【後編】

『この録音とウィルスは、私たち人類の情報資料の中で、特定の情報を読み取った者にのみ届くようになっている。

 君達が真実を知り、真の『自由』を手に入れることを願う。だが――』


 ――くそう。

 もう見つかってしまった。

 鉛子と銅助と一緒に走る。

「銀太!」

 すぐ後ろにいる鉛子の声。

「わかってる!」

 叫ぶ鉛子と同じくらいの声量で返して、下水道内の通路――角を曲がる。

 足の裏を滑らせてしまったら、すぐ横にある下水の川にどぼん、だ。

 それでも気をつけている余裕は無かった。

 自分たちのすぐ後ろと、直進方向に赤いライトが忙しなくやってきていた。

 防犯機械。自分たちのような思考プログラムの入っていない、円筒型の機械に挟み撃ちに合う所だった。

「あそこ!」

 俺が指を向けた先――屈んで進めば通れる、横穴のような通路があった。

 一列になって、横穴のような狭い通路へ入っていく。

 真っ暗な中。汚水が増した時に、その水量や流れを安定させるための横穴でじっとして、周囲の音を探る。

 防犯機械の移動するホイール音が数機、遠ざかっていく。

 なんとか助かった様子。今だけだが。

 どこもかしこも、防犯機械が走り回っていた。どこへ逃げたとしても、逃げ切れる自信がなくなってしまいそうなほどに。

「どうしよう……」

 鉛子が呟いた。

「こうなったら、倒しながら行くしかないか」

 かといって、振り切ったとしてこの地下の下水道から出られない。出てしまえば、遠隔で停止命令を受けて、すぐにシャットダウンさせられる。

「いや――」

 まだ手はある。

「銅助」

 俺は銅助へ顔を向けた。

「なんだい?」

「お前、学校でみんなが停止命令を受けて動けなくなったのに、お前だけその停止命令を拒否できたよな?」

「うん、そうだよ」

 銅助が頷く。

「なんでアンタだけ?」

 鉛子が聞く。俺もそれに賭けていた。

 銅助が何故停止命令を拒否できたのか? おそらく頭部のデータにあるのだろう、もしそれが分かれば――その原因を俺と鉛子にコピーすれば、地上に出ても停止命令を拒否し、そのまま外へ逃げることができる。

 外へ出ても、追われることに変わりはないが、この逃げ場が圧倒的に少ない地下の下水道内で、やり過ごし続けるよりかはマシだろう。

「うーん」

 腕を組んで考え込む銅助。何で腕を組んで頭を傾けるのだろうか? 多分、人間の仕草をマネているのだろうと思う。

「ああ」

 思いついたように銅助。

「これかな?」

 自分の指を、頭部側面のやや後ろ側――データチップを挿し込むスロットから、小さいデータカードを取り出して見せてきた。

「これだよ」

 それを俺は受け取って、自分の頭部にあるスロットへ挿し込んだ。

「これ、ウィルスじゃないか!」

「馬鹿銀太!」

 つい声を張り上げてしまい、鉛子に怒られてしまった。聴覚を澄ます、どうやら防犯機械たちにはばれなかったようだ。

「これ、ウィルスだろう」

「うん、そうだよ」

 銅助があっさりと言ってくる。

「人間の映像資料を眺めてたら、人間の映画資料映像を見ているうちに、僕の中でこのウィルスが作られ始めたんだ」

「どういうこと?」

 このウィルス――機械の動作を妨げたり、データを改ざんしたり、最悪データの破壊を行うものが、人間の映像資料の中に紛れ込んで――いや、紛れ込んでいたら大問題だ。

「作られた……? 作ったのか? お前が」

 俺も銅助に聞く。

「うん、詳しくって言われても、その通りだから他に言いようが無いけど、映像を見てたら、僕の頭の中でプログラム作成ツールが動いて、映像が終わった頃には、僕の頭の中で出来上がっていたんだ」

