第3話 ラノベ作家が大問答!!
地下鉄が闇を
「本当に行くのか」
狂気の暴動を
「……自分の役割だと思い込んだ
ずっと、ままならなかった
俺がしでかした
それでも……!
それでもまだ……!
♦ ♦ ♦ ♦ ♦
『でも、何が起こったのか、それはあなたが自分で確かめなきゃね』
年下先輩はそう言ってまた、俺の隣に座って静かに目を閉じた。
『お前は……この“偽物”の正体を知っているのか?」
くぐもった声の男のそれは、
『だけど……先輩を巻き込んだのは俺で……』
たった言い
いつも、その太陽みたいな笑顔が……いつだって俺を
『せ……んぱいが、まさかそんな……』
だけど、それこそ代理ZOU3が俺の携帯番号を知っている“意味”が無い。
これまでだって、お互いの
『でも……先輩とは、ただ会社で出会って……』
取り止めの無い二人の今までの関係性がぼんやり重なり浮かんで、だけど、そこに何の
けれど、この騒動の中、誰との
『どうして……』
これじゃあ、まるで先輩が何もかも知ってるみたいじゃ……。
『でも、川原君は私達の
通路を
『そうだ……先輩が代理ZOU3と繋がってるってなら、どうして俺達と一緒の部屋になんて』
一つ間違えれば今頃どうなってたかも分からない、あの
『良く出来たプロットは、誰もの想像を超える
鑑定班の男がそう
だけど、よしんばそんな危険なトリックが、先輩に何のメリットがあるって……。
「そうじゃない。この騒動の核心は、そこにある訳じゃない」
――何故だ、何故この男がZOU3のブログに侵入出来た? 本人のみが知り得るパスワードでしか入れない筈だ――
『あの夜あの時、ZOU3のブログは
年下先輩のにっこり笑顔で見つめられた
『だから、
その両掌に載せた先輩の笑顔がまた少し
『どうして先輩が、何でそんなことまで知って……』
いなくなってしまったZOU3、ZOU3の偽物の俺、代理ZOU3である田中一郎……だけど先輩だけは……年下先輩だけが、ずっと俺にとって何にも代えがたい存在でいてくれた……だけど、だけどあなたは一体……。
『そうだ……お前こそ一体誰なんだ、何故お前が』
『“川原”は、誰かがくれたおまじないみたいな名前。
『……俺は、ZOU3を
『あたしが、ずっと本当は“誰と話していた”のか、あなたには分かるかしら』
だれ……と?
誰と……だって?
……先輩は、ずっと俺と一緒にいてくれて……俺をずっと励ましてくれて……俺を支えてくれてた筈……。
そんな……まさか……そんなことが……まさか……。
ラノベ作家が大炎上!! ぞう3 @3ji3
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