『夜明けのあかり』

ヒニヨル

『夜明けのあかり』

いつもよりも、早く起きて

カーテンをめくる


ひんやりとした空気が

肌をなぞった。


まだ

寝ぼけ眼の陽が

夜の帳を上げていく。


わたしは、はじまりの朝が好き


あまり汚されていない

空気が肺を満たすようで


何げない

一日がわくわくするようで


「おはよう」

目覚めはじめた世界に

わたしは言った。



     Fin.



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『夜明けのあかり』 ヒニヨル @hiniyoru

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