人生においては本来勝ち負けなどないのだろうけれど、どうしても人と比べてしまうことってありますね。でも、思いを吐き出す場所として文学があったのだとしたら、それは幸せなことだったのではないかと思わせてくれました。
良いものを読ませていただきありがとうございました。カクヨムコンでは良い結果が出ますように。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
なるほど、思いの丈を吐き出す場所としての文学……。まったく新しい観点でした。李徴のように虎になってしまう前に、ドロドロとした心の澱を書き出せるというのは、確かに幸せなことかもしれません。
こうやって読者様から新たな作品の読み味を教えていただけるのも、こういう場所ならではの良さですね。
人間の感覚って不思議なもので、時間と空間がつながっていないのに記憶の変なところで接続したりします。
私の体験はこれほどはっきりしたものではありませんでしたが、思い当たることはあります。
刹那的に描かれているのでその感がより強まっていていい読み味です。
彼もどこかで何かに、もしかしたら主人公とはまったく関係のないものだったのかもしれませんが、影響を受けたのかもしれませんね。
作者からの返信
貴重なコメントありがとうございます。
やはり程度の多少はあれど、似たような経験をお持ちの物書きさんは多いようですね。
そしてそう言う時に限って、予期せぬところから記憶がリンクして物語が始まったりするんですよね。人間ってつくづく面白いなあと思います。
主人公の人生に、良くも悪くも多大な影響を与えた彼。
そんな彼の作品を読み、それを削除し、自分に向き合えたと思えるシーンに、涙潤ませてしまいました。
台詞が自然な会話で読みやすく、二人の関係性が解るやり取りが良いですね。
普段はあまり読まないジャンルなのですが、この作品に出会えて良かったと思っております。
カクヨムコン頑張ってください!!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
字書きさんの人生において、自分自身と向き合わねばならぬ瞬間は必ずやってくると思っています。そんなときに、かつて追いかけていた背中は一つの指針になってくるはずです。
この物語の主人公はどのように向き合ったのか、その答えはかいんでる様の中でぜひ出してあげてください。
カクヨムコン、お互い頑張りましょうね☆
これは私事なのですが、ほんと天才がいまして。ただ一つ、文では優っていると思っていた私は、後に全く勝っていなかったことを悟ったのですよね。
でもね、あやつはこう言いました。書けって。私の文章は稚拙だけど、心のある物語なんだって。
そんなことがあって、私は今も小説を書いています。
才能があるから、他人を下に見るのか。一生懸命に向き合う人間がいたら、それはもうとんでもなく眩しいそうです。天才からすれば、なんで自分が天才と呼ばれるのかわからない、みたいな。
なんともつまらないことを書いてしまいましたが、最後に一言だけ。
この物語に出逢わせていただき、感謝いたします。おかげで、気付けました。
作者からの返信
貴重なコメントありがとうございます。
字書きさんは須らく経験することだと思いますが、天才っていますよね、ほんと。
身近なところにも、ネット上にも、もうそれはそれは雨後の筍のようにポコポコと。
彼らに比べるとただの凡人だなあと痛感します。が、私はそれでも存在理由として物語を紡ぐのだと思います。
なんてポエミーなことを言ってしまいましたが、結局楽しいんですよね、書くの。
読み合い企画から来ました!
お互い更新がんばりましょう!
「彼」は主人公の一歩先をずっと行っていたにもかかわらず、何かと不遇だった(早稲田は一浪、結局無理がたたって命を落としている)のですね。能力さえあれば幸せになれるとは限らないこの世界の厳しさを感じました。
遺稿を主人公に託した「彼」の想い。主人公にとって「彼」がそうであったように、「彼」にとって主人公は特別な人間だったのだろうと思います。
作者からの返信
貴重なご感想ありがとうございます。
「彼」の想いが「私」にどう託され、「私」の中で生きているのか、筆者の脳内では答えが出てはいますが、それを口に出すのは野暮な話です。まんごーぷりんさんの中で答えを見つけていただけますと嬉しく思います。
3000文字未満でしたがギュッと濃縮された味わい深いお話でした!
二人の青年の葛藤、そして結末が読了後も印象的でした( *・ㅅ・)*_ _))
企画参加ありがとうございます!
ファンアートを贈りましたので近況ノートにて確認をお願いいたします!
https://kakuyomu.jp/users/honran05/news/16818023214130758328
作者からの返信
コメントありがとうございます。
「彼」が紡ぎ続けた文章、それに対峙する「僕」の姿が浮き彫りになるようなファンアートでした。ありがとうございました。