青の毒
北大路 夜明
青の毒
あなたのついたやさしい嘘
聡明なわたし 騙されてあげるわ
何も知らない振りをして
そっと隣に寄り添うの
可憐な少女のように
純粋な少年のように
わたしはただ寄り添うだけ
あなたの飲んだ青の毒
やがて灰色と混ざり合い
空から垂れた蜘蛛の糸を
切ってしまうのでしょう
可憐な少女のように
純粋な少年のように
わたしはただ受け入れるだけ
淡々と……
粛々と……
受け入れるだけ
停止線を振り切った
あなたの世界がどこへ向かおうと
わたしはただ受け入れるだけ
淡々と粛々と……
ほら、
青の毒はあなたの内を巡るわ
確かに
青の毒 北大路 夜明 @yoakeno-sky
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。青の毒の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます