エピローグ
エピローグ
「おーい。照ー起きろ〜。」
声が聞こえる。優しくて、安心する声が。
「朝ごはんが冷めるぞー。」
「んー」
「照。」
「んあ……」
彼は、顔を綻ばせて言う。
「おはよう。」
「あ…おはよう…輝。」
いつもの朝。輝がいて、頭を撫でてくれて。
「急がなくてもいいから。」
「ん。」
いつも通りの日々が、心地良い。
朝ごはんを食べ終わる。
「輝、今日は、」
「ずっと家にいる予定。」
「ふふ、私も。」
そして、今まで気になっていたことを聞く。
「ねぇ、輝。」
「ん?」
「私は、一番?二番?」
「………」
分かってる。私は、二番だって、
「もう…一番だよ…。」
「え?」
「だから、今では影花よりも、照のほうが大切で、かけがえのない人だよ。」
「輝……ありがと。」
まさか、一番になっていた
「ずっと隣にいるよ。」
「私も!」
私達は誓い合う。
――いつまでも、隣で。――
end
いつまでも隣で。 夜影空 @koasyado2
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