企画の参考書籍-「書き出し」で釣り上げろ
Ep.0 書籍『「書き出し」で釣りあげろ』
# 謝辞
この章(企画の参考書籍-「書き出し」で釣り上げろ)を書くきっかけをくださったギフトの贈り主様に心から感謝します。また、「書き出し大切」イベントへの参加者からの刺激で、小説やエッセイを書くための新たな気づきを得られ、有り難く思っています。
# 私と『「書き出し」で釣り上げろ』のつながり
書籍「書き出し」で釣り上げろ(以降「本書」と略します)との出会いは、Nolaノベル「創作の学び舎」というサイトでした。本書の言葉、「原稿の出来不出来は、ほぼかならず、書き出しが暗示する」という一節が、私の創作活動に大きな影響を与えました。
本書に関する詳細は、カクヨムの以下の記事でも紹介されています
https://kakuyomu.jp/works/1177354055193794270/episodes/16817330650779139903。
私の小説「赤い文字で断罪される勇者は敬愛する妻とかぼちゃを食べる:暗い森で迷い惑って夢を諦めかけましたが、大切な家族と連れ添い幸せになります」(完結済み)は、本書で学んだことを反映しています。
私の小説の書き出しエピソードは以下のリンクでご覧いただけます:https://kakuyomu.jp/my/works/16817330661673670560/episodes/16817330661673675223
書き出しの改稿時に本書で学んだことを活かしました。
「心をとらえる最初の一文」を工夫し、「きっかけとなる出来事」を選び、主人公が「最初の表層の問題」にどう対応するかを明確に示し、「核心の問題」を暗示しました。
この手法は以降の章などの始まりを書く際にも同様に役立ちました。
# 本書を読んで私が感じたこと
本書から学んだ教訓を実践した結果、私は小説の書き出しを大きく改善できました。また、学びに基づいて書き出しを書くことでプロット全体が改善したと思います。
多くの日本のライトノベル作家がアメリカの作家の視点を参考にしている理由のいくつかを、『「書き出し」で釣りあげろ』を読むことで、私は実感できました。
本書はアメリカ文学の名作の書き出しを数多く引用しており、本書の大きな魅力となっています。特に「シンプル・プラン」からの引用は、深い印象を残しました。
私が過去に何度も読み返したこの物語の書き出しに含まれる「小説を勢いよく始動させる」ことになる「きっかけとなる出来事」の分析は秀逸です。これらの引用と分析だけでも、本書を購入した価値を十分に感じられます。
# 書籍情報
購入したくなった方のために。
「書き出し」で釣りあげろ 1ページ目から読者の心を掴み、決して逃さない小説の書き方
著者: レス・エジャートン
訳者: 倉科顕司、佐藤弥生、茂木靖枝
発売日: 2021年11月26日
四六判・並製|304頁|定価:2,000円+税|ISBN 978-4-8459-2105-8
(電子書籍だと少し安いようです)
# 本書を参考にした今後のエピソード執筆の方針
本書の目次は非常によく構成されており、その構造から得た知見を次回のエピソードに反映させる予定です。
目次の原文は上記のカクヨム内記事URLやフィルムアート社の本書についての記事 - http://filmart.co.jp/books/playbook_tech/hooked/ で確認できます。
記事の中では、目次の他に、「本書で学べる3つの要点」が紹介されています。
① 書き出しを構成する10個の要素
私の書き出しで参考にした「心をとらえる最初の一文」、「きっかけとなる出来事」、「最初の表層の問題」、「核心の問題」などが要素に含まれます。
② 書き出しの4つの目的
③ 避けるべき5つの書き出し
上記の要点を基に、次回以降のエピソードでは私が特に重要だと考えるポイントを取り上げ、深く掘り下げ、得た知見を創作とおすすめレビューに活かしていきたいと思います。
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2023-11-23 大改稿
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