「性的感覚」がなくなった主人公が四苦八苦しながら悩み抜く詩です。むしろ「何も感じなくなった」と言ってもいいかもしれません。主人公は後悔しますが時既に遅し。嘆く姿が悲しいものです。虚無というのでしょうか、「ああ」とため息をつくときが、この詩の完成です。