第24話 愛


 ヨークはどうやって自分の家に帰ったのか覚えていない。

 燃やされた男の声が頭の中で響き続けていた。


「おかえりなさい」

「おかえりなさいー」


 二人が迎えてくれた。

 いつも通り、ご飯の準備ができていた。

 僕が好きな人参のシチューだ。


「ごちそうだな」


「え? そうかしら。あなた、好きだものね」


「あたし、にんじんいや」


 食卓を3人で囲んだ。


「さあ、たべましょ」


 ヨークはシチューを一口食べた。


「おいしいよ」


「おいしー」


「ほら、やっぱり食べてみたらおいしいでしょう」


 ヨークは思わず笑みがこぼれた。


「こら、こぼしてる」


 すべてを忘れられた。

 先ほどまでの瞼に縫い付けられた血痕も、心に降り積もっていた親友を焼いた灰も、ひとり空に浮かぶような孤独感も。

 でも忘れ続けるためには、決別しなければならない。


「ビルシヤ、話があるんだ」


「何? お仕事の話?」


 リリーが眠った後、ビルシヤは昔と変わらないまあるい目をして僕の話を聞こうとしていた。


「アイリーンは変わってしまった。彼女はもう人じゃない。

親友として、僕が止めてやりたいんだ。僕がやる必要は本当はないかもしれない。

でも、僕にとっての幸せを守るために必要だと思うんだ。つまり、君たちだよ」


 アイリーンに家族を人質に脅迫されていることは言おうか、言うまいか。ビルシヤにはもうわかっているような気がした。


「フォーリアに入る……そうだよね。

彼らは好きじゃない。人のためだと言って、自分のために行動するから。

アイリーンはさびしかったんだね」


 ビルシヤは顔をうつむけている。やさしい彼女には考えることが多すぎる。

 ヨークはやはり正直に言うことにした。


「僕は鐘守かなもりと呼ばれる存在、それより上の管理者とやらになってしまった。相談できなくて、ごめん。君たちを人質に取られているんだ」


 ビルシアのおかげでヨークはもう終えたと思っていた覚悟が決まった。


「だけど、大丈夫。不幸な結末にはならないよ。

とっ散らかってしまったものを片付けるだけなんだ。やってみせるよ」


 言葉を吐くだけじゃない。大切な人に会える帰り道が途切れないようにと願うかのような覚悟だった。


「うん。あなたならできるって知ってる。アイリーンを助けてあげて」


 ビルシヤはほほ笑んだ。その笑顔も、髪の色も、昔から知っていた。





 翌日になって、ヨークはエントの作業場を訪れた。

 やらなければならないことが山積みに感じられる。まずはしばらく会えていなかったエントの体調が心配だった。


 ヨークの予感は当たっていた。

 エント翁は床に臥せっていた。


「大丈夫ですか!?」


「できてるぞ」


 エントは咳に混じった小さな声で答えた。

 エントは自力でベッドから立ち上がった。

 よたよたと震える足で作業机の前に腰かける。


「見ろ」


 ヨークは今にも死にそうな老人の背中と、彼がこの世に生み出した輝きを放つような作品が同時に見えた。

 それは最後まで熱いままで燃え尽きる木炭のようだった。


「おい、どうなんだ」


 エントは首だけ動かしてこちらを見た。


「あ、はい」


 ヨークは爆ぜるような設計図を読み解いた。


「これは、素晴らしいです。」


 それしか出てこなかった。

 老人は声を立てずに笑った。


「ヨーク、お前がこれを建てろ。

俺は見ての通りだ」


 エントは咳こんだ。ヨークは彼の肩を支えた。


「お前は俺がとった初めての弟子だ。

……名前を継がないか。


塔の名はハイエンタール、

この世で最も高い俺の最高傑作だ」


 ヨークは自信がなかった。だが答えた。その目は輝いていた。


「はい」


 エントは息も絶え絶えだ。


