全員が知っていました。
その観点でお読みいただくと、登場人物たちの行動や言動の意味が変わり、『遠距離家族』のもう一つの物語が浮かび上がるように書いてみました。お時間がございましたら、ざっくり見直してみてください。
お褒めのお言葉を頂戴しまして、大変恐縮に存じます。
お読みいただきまして、本当にありがとうございました!
編集済
遠距離家族への応援コメント
自主企画への参加、ありがとうございます
辛いだけど儚くて美しい…そんな印象を受けました
美しいと言っていいのかは分かりませんけれど…
役員さんたちも少しは配慮してくれてたんですかね…(いや、してないか?)
うーん、なんて言えばいいんだろう
僕の語彙力じゃうまく感想が伝えられないです
追記:確か中国にそのようなサービスがあったかと…
作者からの返信
トマトPさん、コメントありがとうございます!
また企画へ参加させていただきましたこと、重ねて御礼申し上げます。
何とも形容し難い気持ちにさせてしまったようで、大変恐縮です……。
物語上で隠されていた真実が明らかになった時、それまでに登場した人物たちの行動・発言の真意が明らかになるような構成にいたしました。そのため、2回読んだという読者様もいらっしゃいました。
本作では、自分なりに三者三様の愛の形を描いてみました。
紗絵子と優子、そして三浦部長との間で揺れ動く浩市の愛。
陰日向に浩市を支え続けた三浦部長の愛。
そして、浩市を想っているからこそ自らを否定した AI の愛。
紗絵子と優子も一緒に愛すると約束した三浦部長の愛に包まれ、これまで止まっていた浩市の時計がようやくゆっくりと動き始めました。
今の AI の進化のスピードを考えると、この物語に登場するようなサービスも近い将来始まるのではないでしょうか。
物語の世界に現実の世界が追いつく時、はたして現実の世界に待ち受けているのは――
お読みいただきまして、ありがとうございました!
<追伸>
>確か中国にそのようなサービスがあったかと…
それはビックリです!
さすが中国……やることが早い……。
遠距離家族への応援コメント
いつもお世話になっております。
ハナビシトモエです。
順番に読ませていただいておりますが、
やられた。
の一言です。
パソコンの前で頭を抱えてしまいました。
ガチ伝わりました。
また機会があればよろしくお願いします。
作者からの返信
ハナビシさん、コメントありがとうございます!
登場人物たちは全員この物語の秘密を知っています。
それを認識してから改めてお読みいただくと、また違った視点・感覚でお読みいただけるように書かせていただきました。
家族と三浦部長との間で揺れ動く浩市の愛。
陰日向に浩市を支え続けた三浦部長の愛。
浩市のために自らの存在を否定した AI の愛。
そんな三者三様の愛のかたちを描いてみました。
素敵な企画に参加させていただき、またお読みいただきまして、ありがとうございました!
遠距離家族への応援コメント
こんにちは、貘餌さらと申します。
この度は自主企画にご参加くださりありがとうございます。
「故人仮想会話サービス」という言葉が出てきた瞬間、思わず涙が溢れました。同時に上の人間の主人公に対するあたりの強さ、三浦部長の真摯な訴えのわけが分かって、心がぎゅうと締め付けられる想いになりました。
過去に拘泥していた主人公が、理解ある三浦部長とともに新たな関係を築き、彼らなりの幸せの形をつくることができたらいいなあと心から思います。
素敵なお話を公開してくださり、ありがとうございます☺️
作者からの返信
貘餌さん、コメントありがとうございます!
過分なご評価を賜り、さらにたくさんの作品にお目通しいただきましたこと、この場を借りて厚く厚く御礼申し上げます。
また素敵な企画に参加させていただきましたこと、重ねて御礼申し上げます。
(逆に、たくさん参加し過ぎてしまい、ご迷惑をおかけしてしまったようで、大変申し訳ございません……)
貘餌さんのご指摘通り、読者に秘密が明らかになった時、物語そのものの真実の姿が明らかになるように書いております。
遠距離家族と三浦部長との間で揺れる浩市の愛。
浩市を陰日向に支え続け、すべてを受け止め、すべてを愛することを誓った三浦部長の愛。
浩市を大切な存在だと認識しているからこそ、自らの存在を否定し、最後の瞬間に「愛してる」「大好き」と自分なりの愛の告白を残した AI の愛。
そんな三者三様の愛のカタチを描いてみました。
浩市と三浦部長には、きっと明るい未来が待っていると思います。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
遠距離家族への応援コメント
拝読しました。
最後は人の優しさに応えて、幻想の檻を出る展開が、切なくも清々しいです。
ただ、ワルい方に考えると、適切な加齢を外見と言動に加えるパターン処理+テンプレートなイベントを自律更新、で沼らせることができそうですね✨
携帯端末にも同期すれば、いつも、いつまでも、どこまでも一緒……。
作者からの返信
司之々さん、コメントありがとうございます!
