第46話 心配かけちゃ……いやです……だめです

 どうして他人の家のチャイムというのはこんなにも押しづらいのだろうか。

 青士家に到着して三分。僕の指は中々ピンポンを押してくれなかった。

 いつまでこうしていても仕方ないことは分かっているのだけど、豆腐メンタルが疼いて仕方ない。


    ガチャ。


「……!?」


 家の人が出てきた!

 わ、わわっ、隠れなきゃ!

 ……って、隠れてどうする。公用で来ているんだから堂々としてればいいのに。


「あら? お客様かしら?」


 見た目がすごく若々しい人だ。

 だけど青士さんには姉妹は居ないと言っていた。

 ということはこの人は……


「え、えっと、青――有希子さんのお母さんですか?」


「ええ。その制服……有希子と同じ西高よね? もしかして有希子のお友達?」


「えっと……」


 友達?

 僕と青士さんが?

 うーん? 違う気がするような……


「それとも有希子の彼氏かしら?」


「違います」


 とりあえずそれだけは断言出来た。







 アタシが学校に行かなくなってからどれだけ経っただろうか?

 三ヶ月くらいか?

 カレンダーに視線を移してみる。


「一ヶ月しか経ってねーじゃん」


 馬鹿らしくなり、ベッドにゴロンと寝転がる。

 最近時間の流れがよくわかんねー。

 学校に行かなくなっただけでこれだ。

 このままアタシはずっとこんな風に堕落したまま終わるのだろうか?


「自業自得じゃね」


 そう自業自得だ。

 アタシの自分勝手な行動が今の結果を招いた。

 星野にも……悪いことを……


「へぇ。綺麗な部屋だね。なんかイメージ違う」


「……ぅおおおおおおおおおお!?」


 た、高橋!?

 なんで高橋がウチに!?

 ていうかなんで高橋が部屋に!?


「本棚にラノベが多いね。コレが一番意外だ」


「待て待て待て待て! なんでフツーにお前がアタシの部屋にいんだよ! あと人の趣味を勝手に詮索すんな!」


「だって、青士さんのお母さんが普通に通してくれたよ?」


「あ・の・バ・バ・ア!」


 普通、同じ年頃の男子を部屋に通すか?

 ババアの奴、やっぱりどこか抜けてやがる。

 ていうか高橋の奴も普通にくつろいでいるように見える。コイツもコイツで女子の部屋に入ったことに何の抵抗ねーのかよ。


「うぉ。見たこともない女性誌が置いてある」


「はん! アタシくらいの情報通にもなればそれくらい読破すんのは当然っしょ」


「……これ、一昨年の11月号って書いてあるけど」


「うっ……」


 実はいうと女性誌は建前だ。

 適当にパラパラとしか一読していない。


「青士さん、もしかして流行とかあまり興味ないんじゃない?」


「ん、んなことぁねぇよ! アタシは雑誌よりもネットで流行を拾うタイプなんだよ!」


「ふーん。あっ、PC最新モデルじゃん」


「だろ! ふふん。押入れには自作PCもあるんよ。HDD容量はテラだぜテラ。メモリも増設しまくって――」


 はっ!

 アタシは高橋相手に何を……

 当の本人もポカーンとアタシを見ている。


「青士さんさ……もしかして……」


「いや、んなわけねーよ。PCマニアとかいうんだろ!? 全然んなことねーから。アタシの趣味は女性誌読んだり、カラオケで最先端曲を歌ったりすることだから! 日々女子力磨いてるっつーの!」


「へぇ。青士さんも折りたたみ傘の開き閉じを瞬時にできるんだね」


 ……コイツは何を言っているんだろう?

 前々から思っていたけど、コイツと話していると話が突然飛ぶことがある。


「って、だからんなことはどうでもいいっつーの! なんでてめーがここに居るのか聞いてんだ!」


「いやぁ、青士さんに学校に来て欲しいなーと思って説得しにきたんだけど」


「だからいかねーってさっき言ったろ! 帰れ! 今すぐ帰りやがれ!」


「このラノベ読み終わったら帰るよ」


「くつろぐなっ!」


 ほんっとにコイツなんなんだ?

 アタシが怖くねーのか?

 くそっ、こうなったらガンを効かせて追い返してやる!


    ギロッ!


「…………」


「…………」


 こいつ……っ!


「ラノベに夢中になってんじゃねーよ! こっち見ろよ!」


「まぁまぁ」


 視線も寄越さずに読書に夢中の高橋。

 糞めんどくせー奴だ。


「おめー、アタシが怖くねーのかよ!」


「いや、なんか、今日の青士さん月羽と似たような空気が漂っているから、つい」


「あっ?」


 月羽――って誰だ?