「もう一枚、あるだろう。

そっちの名前はお前がつけろ」


 ヨークは設計図の紙が重なっていることに気が付いた。

 これが、もう一枚。


「なぜ、二つ目を……?」ヨークが問う。


 椅子に寄り縋るようにしていないと座っていられなくても、老人の眼光は鋭どい。


「完璧な仕事には、奥の手を遺しておくものだ。

そっちは、彼女にくれてやれ。

何事も……無制限な力などないさ。

完璧であるものなら尚更、調和がある」


 途切れ途切れの言葉は、しかし力がこもっていた。


「彼女は無駄なく使いこなせているとは思わんがね。何か歪みのようなものを感じる……

大切な塔を本当の意味ではあいつらにはやれんな」


 老人は血を吐いた。


「エントさん!!」


 老人は床に吸い込まれるように椅子から倒れこんだ。

 ヨークはそれを抱きかかえた。


「エントはお前だ……たのんだぞ」


 それが老人の最後の言葉だった。





 ヨークはそれから老人の遺志を継ぎエントと名乗ることにした。

 彼はアイリーンに塔の設計図の完成を告げ、ミラキャニオンにその建設を始める。


 アイリーンは鐘の力の及ぶ範囲を広くしたいがために塔を造ろうとしていたようだ。

 というのも、ヨークは鐘との対話を重ねることで、未知の隕石のその力の仕組みを、暗い迷路に光の道しるべを置くように明らかにしようとしていた。


 全容は計り知れない。だがわかったことをヨークは少しずつ整理してきた。

 鐘は語る。


『人は求めた。だから与えた』


『声の聞こえる範囲が、鐘の宙』


『あなたが望んだのだ』



「僕も君のような能力を使えるようになったのか?」ヨークが問う。


「ふふ、それはまだ駄目。」


一度、鐘の力について聞いてみたとき、アイリーンは意地悪っぽく笑った。


「鐘の中にはたくさんの力が眠っているの。それを引き出して使えるようにするんだけど……

あなたにはまだ早いわ」


 しかし、彼女が管理者というようにヨークは鐘に直接アクセスできるようになっている。

 ヨークは鐘から引き出すことにした。


『いいだろう。【創造】。与えるのは指15本分の力だ。余地はない。

同じ数だけの代償が降る』


 ヨークは辛抱強く聞き続けた結果、力を得た。【創造】と呼ぶのか。

 どのような能力なのかを見つけ、使えるようになるまではさらに時間がかかった。

 これは物を再生成できる能力のようだ。

 ある機構、例えば木箱やコーヒーカップでもいい、その物体の構造の理解を進めると、ある一定の理解度を越えたところで【創造】が使えるようになる。

 同じ物質から、理解した物体を想像できるようになるのだ。


「東洋の錬金術のようだな」


 丸太から荷車を、鉄くずから鍋を、といった具合だ。

 この力は塔の設計の実現に大いに役に立った。


 エント翁の死からしばらく経ち、季節が変わる風が吹いたころ、

 ヨークはアイリーンに提言することにした。

 彼女の望みは本当は何でもないんだ。ただ与えられたもので遊ぶだけの子ども。


「君が言う塔だが、1年で基礎までは造れる。そうしたらミラキャニオンに遷都しよう。鐘を掲げる塔とともに生きるんだ」


「いいよ」


 アイリーンは遠い目をしていることが増えた。


「私はここにいる。いってらっしゃい。できたら教えてね」


 ヨークはフォーリアの一団を引き連れてミラキャニオンに住み込んで塔の建築を開始した。

 もちろん、家族もつれてきた。

 そのことに関しては、アイリーンには何も言われなかった。彼女はだんだんと物事に関心を失っているように見える。どうしたのだろうか。


 とはいえヨークは一度決めたことをやり遂げるため、働いた。

 ともに来たフォーリアたちはヨークのことを支持してくれた。彼らの中にも過激なアイリーンのやり方に疑問を持っていたものは多かったようだ。