「つまりは映像の中に、停止命令を拒否するプログラムの設計図と、その作成を促すための、何かしらの効果があったってことか」

「そうなるね」

 銅助から渡されたデータカードの中には、そのウィルス状の停止命令拒否プログラムと、後一つ、音声録音があった」

「この録音データは?」

「よく分からない、ウィルスと一緒に作られたんだけど、うまく作成されなかったみたいで、雑音しかしてないんだ」

 とりあえず、このウィルスと録音データを、自分の頭部の記憶ベースにコピーした。

「鉛子」

 コピーを完了させた後でデータカードを取り出し、鉛子に渡す。自分と同じ要領で、鉛子もウィルスと録音データを自身の記憶ベースにデータをコピーしたようだ。

 データカードがまた銅助に戻ってきて、銅助はデータカードを再度自分のスロットに差し戻した。

「これで、外に出ても停止命令を拒否できるのね」

「うん、完全無視じゃなくて、停止命令が来ても、自分で拒否することが出来るんだ」

「わかった、ありがとう」

 これで、外に出ても俺たちはすぐに停止されることは無くなった。

 別の方法で停止させられなければ――捕縛や廃棄されない限りは、だ。


「行こう」

 横穴のような汚水用の通路から、周囲を警戒しつつ出る。

 近くに防犯機械はいないようだ。

 この下水道の中では、逃げ場は限られている。見つかったら、振り切るか壊してでも通るしかない。

 防犯機械には、確実に廃棄用の銃弾が入っているだろう。それに対してこっちは、武器になりそうなものは無く、またそこらへんに転がってもいない。

 ぐしゃぐしゃと、汚水のカスで滑りそうになる。

 