 ……ああ、星野か。此奴ら名前で呼び合ってやがるのか。

 って、アタシが星野と似ている?


「どこが星野と似てるっつーんだよ? 真逆だろ? アタシとアイツじゃ」


「そうだね。でもなんか雰囲気というか迫力というか、一緒に居てそんなに緊張しない感じなんだ」


 ちっ、つまりは舐めきっているってことかよ。


「上手く言えないけどさ。今の青士さん、すごくいい感じだと思うよ」


「あっ!?」


 いい感じ?

 何が? どうして?


「化粧もしてねーし、部屋着だし、どこがいい感じだっつーんだよ」


「いやいや、外見の話じゃなくて――あー、いや外見もか。とにかく外見含めて今の青士さんいい感じに変わったよ」


 コイツが何を言っているのか全く分からない。

 アタシが変わった? どこが変わったというのだろうか。

 アタシにはまるで自覚がなかった。


「前にさ。僕が『停学後、クラスメートが余所余所しくなる』って言ったの覚えてる?」


「覚えてるも何も実感したっつーの」


 そう――アタシは停学明けに一日だけ学校に行ってみたことがある。

 だけど、その日、アタシが痛感した。

 クラスメート達の冷たい視線。目の前で堂々とアタシの悪口を話し出す女子達。

 いや、クラスに限ったことじゃない。学年中がアタシを敵みたいに冷たい視線を向けてきた。

 正直、半日も耐えられなかった。

 だからアタシは学校に行かなくなり、部屋に引きこもる生活を始めた。


「今の青士さんなら大丈夫だよ」


 だけどコイツはしれっとした顔でそんなことを言い放ってきた。

 その言葉に少しカチンときた


「あっ? てめーがアタシの何を知ってるってーの? 悟ったような顔で上から目線で『大丈夫だよ』ってか? アンタもアタシを舐めきってん?」


「『も』? 誰かが青士さんを舐めた風に言った人がいるの?」


「ああ、そうさ。今や西高の全生徒がアタシを悪者扱いする。みんながアタシを見下すように見てくる!」


「…………」


 迫力に押されたのか、押し黙る高橋。 

 だけどアタシの愚痴はここで止まらなかった。


「アタシは周りに舐められたら終わりだと思っている! 舐められない為に努力もした! ワザと威圧するような態度を取ったり、化粧でガチガチに固めたりして飾ったりもした! だけど、もうそれも無意味になっちまった!」


 アタシは人に良く見られたかったわけじゃない。

 どんな形でアレ、頂点に居たかったんだ。

 だからこそ、誰よりも目立つ化粧をした。

 勝気な態度で居れば自然と人は集まってきた。


 だけど今やそれも意味がない。

 もはやアタシが何をしようが元居た位置へ戻れないことを実感した。

 だから私は派手な化粧を辞めた。

 性格もたぶん腑抜けてしまっているのだと思う。

 アタシが腑抜けているからこそ、高橋もこんなに落ち着いていられるのだろう。


「青士さんは――さ」


「あん!?」


 今まで黙ってアタシの愚痴を聞いていた高橋が不意に口を開く。


「傲慢でクラスメートをあざ笑って、自分をそんなに慕ってもいない取り巻きに囲まれて、そんな場所に戻りたいの?」


「ああ! そうさ! 戻りたいね! アタシは元の位置に戻り――」


 ――戻りたいのだろうか?

 また顔を真っ黒になるまで化粧をして、馬鹿みたいに自分勝手を振る舞って、人を――星野を見下して大笑いしていた頃に……アタシは戻りたいのだろうか?

 アタシは確かにそれで楽しかった。

 だけど、それ以上に虚しかった。


「もう一度、よく考えてみなよ。自分がどうありたいのか。何をしたいのか――を」


 それだけ言い残し、高橋は再び手元のラノベに視線を戻す。自由な奴だ。


 アタシが何をしたいのか――か。

 カンニング事件、アタシが追い詰められた時、自分を庇ってくれる奴が居なかった。

 正直言えばそれが悲しくて悔しかった。

 アタシに友人なんて一人も居なかったことを痛感した。


 ――友人?