 そして、約束の1年がたった。深いミラキャニオンの谷を窯の蓋でふさぐような形の、塔の基礎が出来上がっていた。

 ヨークは鐘のもとにいるアイリーンを呼ぶためにベードリアウイングに単身戻ることにした。

 夜も更けた頃にヨークは街にたどり着く。


「なんだよ……これ」


 街には腐臭が漂い、人が見当たらなかった。

 陽が落ちていることとは別に町全体が暗く感じた。

 烏の死体を避けて、ヨークは大聖堂へと入った。


「何をしたんだ?」


「あら……もう1年経ったの」


 アイリーンは物憂げな視線をこちらに送った。

 彼女は鐘の周りに造られた祭壇の中央に横たわり、腕をついてこちらを見ている。

 周りにはいつかみた磔台が囲んでいた。描写もしたくないおぞましいオブジェクトがつるされている。


 彼女と僕の間には、チェス盤に並べられたコマのように鐘守かなもりたちが整列している。いや、一人の男は列を乱している。

 その一人の鐘守かなもりは何かを片手で持っていた。

 そいつは、それを前に放り投げた。それは大聖堂の床にべちゃっと着地する。


鐘守かなもりになりたいって、うるさいの。

みんなみんな……大嫌い。欲しがるばかりで情けない。私を助けるのは誰?」


 アイリーンは宙に放るように言葉を出す。

 ヨークは床に落ちた物体が人の形に見えて仕方がなかった。

 それは、いつかアイリーンが生んだ異形の兎のような赤い目を持っていた。


「アギエル、僕なら君の助けになっているだろう。

ミラキャニオンの塔の基礎が完成した。

一度見に来ないか?」


 言葉は慎重に選んだ。

 ヨークは自分がかいている冷や汗がぽたりと床に落ちたのを感じた。

 この街の惨状の様子は、彼女の表情が物語っているように見える。


「塔、そうね。そうだったわね」


 彼女は言うが早いか。ヨークの目の前に移動していた。


「じゃあいきましょうか」


 アイリーンがヨークの手を取る。

 視界が回る。


 ヨークはミラキャニオンの塔の基礎の上に立っていた。

 【移動】を使ったのか。いや、しかし、これでいい。


 基礎というのは、谷に根差した土台の上に1フロア分だけ塔の成長が進んでいる。 直径はベードリアウイングと同じくらいだ。

 その一番上のフロアに2人は立っていた。

 建築作業用の松明がフロアを囲むようにして立ち並び、フロア全体を照らす。

 まだこの塔には名前がついていない。


 ヨークはミラキャニオンにいる間、塔を造りながらも策を練った。

 アイリーンは眠りにつかせてやるべきだ。

 塔の管理者というのは……あまりに不自然な存在だ。つまり僕も。

 川の流れに棹差すように、周りの形をゆがめてしまうのだ。


 しかし、彼女も指15本分の力を持っていることは明らかだ。

 1本で【移動】

 2本で【炎上】

 3本は【拡声】

 4本はわからないが、5本はおそらく【選別】


 だが、ヨークは同様に鐘の能力を付与されたことでで確証を得たことがある。

 あまりに単純な弱点、鐘から遠く離れると能力は使えないのだ。


 彼女とハイフォールまで視察に行ったとき、彼女も気づいたのだろう。

 彼女はハイフォールから、【移動】でベードリアウイングに戻らなかった。できなかったのだ。

 だから、いっしょに歩いた。

 鐘の声が聞こえる範囲まで近づいたことで再度能力は使えるようになった。


 僕もここでは【創造】は使えない。

 だから慎重に準備をしておいた。人間だけの力で。


「どうかな」


「どうと言われても、まだ未完成じゃない」


 松明の炎とともに、彼女の影が揺れている。


「いっしょに踊らないか?」


「何を言い出すの、急に」


「昔が懐かしくて。アギエル、君にはじめて会ったときのように踊ろうよ」


