登場人物紹介
時雨 圭役(しぐれ けいやく)
別名:英雄
最高ランクのSランク冒険者で『英雄』だった。
弟である代夏と二人暮らしだった。親は交通事故で他界。
『英雄』と呼ばれる様になった理由はダンジョンの外に出る事のないモンスターを一人で討伐したから。(そのモンスターはSランクダンジョンのボスのドラゴン)
最初は弟と一緒パーティとして有名になる事を目標にしていた。『英雄』だった頃は弟の事は唯の雑魚としか思っていないので弟が死ぬ半年前に弟をパーティから追放して別の強い人とパーティを組んでいた。
元々働いていたが『英雄』になったあと仕事を辞めている。
一度敗北した際に強くなる為にストゴートと契約を結んだ。その結果間接的に弟を殺した。
その後天使と悪魔に『英雄』の真実を教えられ一時的発狂。そして名声と力を失った。
そして弟の幻覚で罪と自分にとって弟が大事な存在だった事をを自覚して遅い後悔をした。
その後は罪の償い方を生涯かけて探すが結局は分からず、それ以外の時間はほとんど家に引き篭もって死にたくても死ねないまま代夏の幻覚と一緒に暮らして寿命で死んだ。
蛇足だが彼女は英雄になった後無自覚に弟と二人で一生遊んで暮らせるぐらいにお金を稼いでいた。
時雨 代夏(しぐれ たいか)
別名:英雄の寄生虫
最低ランクのGランク冒険者。
英雄の寄生虫と呼ばれている理由は姉が英雄になってもしばらく一緒にパーティを組んでおりそれに嫉妬した冒険者たちに勝手につけられたあだ名。それが冒険者界隈を超えて世界中に広まりその名が定着してしまう。
ちなみに一人でもAランクダンジョンを攻略出来る。(通常支援職一人だけではGランクダンジョンすら攻略出来ない。)
自分のあだ名が冒険者界隈に広まった後、『英雄』になった姉にパーティを追放された。その後姉が家賃を払っていない事が発覚して半年間一人でダンジョンの攻略をして家賃のためにお金を稼いでいた。
ギルドからの嫌がらせでどんなにランクの高いダンジョンを攻略しても冒険者ランクは上がらなかった。しかもドロップアイテムやお宝も売るときに九割ピンハネされていた。(本当は既にSランク冒険者程の実力があった。それにピンハネされていなければ生活も少しはましになっていた。)
それでも挫けず半年頑張っていたがその結果が権力に殺されかけると言う残酷な結果となった。
その後半年の逃走の末、ストゴートにスキルを全て奪われた上に呪い殺される。
呪いで死んですぐに悪魔カナエルに魂だけの状態で保護される。そしてカナエルに無理を言って最後に姉の様子を見に行った際に姉が殺されかけるのを見て、カナエルに自分の記憶を代償に姉を救う様に願う。
元々高校に通っていたが生活費を稼ぐ為に辞めた。(そこでも『英雄の寄生虫』と言うあだ名が広まっており虐められていた。)
代夏本人も知らなかったが実は天使候補。天使からの試練を無意識な状態のままクリアする筈だったが姉の契約の代償として死んでしまい天使になる為の試練は失格となった。
本編のその後記憶を全て失った状態で悪魔カナエルの部下になる。その際悪魔カナエルに『サルビア』と名付けられ、新たな肉体を与えられる。
親は事故で亡くなっている。
ストゴート
分類は幽霊。契約者の願いを叶えれる。突然変異で生まれたモンスター。世界に一匹だけのモンスター。
S S Sランク以上のモンスター。SSSランクダンジョンができて生まれた。本来のボスからボス部屋を奪ってボス部屋に居座っていた。
ストゴートは悪魔とは違い契約者の願いを叶える際に契約者にとって一番大事な人の命を奪う。その後契約者の命もタイミングを見て奪う。
圭役と契約をして代夏を殺した張本人。天使のサズケルに浄化された。
所業が悪魔っぽいが間違っても悪魔ではない。
カナエル
種族分類は堕天使で悪魔。
その中でもカナエルは契約者の願いを叶えれる上位悪魔。
ランクは測れない程強い。