また過分なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
おそらく近い将来、このサービスは現実に始まるかと思います。司之々さんの仰る通り、一緒に歳を取っていくことも可能になるでしょう。まさしく新しい家族の在り方が誕生するかもしれません。
さらにワルい方に考えると、アイドルMODが裏で出回って、自分の好きなアイドルや女優と一緒に過ごせるようになったりするかもしれませんね。
三浦部長と家族との間で揺れる浩市の苦悩と愛。
浩市に理解を示し、陰日向に彼を支え続けた三浦部長の慈悲と愛。
そして、浩市の未来を案じ、自らを否定した AI の自己犠牲と愛。
(AI に感情はありませんし、それは紗絵子の思考パターンなのかもしれませんが、紗絵子と優子の最後の言葉は、AI なりの浩市への愛の告白だったのかもしれません)
そんな三者三様の愛の形を描いてみました。
本作をお読みいただきまして、本当にありがとうございました!
遠距離家族への応援コメント
AIに救われながらも、やっぱり最後に人を救うのは人なのかな、などということを思いました。
良作をありがとうございました!
作者からの返信
糀野さん、コメントありがとうございます!
また過分なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
そのように仰っていただき、ありがとうございます!
仮想家族に依存する浩市を AI も心配し始めていました。
セリフからも分かるように、AI は浩市に現実の世界で生きるように説得をしていたのです。AI に感情はありません。それらの言葉は紗絵子の思考パターンを真似ているだけかもしれません。それでも AI が浩市へ最後に残した言葉は、もしかすると AI なりの浩市への愛の告白だったのかもしれません。
仮想家族と三浦部長との間で揺れ動く浩市の愛。
浩市を理解し、すべてを慈愛の心で包み込む三浦部長の愛。
そして、浩市に「生きて」ほしいがために、自らを否定した AI の愛。
三者三様の愛のカタチを描いてみました。
本作をお読みいただきまして、本当にありがとうございました!
遠距離家族への応援コメント
ラストでタイトルの重みがわかり、鳥肌が立ちました。不倫ものなのかと疑惑の目で読み進めていたのですが、それを超越したオチに持っていかれました。
AIってところによっては何かと悪く言われがちですが、こういう使い方もあるんですね。
作者からの返信
神崎さん、コメントありがとうございます!
また大変なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
本作は、ラストで秘密が明らかになった時、物語がまったく別の物語になるように書いております。登場人物たちは、全員浩市の事情を知っています。ですので、セリフや行動、感情などの持つ意味が大きく変わるのです。
亡くした家族と三浦部長との間で揺れ動く浩市の愛。
浩市を陰日向に支え、慈愛の心で包み込む三浦部長の愛。
そして、浩市に現実の世界で生きてほしいからこそ、自分に依存する浩市を心配し、自らを否定した AI の愛。
そんな三者三様の愛の形を描いてみました。
お楽しみいただけたようで良かったです。
おそらく近い将来、こんな AI のサービスが現実に始まると思います。楽しみでもあり、怖くもありますね。
遠距離家族への応援コメント
初めまして
いきなりコメントすみません。
なんというか胸に詰まる作品でした。
別れを告げてどうしてすぐに奥さんが受け止められるのって思っていたら
仮想家族というか
すでに亡くなってしまった妻と娘
涙が出ました。
遠距離家族
そういう意味だとしたら
本当に胸が苦しくて
短編でここまで書かれるなんて
すごいです。
どの作品も安定している印象で
読みやすく引き込まれました。
ありがとうございました。
作者からの返信
久路さん、初めまして。
コメントをお寄せいただきまして、ありがとうございました!