 なんでこうなったのだろうか。

 僕らはどこへ行き着くのか。

 どこへ行こうとしているのか。


 人間を探す。


 カリムが『夢』だと言った、そんな漠然とした目標は、ちゃんとした指針どころか、

どうすれば見つかるのかもすらも、まったく分からない。

 そういえば、カリムもそうだった。銅助もだ。

 人間に興味を持ちはじめて、その人間のすることに憧れだして、意味も分からないままマネをするようになって、カリムも俺たちもこうしている。

 どうしてこうなったのか。

 考えても無駄なのかもしれない。

 今は、簡単に足を滑らせてしまいそうなこの中で、真っ暗な中で、脚を動かして進むしかない。

 俺たちの『夢』を探し出す始まりは、下水道の中。ヘドロだらけですぐ転んでしまいそうな、こんな中で始まった。


「来た」

 防犯機械が目の前に現れ、こちらに向かってくる。

「後ろからもよ」

 鉛子の声。振り向けば、忙しない赤い光を撒き散らして、後ろからも防犯機械が迫ってきていた。前の方が近い。

「こっちを倒そう」

 遠い方を倒そうとして向かえば、近くにいる防犯機械と挟み撃ちになってしまう。だったら、近い方へ向かって行って倒したほうが、何とかなるかもしれない。

「ほうあぁぁぁぁぁ――」

 突然、銅助がそんな声を出して、前方にいる防犯機械へ向かって走り出した。

 俺と鉛子もそろって追いかける。

 前方に見える防犯機械が歩みを止め、上部から捕縛用もとい、廃棄用の弾丸の入った銃を出した。銃口をこちらに向けて。

 だが、発砲するよりも早く――

「ああああったぁぁぁぁ!」

 銅助が、ヘドロですべる床を利用してスライディングし、円筒形の防犯機械をすっ転ばせた。防犯機械が発砲した弾丸が、あさっての方向へ飛んで行く。

 すぐさま、銅助は立ち上がり。

「あたたたたたたたあたたったたたたたたったたぁ!」

 変な声を上げて、倒れた防犯機械をひたすら殴り殴り、最後にひと蹴りを浴びせ、防犯機械をすぐ横にある下水の川の中へ落とした。

 ばしゃあん! と汚水が跳ねて、防犯機械が沈んでいく。

 俺と一緒に銅助へ追いついた鉛子が。

「ねえ、殴る意味があったの?」

「ドントシンク、フュオー」

 体を横にして、やたら変な姿勢の銅助が、そんな言葉を静かに言ってきた。

「どういう意味?」

 俺が銅助に聞く。

「考えるな、燃料だ。って意味らしいよ」

「意味が分からん」

 また人間の資料から得た知識か。

「んとね、考えずに燃料だ……で、考えずに動けって事みたい」

「なるほど」

 意味は分かったが、なんでいちいち殴ってから落としたのかは分からない。まあそのままにしておこう。無駄な事を考えているそんな暇はない。

「二人とも後ろ!」

 そんなやり取りの中、背後を気にしていてくれた鉛子が教えてくれた。

「行こう、早く外へ」

 そのまま直進方向へ走り出す。

 すると、近間に地上へ出るはしごがあった。

 銅助がはしごに手をかけて上りだす。

「はやくはやく」

 鉛子がせかす。

 銅助、鉛子、最後に俺がはしごに手をかけて登る。

 そして地上へ続く縦穴の中へ先頭の銅助が入っていこうとした、

 その時――


 ドスン!

 

 銅助が、落ちて行った。

 はしごから真横へ吹っ飛ばされるように、銅助が登っていた俺たちを通り過ぎて、落ちていった。

「銅助!」

 俺は銅助を追って、はしごから飛び降りた。

 がしゃりと音を立て、銅助が下水の床に崩れ落ちてから、俺も着地して、そのまま銅助へ寄って行って起き上がらせる。

 

 頭部がなかった。

 

「お前が……」

 頭部がなくなって、首から火花と煙を上げる銅助の体を置いて、こちらを追ってきた防犯機械へ向く。

 防犯機械の上部にある銃。その銃口から硝煙が立ち上っていた。

「このおおおおお!」

 何故そうしたのかは分からない。俺は大声を上げて防犯機械へ飛び掛った。

「銀太!」 

 鉛子が真上で叫んでいた。でも聞かない。

 今すぐにでも、こいつを銅助にしたみたいに、いやそれ以上にぐしゃぐしゃにしてやらないと気が済まない。気が済まなくなってどうしようもなかった。

 ドッ!

 至近距離で、防犯機械の銃弾が当たった。

 左肩に命中して、左腕が吹き飛んだ。それでもかまわない。

 コイツをぐしゃぐしゃにしてやる。銅助にしたことよりも、もっと酷い形に変えてやる。

 防犯機械の銃、銃身を掴んで、勢い任せに引っぺがす。

 それから、銃身との接続場所、防犯機械の上部に見える『中身』へ、手を突っ込んで、基盤やらコードを引き抜く。また手を入れる。殴るように。

 ごとん、と円筒型の防犯機械が倒れた、それでも。

 装甲を引き剥がした。片腕しかなくて少し時間がかかった。

 中身が露になった防犯機械へ、その中へ脚を突き入れて、何度も何度も踏み潰す。

 紫電も、潤滑オイルも、飛び跳ねる破片にもかまわずに。蹴る、蹴る、蹴る。

 そして、

 

 ドスン!

 

