Ep.01 書籍『「書き出し」で釣りあげろ』カクヨム版記事の箇条書きまとめ
この文章は、カクヨムの『書き出しで釣り上げろ』の紹介記事の要点①、②、③に対する私のまとめです。同じアイデアの繰り返しや冗長な部分が存在しますが、これらは意図的にそのままにしてあります。 https://kakuyomu.jp/works/1177354055193794270/episodes/1681733065077913990
# 要点その①:書き出しを構成する10個の要素
(1)きっかけとなる出来事
ストーリーにおける「アクション」
(2)核心の問題
きっかけとなる出来事によって引き起こされる。
主人公の内面と結びついている。
(3)最初の表層の問題
主人公が行動に駆り立てられるきっかけになり、核心の問題が遠因で発生する。
(4)設定
書き出しにおいては、少ない言葉で多くの設定を表現するとよい。
(5)バックストーリー
慎重に選ぶ。読者を信頼して短く伝える。
(6)心をとらえる最初の一文
強烈な印象を与えるようにする。
(7)ことばづかい
ありふれた言葉(特に素晴らしいなどの形容詞)を避け、力強く具体的なことばを使う。
(8)登場人物
書き出しには必ず主人公を出す。
きっかけとなる出来事に対する反応で登場人物の個性を示す。
細かくても効果的な点をひとつ選ぶ。
説明より登場人物の行動描写。
(9)舞台背景
「チェーホフの銃」の原則に従い、舞台背景をキャラクターのように扱う。
(10)伏線
これからを暗示。
# 要点その②:書き出しの4つの目的
(1)核心の問題を提示する
主人公の世界に表れた表層的な問題がきっかけとなり、その世界が大きく変化
する過程の中で、核心の問題を明らかにする。
(2)読者の心をつかむ
読者の関心を引く要素。
物語上の問題、美しい文体、(1)で述べたような核心の問題で引き込む
(3)ストーリーのルールを確立する
物語の基本ルールやトーンを設定、終始一貫。
(4)ストーリーの結末を予感させる
ちょっとしたヒントを隠す。
結末への伏線や暗示。
1. 核心の問題を提示する: 物語の中核を形成する問題。
2. 読者の心をつかむ: 読者の関心を引く要素。
3. ストーリーのルールを確立する: 物語の基本ルールやトーンを設定。
4. ストーリーの結末を予感させる: 結末への伏線や暗示。
### 要点その③:避けるべき5つの書き出し
(1)夢ではじまる
(2)目覚まし時計が鳴っている
本書の作者はこのふたつを陳腐だと思っている。
(3)意図していない笑いを呼ぶ
読者が「ありえない」と思うことは書かない。
(4)会話が少なすぎる
(改行の少ないWeb小説のようなもの?)
(5)会話ではじまる
登場人物や背景の説明がないまま会話から始める。
> 会話でストーリーをはじめることの問題点は、最初に登場する人物について読者が何も知らないということです。
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Ep.01 としましたが、続けるかどうかは決めていません。2023-11-25
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