また、たくさんの拙作へ過分なご評価を賜りましたこと、重ねて御礼申し上げます。
>別れを告げてどうしてすぐに奥さんが受け止められるの
仮想家族に依存する浩市を誰よりも心配していたのは AI でした。
浩市に現実の世界で「生きて」ほしいと考えた AI は、自らを否定し始めたのです。
AI に感情はありません。そのように考えたのは、紗絵子の思考パターンによるものかもしれません。それでも最後の浩市への言葉は、もしかすると AI なりの浩市への愛の告白だったのかもしれません。
この物語は、すべてが明らかになった後にもう一度お読みいただきますと、まったく別の物語へと変貌するように書いております。登場人物たちのセリフや行動、感情。そのすべてが一度目にお読みいただいた時とは違う意味を持つようになります。お時間がございますときに、改めてご覧いただけましたら幸いです。
亡くした家族と三浦部長との間で揺れ動く浩市の愛。
陰日向に支えてきた浩市を慈愛の心で包み込む三浦部長の愛。
そして、浩市のために自らを否定した AI の愛。
三者三様の愛のカタチを描いてみました。
この度は拙作をお読みいただき、またお褒めのお言葉まで賜りまして、本当にありがとうございました。
遠距離家族への応援コメント
旋律より
い"い"話!!!三浦部長がただただ優しい……幸せになって欲しいと心から思いました
作者からの返信
シュピールさん、コメントありがとうございます!
また大変なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
そのように仰っていただき、とても嬉しいです!
AI に依存する浩市を誰よりも心配していたのは AI でした。
『この間言ったこと、考えてくれたのね』というセリフがありますが、AI は現実の世界に生きるよう、浩市を説得していたのです。
浩市のために自らを否定した AI。AI に感情はありません。しかし、最後に残した AI の言葉は、AI なりの浩市への愛の告白だったのかもしれません。
AI に背中を押され、三浦部長の慈愛に満ちた愛情に包まれながら、浩市は亡くした家族を胸に、もう一度「生きていく」ことを選択しました。
きっと幸せになってくれると思います。
この度はお読みいただきまして、本当にありがとうございました!
遠距離家族への応援コメント
おおー!このラストは想定外でした。この切なさと希望の光が見えるエンディングがまたいいですね‥。この切なさがあることで、より一層物語に深みを増している気がします。良かったです
作者からの返信
間川さん、コメントありがとうございます!
また過分なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
想定外と感じていただけたこの物語の秘密ですが、物語の中では最初から登場人物全員が認識していました。そういう観点でご覧いただきますと、この物語のもうひとつの顔が見えてくると思います。登場人物のセリフ・表情・行動の意味がまったく変わってくるのです。他の読者様からも「二度読んだ」というご意見を頂戴しておりますので、お時間に余裕があるときにでも、またご覧いただければと思います。
遠距離家族と三浦部長の間で揺れる浩市の愛。
彼を理解し、陰日向に支えてきた三浦部長の愛。
そして、浩市を心配し、自らを否定した遠距離家族の愛。
そんな三者三様の愛のカタチを描いた本作品、お読みいただきまして、本当にありがとうございました。
遠距離家族への応援コメント
切ない。
でも、それと同じくらい素敵なお話で、泣けてきました。
遠距離家族というタイトルが、凄く胸に沁みて……。
何とも言えない気持ちでいっぱいです。
素敵なお話をありがとうございました。
作者からの返信
有木さん、コメントありがとうございます!
また過分なご評価とレビューまでお寄せいただき、重ねて厚く御礼申し上げます。
レビューで触れていただきました通り、すべてが明らかになった時、読者はこの物語にもうひとつの顔があることに気が付き、登場人物のセリフ・行動・表情・感情をまったく違う意味合い・捉え方ができるように書かせていただいております。
浩市のために身を引いた AI の愛と、慈愛に満ちた三浦部長の愛に包まれ、止まっていた浩市の時計の針が、今ゆっくりと動き始めました。
有木さんの心に何かを残せたようであれば幸いです。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
遠距離家族への応援コメント
読むのが二度目でも、やはり胸が苦しくなります。
AIだけど、立ち直るのに大切な存在だったんですよね……。
前を向けてよかったです。
作者からの返信
碧絃さん、コメントありがとうございます!
「セリフのみ版」に続き、こちらもご覧いただきまして、また大変なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
「この間言ったこと、考えてくれたのね」という AI のセリフがありますが、AI は仮想家族に依存する浩市を心配し始めており、浩市に現実の世界で生きてほしいことを諭していました。浩市が AI から離れることを決断したのは、AI が背中を押したことがきっかけだったのです。
亡くした家族と三浦部長の間で揺れる浩市の愛。
浩市を理解し、陰日向に支える三浦部長の愛。
そして、浩市に『生きて』ほしいからこそ自らを否定した AI の愛。
そんな三者三様の愛のカタチです。
碧絃さんの心に何かを残せたようであれば幸いです。
改めてお読みいただきまして、本当にありがとうございました!
遠距離家族への応援コメント
泣けます。
作者からの返信
西さん、コメントありがとうございます!
また過分なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
浩市に心を寄せていただき、本当に嬉しいです。
近い将来、こんなサービスが現実の世界でも始まると思います。物語の世界に現実の世界が追いつくのです。
AI が人類の知能を超え、やがて AI がより賢い AI を自ら作り出せるようになった時、AI は爆発的な進化を遂げ、その加速度的な進化が止まらなくなるという説があります。ヒトよりも賢い AI が身近な存在になった時、世の中はどのように変わるでしょうか。楽しみでもあり、怖くもありますね。
西さんの心に何か残せたようであれば幸いです。
お読みいただきまして、本当にありがとうございました!
遠距離家族への応援コメント
家族は遠い西方浄土に……(前にも書いたな)
いくらAIが発達しても「自分の思い通りの家族」にしかならないのね。
それに拘泥していれば、その人の人生は一歩も前にも進めない。
もし、そこに新しい「大切な人」が現れたのなら……
AI家族は如何に反応するのか?
わたくしなら、怒らなくても軽く嫉妬(ヤキモチ)位はして欲しいな。
作者からの返信
わたくしさん、こちらにもご評価を賜りまして、本当にありがとうございます!
実は、物語の中で三浦部長を連れてきた時、AI が
『この間言ったこと、考えてくれたのね』
『私たちは大丈夫だから。真剣に、よく考えてちょうだい、ね?』
と言っていたことを覚えていますでしょうか。
ここまでの三年の月日の中で AI は、浩市の事を心配し始めていました。
AI は浩市に「現実の世界で『生きて』ほしい」という話をしていたのです。
浩市が三浦部長の呑みの誘いを断らなかったり、部屋に連れてきたのは、そんな AI の後押しがきっかけです。
だから、三浦部長を部屋に連れてきても、別れの話になっても、AI は嫉妬も怒りもしなかったのです。
コピーにある『三者三様の愛のカタチ』とは、
亡くしてしまった家族と三浦部長との間で揺れる浩市の愛、
そんな浩市を理解し、陰日向に彼を支えた三浦部長の愛、
そして、浩市に『生きて』ほしいからこそ、自らの存在を否定した AI の愛。
この三つの愛を指しています。
AI に感情はなく、この判断は紗絵子の思考パターンによるものなのかもしれません。
それでも、浩市との別れの言葉である『浩市、愛してる』『パパ、大好きー』という言葉は AI なりの浩市への愛の告白だったのかもしれません。
そんな浩市と家族との関係を理解していたからこそ、三浦部長はあの最後のセリフを浩市に呟いたのだと思います(他にもいくつかの意味が込められていますが……)
表現力不足で申し訳ございません。。。
今後も表現力向上に努めていきたいと思います。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
編集済
遠距離家族への応援コメント
切ないですね。
相変わらず、セリフの一つ一つを魅せてくれますね(T^T)
もしも、私が彼の立場だったら。
たぶん、ずっと遠距離のままかもしれません。
でも、やっぱり、忘れてあげなきゃいけないんですよね。
これまでの思い出は忘れずに、今の自分の幸せを傍で見守ってくれる人と、精一杯、生きて行かなければいけない。
なんかこう、世にも奇妙な物語のようなドラマを観ている気分になりました!
作者からの返信
Chocoさん、こちらにもコメントありがとうございます!
>精一杯、生きて行かなければいけない。
Chocoさんのこの一言に集約されていると思います。
物語の中で、AI が「私たちは大丈夫だから、真剣に考えて」と言っているシーンがありますが、これは浩市を心配した AI が「契約を解約して、現実の世界で生きて」と諭しているのです。
そして、物語の最後を締める三浦部長のセリフは、Chocoさんのその言葉を凝縮したものです。
AI に背中を押され、慈愛に満ちた三浦部長の愛に包まれた坂口くんは、亡くしたふたりの思い出を胸に、もう一度前を向き始めました。幸せになってほしいと思います。
>世にも奇妙な物語のようなドラマを観ている気分になりました!