 そういえば一年の頃の星野はアタシ以上に悲惨なぼっちだったじゃねーか。

 誰とも絡むことなく、いつも机で寝ていたり、本読んでいたり、とにかく根暗で友達のいねー奴だった。

 だけど二年になってからアイツは急に変わった。

 そしてアイツはアタシの望んでいたものをいつの間にか手に入れていた。


 ……はんっ。

 これか。

 アタシがどうありたいのか――その理想が……今の星野月羽だったってわけか。


「今から言うことは誰にも喋るんじゃねーぞ」


「ん?」


「正直言えば――な。アタシは羨ましかったんだと思う」


「え?」


「アンタと星野の関係が羨ましかったんだろうな」


 星野にあってアタシに無いモノ。

 それは心から信頼できる友達ダチ

 それをアタシよりも先に手に入れたから、アタシは星野に突っかかっていたのだと思う。


「じゃあさ。学校に来なよ。青士さんの欲しいものを手に入れる為さ」


「行けるわけ……ねーっつーの」


 アタシのやったことは許されることではない。

 単なる嫉妬心であそこまで星野を追い詰めてしまったアタシに、学校なんかに行く資格なんてない。

 

「大丈夫大丈夫。僕ですら無垢の親友を作ることができたんだ。青士さんに出来ないわけないじゃないか」


「はっ?」


「だって青士さん、僕なんかよりもずっと強いじゃないか」


「はぁ?」


 強い?

 なにいってやがるんだ?

 周りの視線が怖くて引きこもっているアタシを『強い』って抜かしやがったのか?

 ハッ! 馬鹿みてぇ。


「青士さん、いつも一人きりで僕達と戦ってきたじゃん。初めて食堂であった時も、A組に乗り込んできたときも、それに今だって、いつもいつも一人きりで悩んで、挑んできていた」


「……何がいいてぇんだ?」


「本気出しなよ、青士さん。A組に一人で乗り込んでくるくらい行動力があるんだから、なりたい自分になるくらい青士さんになら楽勝なはずだよ。青士さんは強いんだからさ」


 こいつは……

 高橋はそんなにもアタシのことを買ってくれていたのかよ。

 星野を追い詰めた嫌な奴とだけ見ず、アタシの行動力や強さを認めてくれた。


 アタシは今、初めて心からすげぇと思える奴に出会った気分だった。

 何が『青士さんは強いんだからさ』だよ。

 おめーの方が何十倍もつえーじゃん。

 今更ながら、アタシはとんでもねー奴と喧嘩してたんだなぁ。

 アタシもこいつみたいに強くなれんのかな。


「ハッ! しゃーねーな! あ、あまりにもてめーがしつけ―から学校にくらい、い、行ってやんよ!」


「声震えてるけど?」


「き、気にすんなっつーの!」


 強がって見たものの、やはり急に学校に行くというのは怖かった。

 高橋もアタシの声色からそれを察したみたいで微妙そうな表情でアタシは見ている。

 ……と、思ったら何かを閃いたように目を見開いた。


「そうだ。じゃあさ。僕に一つ提案があるんだ!」







 翌日。

 僕はいつものように旧多目的室の扉を通る。


「どもーっす」


 間の抜けた挨拶を交わし、いつもの席に着こうとするが、何やら視線を感じた。

 そして次の瞬間には視線いっぱいに月羽の姿が迫ってきた。


「い、一郎君っ!」


「うぉぅ!?」


 勢いそのまま月羽は僕の胴に手を回すように抱き着いてきた。

 えっ? なに? なにこれ?

 突然すぎる展開に戸惑っていると、月羽は瞳に光るモノを浮かべながら不意に顔を上げた。


「心配……しました……」


 心配?

 なんのことだろう?

 どうして僕、月羽を心配させたんだっけ?

 頭を悩ましていると、僕の考えを読み取った小野口さんが補足説明を加えてくれた。


「高橋君が昨日あんなメールを残して帰っちゃったもんだから皆心配していたんだよ。特に月ちゃんの心配っぷりと言ったらすごかったよ」


 昨日……

 メール……

 ――あっ。




  ――――――――――

  From 高橋一郎

   2012/07/03 16:57

  Sub 旅に出ます

  ――――――――――


  今日は用事が出来たから

  ちょっと戻れないや。


  それと明日、超助けてもらう

  予定だから覚悟しててね


  それと今、ちょっと挫けそうです

  明日、生きて会えることを切に祈って

  います

 

  -----END-----


  ―――――――――――




 あー、これか。

 ちょっとした自虐内容のつもりだったけど、それが月羽の心配を煽ってしまったのか。


「……心配……ヒック……したんですからぁ……」


 やばい、マジ泣きだ。

 僕としたことが本気で女の子を泣かせてしまった。


「だ、大丈夫だから。ねっ、月羽。僕は何ともないから」


 必死に無事アピールをするが、月羽の目に溜まった涙は収まる様子がない。

 ど、どうしよう。


「高橋君。昨日ほんっとに大変だったんだよ。メールを貰った後、月ちゃんが取り乱すわ、『田山先生に事情を聞きに行く―』って言いだすわ、西谷先生がチョーク投げでシンカー投げ出すわで収集つかなかったんだからね」


 最後のなんだよ。


「ぅうう……一郎君……心配かけちゃ……いやです……だめです……」


 なんか僕、物凄くいけないことをした後の人間みたいじゃないか。

 まぁ、心配かけてしまった僕が悪いっちゃ悪いんだけど。


「ほら、高橋君。早く月ちゃんを抱き返してやりなよ」


「う、うん」


 小野口さんに促されるがままに月羽の背中に手を回し、かる~く抱き返してあげる。

 女の子独特の柔らかさといい匂いが僕の四肢を刺激する。

 これ、めっちゃ恥ずかしい。

 二人きりの時ならともかく、周りに小野口さんと西谷先生が居る中でやるのはすっごく恥ずかしい。

 だけど、頑張りの甲斐もあり、徐々に月羽の涙は収まっていった。


「えへへ」


 顔を僕の胸の中で埋めながら嬉しそうに微笑む月羽。

 やや上気して赤い頬が少しだけ僕の動悸を激しくした。


「ところで高橋君。昨日の田山先生の呼び出しはなんだったの?」


 今までチョークイラスト描きながら静観していた西谷先生が口を開く。

 また一瞬だけそのイラストに目が行ってしまったが、ウサ耳のカバのようなキャラクターが描かれているような気がしたが……まぁ、見なかったことにしよう。


「あー、それなんですけど、昨日色々ありすぎて何から説明すればいいのやら。んー、そうだなぁ。一から説明するから月羽離れてくれる?」


「……ぇ?」


 うわ。凄く悲しそうな目をしてる。

 超罪悪感。


「えっと……」


「…………」


    ギュムゥ~~~!


 余計抱き着いてきた!?


「月ちゃんは離れたくないってさ」


 小野口さんの言葉に小さく首を縦に動かす月羽。

 うーん。この体制、嬉しいんだけど話を先に進めることができない。

 さて、どうしよう。


「――ったく。いつまでラブコメやってるん? 完全に登場タイミング外したんだけど」


「「「……!?」」」


 突如現れた第三者の声に月羽、小野口さん、西谷先生の身体が震えた。

 そうだよな。三人からすれば意外すぎる人が突然現れたんだから、そういう反応になるよね。


「ど、どうして青士さんがここにいるの?」


「そ、そうよ。今日も学校来てなかったはずなのに」


 西谷先生はともかく、あの小野口さんまで軽く取り乱している。

 それほど青士さんの出現は意外だったようである。


「あー、それなんだけどよ……って、その前にやることがあったか」


 青士さんが皆に事情の説明をするよりも先に、スタスタとこちらに――というより月羽の前まで歩みを進め、月羽の眼前で突然姿勢を低くする青士さん。

 そのまま両手を地面に付け、頭を下げた。


「わりぃ! 星野! 謝って済むとは微塵にも思ってねーけど、それでも謝らせてくれ! 悪かった! ごめんなさい! すみませんでした!」


「えっ? えっ?」


 突然目の前で土下座を始めた青士さんに対し、目を丸くしながら戸惑い出す月羽。


「アタシのこと、10発――いや、最低でも30発は殴ってくれて構わねえから。いや、30発と言わず、永遠と殴り続けていい! 殴りたくなったらいつでも言ってくれ! 顔貸すから!」


「ぅええ!? えっ!?」


 ドMもビックリの『殴れ』発言に更に戸惑いを示す月羽。


「ちょ、ちょっと! どういうことなのよ!?」


「説明してよね。二人とも!」


 二人って――僕も含まれてるか。

 んー、どこから説明するか……

 そうだなぁ。とりあえず皆混乱しているみたいだから結論から話そう。


「今日から僕達と一緒に勉強&特訓に付き合うことになった青士有希子さんです」


「よ、よろしくな」


 僕の言葉に続いて土下座姿勢のまま挨拶をする青士さん。


「「「……え?」」」


 一拍置く。

 3人がそれぞれ頭の中で今の言葉の意味を模索する。

 やがて状況理解に辿りつく。

 そして更に一拍おいて、3人は一斉に言葉を吐き出した。


「「「ええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!?」」」


 当然ながら僕と青士さん以外のメンバー全員が驚きの声を張り上げたのは言うまでもなかった。



―――――――――


宣伝失礼します。

新作【転生未遂から始まる恋色開花】の投稿を始めました。

もしよければそちらもご覧いただけると幸いです。

https://kakuyomu.jp/works/16817330666247715045/episodes/16817330666248420198


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