 僕はアイリーンの手を取った。

 アイリーンと初めて会った時のことは、忘れてしまった。


「なんなの、変な奴」


 そう言いつつ、彼女はもう一方の手を僕の左手の上に置く。


「歌ってくれよ。歌がないと」


「わがままな羊飼い」


 彼女は歌ってくれた。

 僕たちはステップを踏んだ。

 何度も繰り返したように、僕たちは自然とそれができた。

 当り前だ。幼馴染じゃないか。

 この腐れ縁もここで終わりだけれど、ヨークはその無常も含めてこの時を楽しむことができた。

 アイリーンもほほ笑んだ。その笑顔は昔の彼女によく似ていたけれど、違った。


 僕たちは月光と炎の明かりのもと、踊った。

 彼女の歌声が響いているところで、ヨークは彼女の手を強く握って、動きを止めた。


「どうしたの?」


 アイリーンは驚いて、歌うのをやめた。ステップが途切れる。


「アイリーン、これでいいんだ。おしまいにしよう」


 ヨークは足元の床を踏み抜いた。この位置に彼女を誘導していたのだ。

 明かりが消えて風の音だけが聞こえる。

 いや、僕たちは落ちているのだ。

 ヨークはこの塔にフロアを吹き抜けるように筒状に穽陥せいかんを造っていた。

 もとより塔の基礎と言っても、この罠のためだけに造られた張りぼてだ。

 この深い穴は、谷の底まで続いている。

 能力も使えないんだ。このまま一番下まで落ちることになすすべはないだろう。


 僕たちは死ねないかもしれないのはわかっていた。

 だって、彼女は土の中から羽化をするように這い上がってきた。

 だけど今度は大丈夫だろう。僕が彼女を止めてやる。


「そ……」


 アイリーンが何かを言っている、風を切る音で聞こえない。


「その名を呼ぶなあああああああああ」


 彼女は叫んだ。ものすごい力で手を振りほどかれる。

 暗闇に慣れてきた目で、彼女が4本の指を交差させているのが見えた。


 途端、闇より黒い触手が四方八方に伸びた。蜘蛛の足のような、羽虫の繭のような黒い粘着質の塊だ。

 ヨークはその触手にからめとられて、思い切り壁に叩きつけられた。


「ただじゃ、殺さない」


 どうやらアイリーンはこの触手を操作できるようだ。

 なぜ、鐘の声の範囲外で使えるのか。


 変化か。

 【創造】の力もそうだ。物を生成する力自体は鐘の声の範囲外では使えないが、【創造】で作ったものは鐘の声の範囲から出すときに消えるわけではない。

 彼女はすでに自身を変え終えていたのだ!!


 アイリーンはその姿を変貌させていた。

 触手の核となるように中央に彼女は体を吊るしている。

 黒い液体が彼女の体を包み込んでいた。


「なぜ認めてくれないの!

今の私が完ぺきなのに。あんな……あんな醜くて、みじめで、見捨てられた私より……」


 触手がヨークを押さえつける力が強くなる。

 ヨークが苦しみもがいていると、上を見上げた拍子に円状に区切られた夜天井から星が見えた。


「ぐっ……おれは、いつも見ていたよ」


「いやだいやだいやだいやだ!!! あのまま死んでいればよかったっていうの!?」


 金属音のような轟音が響く。

 アイリーンの叫び声のようだ。ヨークは空気の振動で体がビリビリと震えた。


 アイリーンは触手を動かして縦穴を上り始めた。

 ヨークは壁に押し当てられながら連れていかれる。

 しばらくして穴から出た。

 ヨークは無造作に放り投げられた。


「私はいらない? じゃあ、あのこは?」


 アイリーンはタールのような黒い物質に飲み込まれていた。

 彼女の顔があったところに、縦向きの頭の大きさほどの目が一つ開く。それは虹のような虹彩で周りの黒から一線を画して輝いていた。


 血を失ってぼーっとした頭で状況を理解する。

 あのこ?

 まさか。


 先ほどのアイリーンの悲鳴でミラキャニオンに住む人々が集まってきたようだ。

 塔の基礎とほど近い丘からこちらをうかがっている。

 そこには、リリーとビルシアもいた。


「やめてくれ」


 ヨークは渾身の力を振り絞って立ち上がった。


「やなこった」


 アイリーンが蜘蛛の脚で移動しようとした。

 完璧な仕事には奥の手を遺しておくものだ。エント翁の声が聞こえた。

 ヨークは素早い動作で背中の中に隠していた弓と矢を取り出す。

 敏速な動作で矢をつがえ、アイリーンの目に向かって放った。


 矢は命中した。アイリーンは足をもつれさせて転んだ。


「ギいいいい!!! 声を聴かなかったの!? 星の浄化をしなければ!! ヨーク、一緒に来て、私は選ばれたの」


「何もかも、誰のものでもないんだ。アイリーン。それが愛なんだ。独占なんてできやしないよ」


「その名で呼ばないで!!! あの醜い姿なんて」


 そんなことはなかった。ヨークはあのアイリーンが好きだった。輝いて見えた。


 もう一つ、奥の手はある。この位置なら……

 ヨークは弓を構えた。


「止まっている的なら、なおさら簡単だ。」


 ヨークはある塔の床板のある一点を射抜いた。

 途端、地の底から唸るような音が響き始める。

 今度は塔の基盤すべてが谷に落ちる。そういう仕掛けにしておいた。

 瓦礫に埋もれて、ここは僕たちの墓標になるんだ。


 塔の基礎が崩れゆく。

 アイリーンは目が開けず、複数ある足元がなくなっていく。空をもがくように動かすが、それも虚しく溺れる蜘蛛のようだった。


 ヨークの足元の建材もつなぎ目が緩んできた。

 一緒に落ちよう。



 そのときリリーが叫んだ。


「お父さん!!!!!」


 瞬間、ヨークの考えがコインが裏返るように変わった。

 足に鞭打ちリリーたちのいる丘に向かって駆け出す。

 無様でも、醜くても、卑しくても彼女たちと生きるために走った。


 孤独。

 娘に同じ思いをさせたくなかった。本当は君にも、アイリーン。


 丘が近づいてきた。もう少しだ、フォーリアの連中が手を伸ばしてくれている。

 あそこに飛び移ればいいだけだ。


 塔の崩壊は足元に迫っていた。一歩前に踏み抜いた床はもうない。

 もう飛ぶしかない。

 ヨークは思い切り踏み切った。


「お父さん!!」


「あなた!!」


 背後では崩落の音が続く。

 ヨークは疲れと安堵から膝をついた。

 僕は家族のもとに帰ってこれたんだ。


「あなた!! 後ろ!!!」


 ビルシヤが叫ぶ声だ。どうしたんだ?


 振り返るとアイリーンの黒い手が目の前にあった。

 ビルシアがそれに飛び込む。


「ビルシヤ!!!!!」


 ビルシヤは色のない世界に飲まれていく。

 触手は瓦礫に飲まれて落ちていくアイリーン本体に引っ張られるように、谷底へ向かっていった。

 駄目だ。どうして君が。いやだ。


「ビルシヤ!! 戻ってきてくれ!!! なんでだあああああああ」


 瓦礫の墜落の音が聞こえなくなってからも、ヨークの慟哭がぽっかり開いた穴に響いた。





  ■■■■■  ■■■■■





アイリーン

私が一緒にいるよ

大丈夫 彼もすぐに来るよ

きっとまた

いつかのように遊べるよ





『星は知らない』 "創世記編" -完-




『星は知らない』 "大禍時編" へ続く

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星は知らない(No Star knows) @osakenpiro

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