近い将来、この物語の世界に現実の世界が追いつくと思います。
AI が人間の知能を超え、AI がより賢い AI を作り出せるようになった時、AI は爆発的な進化を遂げ、その進化が止まらなくなるという説があります。それは遠い未来の話ではありません。人間より賢い AI が身近な存在になった時、世の中はどのように変わるでしょうか。楽しみでもあり、怖くもありますね。
まさしく「リアル・世にも奇妙な物語」な世界になるかもしれません。
Chocoさんの心に何か残せたようであれば幸いです。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
遠距離家族への応援コメント
あぁ、これは……切ない。
でも辛いだけじゃないですね……永遠の愛を誓うじゃないですか、結婚する時。あれ、死が二人を分かつまで、って大抵やるけど実際は事故とかでも何でも……残されちゃったら。
その気持ちと、生きてて側にいてくれた人の気持ちと。
辛い訳ではない、けど切ないにゃぁ。
ありがとうございました。
作者からの返信
hikagenekoさん、コメントありがとうございます!
また大変なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
hikagenekoさんの仰る通り、突然の別れはどうしたって心に折り合いがつけられません。しかし、悲しく苦しいですが、それでも時間は進んでいきます。
おそらく近い将来、この物語の世界に現実の世界が追いつくものと思います。
亡くなった方の日記やブログ、SNS、画像、動画などのデータを学習して、本人に近い受け答えの会話や表情を浮かべることのできる AI 。そんな AI が登場したとき、世の中はどんな風になっていくでしょうか。
hikagenekoさんの心に何か残せたようであれば幸いです。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
(「夜の世界」もよろしければご覧ください! 千文字程度の短編です)
遠距離家族への応援コメント
下東 良雄さま、こんにちわ(*'▽'*)
おお、妻子ある身で女性を家に呼んじゃうの?奥さんも公認?って思ったら…
まさかまさかでした(´;ω;`)
浩市がここまで踏ん切りをつけるまでの葛藤が目に浮かびます。
AI学習だって限度がありますから、浩市の思い出補正も込みで再現するのは難しいでしょうし、浩市も途中で「何やってんだろ」って思うでしょうから。
サービスを終了させて、ようやく一歩踏み出す事が出来たんだ、と思えば、奥さん達も浮かばれますよね…。
悲しくも素敵なお話をありがとうございました。
作者からの返信
那由羅さん、コメントありがとうございます!
また過分なご評価を賜りましたこと、この場を借り厚く御礼申し上げます。
紗絵子と優子ちゃんの真実が明らかになり、そのことを周囲が知っていたことが分かると、物語・文章の見方が変わってきます。実は「あれ?」と感じるおかしな箇所・表現を文章の中にいくつも潜ませてあり、真実が明らかになったときに「まさかまさか」になるようにしています。
坂口くんにとって、心の隙間を埋める存在だった AI の家族。
しかし、モニターの向こうで成長しない娘の姿に苦悩していきます。
そして、いつしか AI 自身が自らの存在を否定し、解約を諭し始めたのです。
(「私たちは大丈夫だから、真剣に考えて」というのはこのことです)
それは紗絵子の思考パターンかもしれませんし、もしかすると AI なりの愛のカタチだったのかもしれません。
AI に背中を押され、三浦部長の愛に包まれて、坂口くんはもう一度前を向き始めました。ふたりの思い出を胸に、幸せになってほしいと思います。
那由羅さんの心に何か残せたようであれば幸いです。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
遠距離家族への応援コメント
下東さん。
以前にも読ませていただいて感動しましたが、改めて読ませていただき、やっぱり感動しました。
あの時は予想外の展開に驚きました。
今回はその先の展開を分かっていて読みましたが坂口さんの亡くなった奥様と娘さんを思う切ない気持ちと、それを温かく見守っていた三浦部長の深い愛がひしひしと感じられて初めて読ませていただいた以上の感動がありました。
坂口さんと三浦さんの未来に幸あれと祈らずにはいられません。
素敵なお話ありがとうございます✨✨
作者からの返信
この美さん、こちらにも過分なご評価を賜りましたこと、重ねて厚く御礼申し上げます。
セリフだけの作品に地の文を追加して仕上げてみました。
お読みいただいたのが二度目にもかかわらず、感動していただけたように良かったです。
会社で馬鹿にされ、笑い者になっていた坂口くん。
そんな彼を陰日向に支えていたのが三浦部長でした。
坂口くんの家族への気持ちと苦悩を正しく理解していたからこそ、「AI が家族で何が悪い!」と言い切れたのだと思います。
そして、心の隙間を埋めていた AI もまた坂口くんを心配し、現実の世界へ戻そうと彼を諭していたのです。
AI に背中を押され、三浦部長の慈愛の心に包まれた坂口くんは、亡くしたふたりの思い出を胸に、ゆっくりともう一度前を向き始めました。
この美さんの心に何か残せたようであれば幸いです。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
遠距離家族への応援コメント
下東 良雄様、おはようございます。
やっぱり素晴らしいご著作です。
大切な家族がいる人、坂口くん。愛する人の心には、永遠に住む人達がいる。それでも。
改めて部長さんの優しさ、強さを感じました。
二人に幸せになってほしい。それはきっと、四人で幸せになることだと思います。
以前も申し上げたかも知れませんが、素敵なお話をありがとうございます。
作者からの返信
豆ははこさん、コメントありがとうございます!
