第60話

焼きそばを食べた後は花火の時間までまだ時間があるということで、もう少し屋台を見て回ることになり、綿飴やチョコバナナ、私はやったことがない射的などもやってみたがまったく当たらなかった・・・翼はとても上手く打った弾は全て当たっていた。この差は一体何なのか・・・


「お祭りの屋台って本当に色々あるんだね・・・」


「屋台を出すのは許可さえ取れれば自由だし、流行り物を出せるっていうのも良い点だな」


「でも、屋台の人忙しそうだね。みんなすごく動きが早い」


屋台の店員さんはみんな素早く動いており、この暑さと鉄板などのそばにいるからかみんな汗をかいている。


「毎年出店してるから訓練されてるんだろ。業者側からすれば稼ぎ時だよ」


「大変そうだけど、みんな楽しそうにやっているね」


忙しそうなのは確かだが、店員さんはみんな笑顔で楽しそうに働いている。このお祭りを裏方としても楽しんでいるのだろう。


「そろそろ花火の時間かな」


左腕に着けている腕時計を見ながら、翼が言う。確かに周りの人たちも続々と会場の方に向かっていっている。


「みたいだね、私たちも行こうか」


私たちも周りの人たちについて行くように、花火大会への会場へ向かう途中に少し足に違和感を覚え立ち止まる


「どうした凛?」


「いや・・・何でもない。ごめん」


「そか何かあったら言ってな」


「うん・・・」


まあ大丈夫だろう・・・きっと気のせいだ


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姫と一緒に一休み 羽根とき @goma1125

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