第3話 夢

 夢を見ていた

 とても幸せだった

 気づかせて


 ああ


 笑ってね

 私の願い

 大好きって

 その言葉は口から溢れることはなく

 夢に溶けてった


 木漏れ日に包まれて

 眠る昼下がりが

 一番好きだった

 あの頃の私


「ありがとう」と「ごめんね」と

 素直に言えたのならば

 どれだけ良かったろう

 遅すぎる後悔

 でもそれがなかったら

 今の私はきっといないんだ


 夢を見ていたよ

 昔のね幸せな夢

 私がそう言うと

 君は不貞腐れてこう言ったんだ


「今は幸せじゃないの?」


 2


 笑っていたいね

 私の思い

 大好きって

 その言葉は口から素直に溢れる

 私は夢に溶けてった


 木漏れ日に包まれて

 眠る昼下がりが

 一番好きだった

 あの頃の私


「大好きだよ」と「またね」と

 素直に言えたのならば

 どれだけ良かったろう

 遅すぎる後悔

 でもそれがなかったら

 今の私はきっといないんだ


 夢を見ていたよ

 昔のね幸せな夢

 私がそう言うと

 君は不貞腐れてこう言ったんだ


(間奏)


「ありがとう」と「大好き」と

 素直に言えたんだよ

 心があったかくなって

 今からでもいいんだ

 夢を持っていなかったら

 今の私はきっといないんだ


 夢を見ていたよ

 昔のね幸せな夢

 私がそう言うと

 君は不貞腐れてこう言ったんだ


「今は幸せじゃないの?」


 だから私はね微笑んでこう囁いた


「ありがとう。大好きだよ」

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時々書く詩を適当にどっかーんって放り投げてみたくなった人ですこんにちは!!(????) なおにゃる@本命はなろうです() @nao-nyaru

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