第3話 『遥か昔のエジプト精神』について

ご著書について質問します。


【Q1】紹介したい作品を1作、タイトルを上げてください。(URLも可)


 『遥か昔のエジプト精神』

https://kakuyomu.jp/works/16817139556810135815



【Q2】カクヨムのジャンルに縛られず独自に言うとどんなジャンルですか?


 書いたひととしては「百合、ガールズラブ」のつもりです。

 とにかく「女子がいっぱい出て来る学園もの」です。



【Q3】おおまかな内容を教えて下さい。


 伝統ある瑞城ずいじょう女子高校のマーチングバンド部「瑞城フライングバーズ」の幹部は困り果てていた。

 前年度末に起こった騒動のせいで部内は混乱し、演奏やマーチングどころではない。ところが、7月に開催される「城まつり」のマーチングには参加しなければならない。生徒会に「城まつり」辞退を申し出たものの、生徒会からは「辞退は認めない」という冷たい返事が来る。追い詰められた幹部たちは、その「城まつり」のマーチングを悪天候で中止させるために、「古代エジプト流」を掲げるあやしげな雨乞いに期待を託すのだが……。

 果たして、雨は降るのか?



【Q4】主人公について教えて下さい。


 末廣すえひろ晶菜あきな

 瑞城女子高校2年、マーチングバンド部「瑞城フライングバーズ」のカラーガードパートに属しています。

 商店街でお店をやっている家の娘で、きまじめな少女です。

 もともとマーチングや吹奏楽に興味があったわけではありません。一学年上の向坂さきさか恒子つねこ先輩にあこがれ、慕っていました。その向坂先輩が、顧問と一部OGの後押しで部を乗っ取ってマーチングバンド部の部長になったので、取り巻きグループの一員として、先輩に従って入部しました。

 したがって、2年生ながら幹部グループの一員になっていて、向坂先輩のために尽くそうとするのですが。

 しかし、事態の展開とともに、その心境にも変化が起こっていきます。



【Q5】主人公の他に注目して欲しいキャラクターがいましたら紹介してください。


 主人公があこがれる向坂恒子先輩……を差し置いて(向坂先輩は他の作品にも登場するので)。

 ここではあえてトロンボーンパートの大林おおばやし千鶴ちづるを挙げたいと思います。

 登場場面は多くないのですが、アイドル研究会に謎のコネをもっていたり、雨のなかでぐしょ濡れになって演技の指導に立ち会ったり、お弁当が配達されて来たときに扉を開けたりと、地味にいろいろと活躍し、裏で「お膳立て」を整えているキャラクターです。



【Q6】作品中で好きなセリフまたはクダリ(一節)を紹介してください。


 栄光をグローリー

 栄光をグローリー

 神を讃えよハレルヤ

 その神様の意志が小さな光のかけらになって、ここにいるそれぞれのメンバーの心に宿る。


 第54話 栄光を! 栄光を! 神を讃えよ!(20)

https://kakuyomu.jp/works/16817139556810135815/episodes/16817139557185935777



【Q7】[完結済作品の場合] 執筆期間はどれくらいでしたか?

   [連載中作品の場合] いつから連載していますか?


 夢月七海様主催の自主企画「#2 問えば響く君の答えbyN.M. 『雨を降らすのは誰?』」に参加するために書きました。

 2022年7月17日開始、31日完結ですから、半月くらいです。もっとも、「マーチングバンド部雨乞い事件」という構想そのものは2020年ごろからありました。



【Q8】この部分にはチカラを入れたという個所はありますか?


 あこがれの先輩である向坂先輩をどう描くか。

 女子に理屈抜きにあこがれられるってどんなのだろう、ということをさぐりながら書きました。



【Q9】苦労した点はありますか?


 全体に楽しんで書いたのであまり苦労したとは思っていないのですが、何か選ぶとすれば、いかにもインチキくさい「雨乞い」を、「インチキだけどリアル」に描くにはどうすればいいか、というところでしょうか。



【Q10】どんな方に読んでほしいですか?


 すべての方に、です。

 とくに、女子校もの、制服もの、音楽もの、百合っぽい物語がお好きな方に読んでいただければたいへん嬉しいです。

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