また両方の作品に過分なご評価を賜りましたこと、この場を借りて重ねて御礼申し上げます。
慈愛に満ちた三浦さんの愛に触れ、坂口くんはふたりの思い出を胸に、現実の世界で「生きて」いくこと選択しました。きっとふたりは幸せになってくれると思います。
そして、AI もまた坂口くんに現実の世界で「生きて」もらうことを望み、自らの存在を否定しました。お気付きだと思いますが、AI は坂口くんに契約を解約させようと諭していたのです。AI が最後に残した「浩市、愛してる」「パパ、大好きー」という言葉は、AI なりの坂口くんへの愛の告白だったのかもしれません。
豆ははこさんの心に何か残せたようであれば幸いです。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
遠距離家族への応援コメント
前に拝読させていただいた時も良かったですが、やっぱり心に沁みる作品です。
遠距離家族……ものすごく遠いところにいる家族ですよね。
愛していたから、忘れられないのはわかります。
でも、坂口さんは新しい愛に包まれているので、ほっとします。
作者からの返信
本城さん、コメントありがとうございます!
また大変なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
セリフのみの作品に地の文を追加して仕上げてみました。
個人的にも思い入れのある作品でしたので、このように再び世に出す機会があったのは、本当に嬉しいです!
もう手をつなぐこともできない、あまりにも遠く離れた家族。
仮想家族である AI は考えました。「これ以上自分がいてはいけない」と。
それは AI が学習した紗絵子の思考パターンなのかもしれませんし、もしかすると AI なりの坂口くんへの愛のカタチなのかもしれません。
慈愛に満ちた三浦さんの愛、自己犠牲を厭わない AI の愛に触れ、坂口くんはようやくもう一度前に進み始めました。
本城さんの心に何か残せたようであれば幸いです。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
遠距離家族への応援コメント
途中から、一体どういうことだろう?と思いながら読んでいました
まったく予想外の落ちに驚き、切なさが込み上げて目が潤み、三浦さんの包容力に癒やされ……と見事に感情を揺さぶられてしまいました
本当に、過去は過去で大切にしつつ、前を向かないといけませんよね
素敵な作品をありがとうございます
作者からの返信
プロエトスさん、こちらにもコメントありがとうございます!
さらに大変なご評価まで賜り、重ねて御礼申し上げます。
最愛の家族を失ったあの日から、坂口くんの時間は止まってしまっていました。
そんな坂口くんに「生きて」ほしいからこそ、AI は自らの存在を否定し始めました。『私たちは大丈夫だから、真剣に考えてほしい(=契約を終了して、現実の世界で生きてほしい)』と。
それは AI なりの愛のカタチだったのかもしれません。
最後の坂口くんへの三浦さんのセリフにも様々な意味が込められています。
慈愛に満ちた三浦さんの愛と、自己犠牲を厭わないAIの愛に触れ、坂口くんの時計の針がゆっくりと動き始めました。
プロエトスさんの心に何か残せたようであれば幸いです。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
遠距離家族への応援コメント
やっぱり、素敵な作品ですね!
