100字を増やせ書きかえ❗️ AC20245 男ならドキドキする言葉「私を、はなさないで…」愛の裏テクニックか?

冒険者たちのぽかぽか酒場

第1話 エロくてエモい愛がほしい、男子より!「はなさないで、サクヤさん!」まさかの、だれも見ていない空き家で!

「はなさない! 気持ち良くなりたい!」

そういう男子に、おすすめ!

まずは、SNSがはなさない!

 愛がほしい中学生アルサブ君のスマホに、謎のさそいが舞い込んできた。

 「愛がほしいの。私を、はなさないで!会いませんか?サクヤ」

 ドキドキ。

心臓、バクバク。 

 「だれも見ていない空き家に、きてください!あなたを、気持ち良くさせてあげたいんです!」

 文面を見て、彼はもうメロメロ。

 そういえば…。

 彼は、ブログに、こんな書き込みをしていたっけ。

 「俺、泣いています。気持ち良くなりたいのに!」

 それが見られていたから、さそいがきたのか?

 SNSは、相変わらず不気味だな。

 サクヤっていうかわいらしい名前の相手に、ドキドキ気分が続く。

 「おお、サクヤさん!空き家は、ときめく愛の巣だ!」 

 気持ち良くなりたい男は、ホント正直だよな。

 迷わず、返信。

 「会いましょう、サクヤさん!」

 待ち合わせ場所は、グンマー帝国の山の中。

 約束の場所に着くと、メガネ女子がやってきた。

 「はじめまして。マリエと申します」

 あれ?

 「サクヤ」さんという女性じゃあ、ないのか?

 「こんにちは。アルサブさんですよね?」

 マリエさんのショートヘアーが、風に、ふわっとなびく。

 「アルサブさん!さあ、空き家にいきましょう!サクヤが、待っていますよ!」

 「おお…」

 積極的な女性、だな。

 「アルサブさんは、気持ち良くなりたいんですよね?」

 「あ、はははは…」

 やっぱり、ブログを見られていたんだな。

 空き家に着いた。

 「良かったねえ。サクヤ?」

 彼女が言うと、何者かが、鳴き声とともに近づいてくる。

 「メエ!」

 サクヤさんは、マッチョなヤギでした。

 こういうのもまた、空き家の活用方法なのか?

「はなさないで…って…」

今、気がついた。

 「ヤギは、人間の言葉を…はなさない?そういうこと?」

空き家日本もSNSも、「はなさない愛」も、えぐいよなー。

 …でも、ちがうんだな。

ヤギは、「はなさない」じゃなく「はなせない」だから。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

100字を増やせ書きかえ❗️ AC20245 男ならドキドキする言葉「私を、はなさないで…」愛の裏テクニックか? 冒険者たちのぽかぽか酒場 @6935

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