第26話 ついていました

 乗り切ったとは思っていません。


 今でも

「失敗したな…」

「困ったな…」

「患者さん怒らせちゃった」

「あの人傷つけちゃったな…」

 なんて落ち込むことは多いです。


 だけどね…

「これは命をかける案件なのかな…」

 と考えると、

 まだまだ娘の成長も見たいし、実父母も健在だし…。



 手が震えることはあれ以来ないです。

 

 あの時の何とも言えない恐怖感はしっかりと覚えています。

 意思とはちがう体の動きって怖いです。


 症状がでたのが会社でよかった、

 家族の理解があってよかった、

 休職できる環境でよかった…。


 そこは “ついて” いたのでしょうね。


*****


 最後に

 読み返してみると自分からの

 一方的な文章になっています。

 落ち着いて書いたつもりですが

 難しいですね。

 会社も部署も上司も事情があるので

 私もいけないのです。


 早めに対応しておけば…とか、

 強引にでも休んでいれば…とか。


 追いつめられると

 視野というか考えが非常に狭くなります。

 思いつめてしまうのですね。


 どうかみなさんも無理されず、がんばり過ぎず。

 カウンセリングとか

 いろいろな方法、逃げ口があるはずです。


 そう「逃げるは恥だが役に立つ」のです。


 長文におつきあい頂きありがとうございました。

 みなさんが健康でありますように。

 

           了

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「それでいいんだよ」 @J2130

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