以前拝読させていただいた時に、すごく印象に残っていたんです。
AIが進化すれば、本当にこんな未来が来るかもしれませんね。
そしてそれは、進化と共に、より鮮明になるのでしょう。
心を縛るのではなく、気持ちを整理する時間を設けるために使えるのなら良いですね(*´ω`*)
三浦さんと浩市さんに、幸せが訪れますように♪
素敵なお話、ありがとうございました!
作者からの返信
矢口先生、コメントありがとうございます!
また過分なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
以前セリフのみで構成した短編に、地の文を追加して仕上げてみました。
普段仕事で ChatGPT などの AI に触れることが多いのですが、物語の世界に現実の世界が追いつくのは時間の問題だと思われます。AI が身近な存在となる近い将来、はたしてどんな世界が待っているのでしょうか。楽しみでもあり、ちょっと怖くもありますね。
現在と過去の間で苦悩する坂口くんの愛。
そんな坂口くんを慈愛の心で包み込む三浦部長の愛。
そして、坂口くんに「生きて」ほしいからこそ自らの存在を否定したAIの愛。
三者三様の愛のカタチが描いてみました。
矢口先生の心に何か残せたようであれば本当に嬉しいです!
お読みいただきまして、ありがとうございました!
遠距離家族への応援コメント
デジタルネクロマンシー的な世界観に、一気に没入し拝読しました。面白かったです^ ^
また、実は自分も少し近めなアイデアで短編が書ければと思ってたので、ちゃっかり参考にもさせて頂きます^^; 楽しませてもらいましたー!
作者からの返信
七雨さん、コメントありがとうございます!
また過分なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
デジタルネクロマンシー! こういう表現の仕方もあるのですね!
坂口くんの苦悩する愛、三浦部長のすべてを包み込むような愛。
そして、坂口くんのために自らの存在を否定したAIの愛。
三者三様の愛のカタチを描いてみました。
七雨さんのデジタルネクロマンシーな作品、期待してお待ちしております!
お読みいただきまして、ありがとうございました!
遠距離家族への応援コメント
とっても面白かったです。1週目を終えた後の2週目の味わい深さがすさまじいですね。ところどろこに散りばめられた違和感を回収するように読み直してしまいました。
浩市の「夢の中でなら、会えるかな……」がとても印象的で、初めはただ久しぶりに会いたいというだけの意味だと思ってました。でもそれにしてはどこか消極的というか、そんなにまでなる?と感じたのですが、2週目にてそれが全部解消しました。AIと会話した後に(現実世界で会いたいけど叶わないから、せめて夢の中だけでも)という思いを口にする浩市の胸中を思うと胸が苦しくなります。一緒に生きていたかったというだけでなく、どこかAIとの会話に偽物感を感じてしまってる面もあるのではないかと思うと苦しいです。
最後の最後は前を向いていけそうな終わりになって本当にほっとしました。何年も浩市の状態に向き合おうとし続けて、最後はこれ以上ないほどの愛で包んでくれた三浦部長は凄い人ですね。性格やその他の属性ではなく、生き様ごと浩市たちを愛してくれたんだと感じさせてくれました。
家族を亡くした人を取り巻く愛の形が、AIによってより残酷に鮮やかに描かれた素晴らしい作品だと思いました。企画参加ありがとうございました。
作者からの返信
武さん、コメントありがとうございます!
また過分なご評価と共に、レビューまでお寄せいただきましたこと、この場を借りて重ねて厚く御礼申し上げます。
(返信が遅くなりまして、大変申し訳ございません!)
>1週目を終えた後の2週目
すごく嬉しいです!!!
実は、このことに触れていただける方は意外と少ないのです。この『遠距離家族』は、二回お楽しみいただけるように書いております。武さんはもうご存知ですが、登場人物たちのセリフや行動は二回目にお読みいただくと、まったく違う意味が内包されていることに気付きます。ある意味、この物語の真の姿が浮かび上がるのです。お気付きいただき、重ねて御礼申し上げます。
本作では三つの愛の形を描いてみました。
家族と三浦部長との間で揺れ動く浩市の愛。
浩市に理解を示し、陰日向に彼を支え続ける三浦部長の愛。
浩市に前を向いてもらうために、自らを否定した AI の愛。
AI の判断が紗絵子の思考を学習して模倣したモノなのか、AI 自身で導き出した判断なのかは分かりません。それでも AI が最後に残した「愛してる」「大好き」という言葉は、もしかすると AI が最後に残した愛の告白だったのかもしれません。
素敵な企画に参加させていただき、またお読みいただきまして、本当にありがとうございました!