- トモヤの自己紹介（現観虚（うつしみうつろ））

トモヤの自己紹介

現観虚（うつしみうつろ）

質問１　名前と年齢は？

　世常智也。年齢は14歳。中学二年生だね。中二って言うといわゆる「中二病」なるものが頭に浮かぶ人も多いと思うけど、もちろん僕は違うよ。そう言う人種のことはむしろ軽蔑してる。

　……っていうか、そもそも年齢とか学年を教えるなんてナンセンスじゃないか？その事実からいったい何がわかるって言うんだい？どうせ、勝手にただのステレオタイプを基準に人様を値踏みするだけなんだろう？「こいつは○○系のキャラ」とか、とか「サスペンスだとすぐ死にそうとか」とか、まったく本当に失礼だよね。現実の人間をフィクションと同じ基準で考えるなんて幼稚にも程があるっていうか、君たちこそ……なんだっけ？「ライトノベル」？の読みすぎでまさに「中二（以下略）

質問２　職業は？

　中学二年生だよ。もう言っただろ。ていうか職業じゃないね。それにしても。学生と言う身分を職業として語るなんてなかなかおこがましい気がするな……。

質問３　出身地は？

　雨宮県蕁麻（じんま）市。今通っている学校も同じ市にあるよ。

質問４　特技や特殊能力はありますか？

　ないね、残念ながら。強いて言うなら勉強はそれなりに得意だけれど、本当の天才と呼ばれる人に比べれば月とスッポンさ……まあ、学年10位以内に入れるくらいではあるけれどね。

質問５　夢や目的はありますか？

　ないね……またナンセンスなことを聞くんだね。あれかい？教師たちが良く生徒に求めるみたいに、明るい未来志向の健康優良児アピールが欲しいのかな？そう言うのもうはやらないと思うけど。

質問６　あなたがいる世界はどんな世界？

　ごく平凡で退屈な世界……と言いたいところだけど、どうやら怪奇現象や魑魅魍魎が蔓延る世界観らしい。とは言っても、普通の人間がそう言うものに遭う確率はかなり低いけどね。……僕が今そういうのに巻き込まれてるのは、本当に珍しい偶然ってとこだろうね。やれやれ。

質問７　あなたの周りにはどんな人がいる？

　そうだね。同級生たちはことごとく、禄でもない俗物だらけさ。挙句、頭がおかしいサイコ野郎やどうしようもないクズも数名いる。今作ではそういう奴らが怪異と絡んで色々やらかすわけだ。

　でも、今作のヒロイン、白石優子（しらいしゆうこ）さんだけは別だね。彼女は……正に聖人君子、だね。あらゆる点において非の打ち所がない、完璧なヒーローさ。いや、これは大げさに言ってるんじゃないし、僕が彼女に特別好意を持っているから言っているわけでもない。……まあ、どれほどのものかは、実際に本編を読んでもらえばわかるよ。

質問８　ライバルなどいますか？

　いないよ。僕は人とは争わない主義なんだ。って言うかそもそも、「ライバル」なんてきれいな言葉で言ってるけど、現実にそんな綺麗なライバル関係なんて少ないんじゃないかな？むしろ、他人と能力を競って勝つことで虚栄心を満たそうとするなんて浅はかだと思ってるよ。

質問9 あなたの好きな人はどんな人？

　質問が曖昧でよくわからないけれど、もし「好きな異性のタイプ」と言うことなら、「そもそも好きな異性がいたことがない」と言うのが答えだよ。

　と言うかいかなる意味においても、僕は他人に対してほとんど好意と言うものを持たないし……いや、今のは取り消そう。尊敬する人なら、いるかもしれない。

質問10　最後に一言

　いまさら作者から聞かされたんだけれど、この企画は「主人公が答える10の質問」と言うらしいじゃないか。だから誤解のないように訂正しておこう。僕はそもそも、主人公なんかじゃない。そんな器でもないしね。……全く、僕が主役気取りの目立ちたがりみたいに思われたらどうしてくれるんだ。

　……え？「いちおう君も主人公で間違いない」？

　はあ……………………？

　ま、まあ、よくわからないけれどそう言うことらしいから、本編でまた会った時はよろしく。ただし、あくまで活躍するのは優子さんだ。僕はただの助手役だと思ってくれれば幸いだよ。

《以下、作者より》

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