ふざけた願いは叶えない。そして願いを叶える際に契約者のスキルを一つだけ永久に奪う。一度奪われたスキルは二度と覚えられない。
因みに悪魔という種族は契約の際、スキルだけを奪う。人の命を奪う様な事はしない。(やろうと思えば人の命なんて簡単に奪える。)
代夏の最後の日記に書かれていた「それ」の正体。彼の最期を見届けて魂を回収した。
本編のその後代夏からの願いを聞き彼の記憶を貰う。そして全てを失った彼に『サルビア』と言う名前と新しい肉体を与え、自分の部下として彼に第二の人生を歩ませる。
サズケル
種族分類は天使。
サズケルは『英雄』と『天使候補』を選別し『天使候補』に試練を与える役割。天使候補がその試練に合格できなかった場合、全人類連帯責任で罰を与える役割を持っている。
代夏が天使候補の試練を合格出来なかったので今回人類は罰せられた。
因みに代夏が試練に合格していれば生きている間に犯した罪が全てなかったことにされる。
実は天使候補と英雄に選ばれる条件は二人兄弟姉妹だけではない。それ他にも条件がある。
その後の話だが代夏を天使に出来なかった。なので次の『天使候補』と舞台装置である『英雄』が見つかるまで待つことにした。
サズケルは代夏が寿命を迎えれば歴代最高の天使になれると確信していた。代夏が天使になった暁には自分だけの部下にしようとしていた。
しかしその前に死んでしまい天使にはならなかった上に悪魔カナエルの部下になったのでしばらく荒れた。
報酬をピンハネしてた受付とその一族
ギルドができた当初からギルドを発展させてきた一族のうちの一つ。冒険者との『信用・信頼』を築き大きな一族になった為『信用・信頼』を大事にしていた。ピンハネの受付はその一族の後継ぎだった。(今回のピンハネの事は天使からの制裁で言われるまで他の一族の人間は全く知らなかった。)
今回のことでこの一族は冒険者から『信用・信頼』を権力や金と共に失った。その後一族はピンハネ受付を絶縁した上で追い出し天使から貰った金で安い家を借りて再就職先を探している。(一族全員ギルドで働いていた)
追い出された受付はしばらく路地裏でホームレスとして暮らしていた。その後結界が無くなったダンジョンから出てきたモンスターの攻撃によって重体になる。そして助けを呼ぶこともできずそのまま誰にも見つけられる事なく人知れず死んだ。
六手梨高校の生徒教員
ダンジョン都市にある六手梨高校はダンジョン科などのダンジョンや冒険者に関する学科がないダンジョンとは無縁の高校である。ダンジョンができる前からあった歴史ある高校でありダンジョンが出来た後でも教育方針を変えず普通の高校として存在していた。
そして校舎が天使により破壊されその歴史も潰える。
そこに所属していた生徒全員が天使による制裁の件で中卒となる。(一部は転校したが制裁の件でいじめに遭い結局は全員退学している。)
教員達は悪質ないじめを止めないどころかいじめを認めていた事が世間にバレて教員生活は一生出来なくなった。
その後は親の脛を齧る寄生虫になったり、苦しい環境に耐えられなくて自殺したり、ダンジョンに入りゴブリン一匹相手に死にはしなかったが病院送りになったりと苦しんでいる。
何かの宗教の元信者達
天使候補を天使にする為のサポートを使命として生きていた信者達。
しかし今回の件で信仰対象の神から天使サズケルを伝って全員破門を言い渡される。
その後何人かは再び信者になろうとしたが天使がそんな事許すはずもなくその何人かは全員即死級の雷を落とされ一足先に地獄へと落ちていった。
あなた
英雄の話をずっと聞いてた人。
元英雄の話聞いてただけで百万もらったラッキーな人。
ただそれだけです。
とある元英雄の罪 笑顔の傘 @iti5uma1
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます