に対するアプローチが新鮮でした!
1話から2話の繋ぎが人間味が溢れており、これが惹き込む物語に惹き込む魔力ではないかと思わせてくれる素敵な作品です!
1章の導入時点でこの女装の経緯は明確になりますが、この流れが素晴らしい・・・
言葉だけを捉えるとコメディで存在する理由等々浮かんでくると思いますが、譲れない目標のためなら手段を選んで入らないという熱い理由が輪郭を成すためつい入れ込んでしまいます!
読み手への配慮が随所に設けられており章の区切りが細かく、何を伝えたい章なのかがはっきりしているため視点がブレることもありません!
誰がどのような想いを抱いているのかを感じながら大きな目標に向かって突き進む臨場感、これはなかなか感じることができないでしょう!
そんな女装魔法使いが目指す魔女へ到達することができるのか!みなさんも一緒に見守ってみてはいかがでしょうか?
まず、女装、という言葉が目に入っただけで、男女双方、一定数の方が離脱してしまうかもしれません。そういう言葉だとは思います。
でも、それはすごく勿体ない。まず、その言葉にあまり引っかからずにぜひ読んでみて欲しいです。多くの人にとって、読むのを辞めるほうが難しいでしょう。
本質は女装をしているということではなく、何か一つ、どうしても何とかしなくてはいけないものを、主人公だけではなく、他の登場人物もみんな抱えているということです。それらは多くの共感を呼ぶもので、敵も味方もありません。
内面描写はとても切なく、感情を揺さぶられます。ところがそれだけではありません。偽魔女に少しずつ迫っていく様には好奇心を刺激され、謎解きとか、推理もののように、ついつい先へ先へと読み進めてしまいます。
多くの人に読んで欲しいです。読まれるべき作品だと思います。
一読者として、続きを楽しみにしております。