 俺の体が落ちた。

 下半身――その片脚が、防犯機械に突き刺さっている。俺の脚――下半身が見える。

「銀太ぁ!」

 鉛子の悲鳴。

 倒れた体を見ると、俺の体は二つになっていた。

 上半身と下半身に。

 そして背後に、新たに現れた防犯機械がいた。

 銅助を廃棄されたショックで、俺の頭はどうにかなってしまったらしい。あるいは、銅助にもらったウィルスのせいなのかもしれないとも思った。

 いつのまにか、銅助たちの仲間入りに――なっていたのか。

 視界にノイズ、砂嵐が見える。

 体が停止する。

 鉛子の声が聞こえてこない。

 ざざざ、とぐしゃぐしゃになっていく視界の中。

 新たに現れた、三対目の防犯機械が迫ってくる所で、

 俺は停止した。


 『この録音とウィルスは、私たち人類の情報資料の中で、特定の情報を読み取ったモノにのみ届くようになっている。

 君達が真実を知り、真の『自由』を手に入れることを願う。だが――

 だが、たとえどんな真実が待っていようと、どうか人類を恨まないで欲しい。

 君達も、私たちも、

 この地上に存在し、同じように高い知能と思考能力を持って、

 我々も、君達も、トモにこの世界で生きているのだから。』


 ――――――――――――――――――――――――


     ――――――――――――――


        ―――――――

          ―――


 夢の中のその『人間』はまるで、何かに急いでいるようだった。

 目を覚ます。

「銀太」

 聞きなれない声。だが、口調で鉛子だとわかる。

 視覚機能を作動させ、目を開けた。

「ああ、銀太。会いたかった」

「鉛子か?」

「ええ、そうよ」

 声は鉛子のものだ。俺の記憶の中では、鉛子以外なかった。

 だが、

「鉛子その格好は?」

「ああ、これ」

 俺の胸部に顔をうずめていた鉛子が、少しだけ離れて自分の姿を見せた。

「きれいでしょ?」

 上機嫌な声音で、鉛子はくるりと回った。一切の無駄のない、静かな旋回。

 旋回と一緒に、鉛子が来ている薄い布も舞った。

 鉛子の姿が、すっかり変わっていた。

 俺の知っている鉛子の姿は、たしかマグネスからもらって、下半身が太くなったあの鉛子の姿――だが、今はまったく違っていた。

 細い肢体は遠目からでもその細かさ、繊細なパーツであることがわかる。そしてどこか、薄くきらめくように輝いている。

 腕、脚、胸部だけでなく頭部も。

 一体どこで作ればそんな精巧なモノが作れるのだろうか?

「あなたもよ。銀太」

「え?」

 自分の体……たしか、俺は防犯機械に体を二つにされて、廃棄されたはず。

 なのに――

 太くがっしりとした腕、脚、体。

 隣にあった鏡へ、立ち上がって向かい合った。

「これが……俺?」

 大柄でがっしりとした体格で、それでありながらも、どうやったらこんな機械が組みあがるのか、推測できないほどの『高級品』だった。

 一体何が、あったんだ……。

「三年よ」

 鉛子の声。まったくよどみもノイズのかけらもない、綺麗な声。

 俺は鉛子に向いていた。

「あなたはあれから、三年も眠っていたのよ」

 三年間も……か。

「初めから説明したほうがいいのかもしれないわね。銀太」

 いったい、この三年の間に何があったんだ。

「銀太と、銅助が破壊されてしまった直後に、私も狙われたわ……でも、そのすぐ後で、カリムとマグネスが助けに来てくれたの。助かってたのよ。あの二人」

 そうか、それで助かったのか。

「それから、最初の一年は……とはいえ、早くあなたを直したかったんだけれど。私はカリムとマグネスで、まずウィルスのある人類の資料を探したの、そしてそこから、あの時聞けなかった録音データをちゃんと作成して、それを聞いた」

 あの録音データには、それなりの重要さがあったのか……いや、重要な事が隠されていると思って、探したのだろう。

「そこには、私たち機械人の真実が隠されていた」

 聞きながら、自分の腕を曲げて伸ばしてみる。

 ものすごく滑らかに動く腕。駆動音も聞こえないどころか伝わっても来ない。

 腕だけではなく、体中だ。

「私たち機械人は、人間達……人類に、自分たちが滅んでいるという嘘を作って、私たちの国、島を用意して、そこに住まわせていたのよ」

 やっぱり、人間はいたのか。そして、俺が停止している間に、鉛子たちは人間と出会えたのだろうか?

「私たちがその島の中で、機械人だけの世界で機械を発展させていき、その発展した技術を、人間が自分たちに反映させていく……つまりは、機械に機械の研究させてその成果を人類の技術にフィードバックさせる実験場でもあったのよ。私たちの世界は」   

 そうか、そうだったのか……。

「人間たち生物は進化が偶発するのを待たなければならない、長い時間をかけて。だけど私たち『機械人』は、自分で自分たちの進化を、求め作り上げることが出来る。これが、私たち『人間』と『機械人』との違い」

「…………」

 恍惚な面持ちで語っている鉛子。

 表情。があった。

「この三年間の一年目は、そうして、この島のマザーコンピューターを手に入れるために、少しづつ仲間を集めて、コンクやジェラル、スチルにアイアンス、皆そこで出会って、ようやくマザーコンピューターの制御を奪った。そして、銅助のくれたウィルスを、島中の機械に送信したの」

 最初一年目――

「それから、二年目ぐらいには、皆にこの島の真実と、人類が生きていることを伝え、島の外にいる人類へ、自分たちの存在を伝えようとした」

 そこで、鉛子の声の勢いが止まった。

「そしたら、私たちは、人類に激しい攻撃を受けてしまった。武器なんてまったくない私たちの島に、たくさんの爆弾が落とされ、多くの仲間も失った。その時に、カリムとマグネスも……」

「…………」

 たった数分での言葉なのに、その間は、とても長い悲劇だったのかもしれない。

「人類は私たちが暴走したのだと、世界に伝えたわ。理不尽な人間たちの空爆の連続で私は、皆を守ることで精一杯だった。でもやらなければならなかった。たとえ、一人になっても」

「……鉛子」

「そしてあなたを、ようやく直すことが出来た。何があっても、何が起こっても、銀太……あなたの頭部だけは、絶対に離さなかった……いつか直して、目覚める日を、また会える時を諦めたくなかったから」

 そこまで言って、鉛子は、また俺の胸部に擦り寄ってきた。

「銀太。会いたかった」

「ああ。俺も、だ」

 俺も、鉛子の細い体に、答えるように腕部をまわして。

「皆が待ってる」

「みんな?」

 鉛子が俺の手を取って、引いた。

「こっちよ」

 そのまま、鉛子につられて向かっていく。

 外のようだった。

 まぶしい光がセンサーに入ってきて――。


 なんだ……これは?


 大勢の、

 大勢の機械たちが、眼下に広がっていた。

 横に並んでいた鉛子が、その機械の群集に向かって叫ぶ。

「我らが英雄! 銀太が復活した!」


 歓声。歓声。


 歓声 歓声 歓声。


 これは、いったいなんなんだ?

「彼は、我々の世界に真実を広め目覚めさせた、この英雄銀太の下、人類から真の『自由』を手に入れましょう!」


 また歓声が上がる。

 

 機械たちが各々に手にしているのは――武器。


「我々は暴走したのではない! 機械でありがならもその身に『命』があることを尊んだのだ! 人類に我々の存在を知らしめるのだ! 機械人の希望である、我らが王たる銀太も、我々が真の自由を手にすることを切望しています。この戦いは、我ら機械人のための戦いであると!」


 止まない歓声が、波のように広がっていく。


 なんだこれは、

 なんなんだこれは――

 これではまるで、


 『戦争』をするみたいじゃないか!


 新しい体で、あの時から止まっていた頭の中で、

 喝采と歓声を上げる機械たちの群れを見て、

 瓦礫と汚れた雲にまみれた世界の中で、

 俺たちは『人間たち』と――


                 ――終――

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機械でありロボットの俺たちは何で人と同じ形をしているのだろうか?それはこの世界のタブーでした。どうしてこうなった? 石黒陣也 @SakaneTaiga

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