第4話 大学時代


 学歴コンプレックスに陥った。自分の大学に誇りが持てなかった。自分の志望していたとはかけ離れた偏差値だったからだ。学費全額免除の特待で入っているとはいえ、馬鹿というレッテルをはられるのが屈辱だった。

 進学校に入ったのが人生のピークだった気がしてならない。自分の高校は国立大学や関関同立ぐらいに進む人が多い。

 クラスでボッチの末路にはお似合いなのかもしれない。

 コミュ障持ちでもあった。就活で後悔したくないと誓った。

そこからは、アルバイトを始めた。自分のコミュ力が上がったのは、大学生になってからだと実感している。学歴コンプレックスというマイナス面にとらわれることもあるが、コミュ力や、人間関係では良い思いをしている。アルバイトでお金が入ってくるのは嬉しい。一ヶ月に一回の楽しみでもある。

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うつけ者の発達障がい者が大人になるまで 狼男 @shinshin4445

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