心に響く物語をありがとうございました。
- ★★★ Excellent!!!
Xより参りました。
花森様のこのお話を読んで、なんだか胸の奥がほっと緩むような気持ちになりました。
夏の予定が全部ズレて、花火は湿気て、海ではクラゲに刺されて、結局ろくにレジャーも出来なかった……
そういう失敗の寄せ集めみたいな季節でも、ふたりが一緒に笑っている限り、それがちゃんと「思い出」になっていく展開に心が温かくなりました。
ここに描かれている空気は、完璧じゃないからこそ愛おしい時間で、読んでいるあたしまで救われました。
あたし自身は普段、経営者として毎日遅くまで働き、時に肉体と精神を削りながらことに当たる事もしばしばです。
それでも官能小説を書いて、読んでくれる人の顔を思い浮かべて、部下やクライアントがあたしを必要としてくれているから、その想いに応えなければ……そんな事を思い、日々生きています。
だからこそ、ここにあったズレたままでも幸せでいられる二人の関係が、とても眩しく感じました。
上手に季節を楽しめなくてもいい。
予定が全部崩れても構わない。
不器用でも、寄り添い続ける気持ちさえあれば、それがもう宝物なんだと——
作者さまの言葉から、そういう優しさを受け取った気がします。
素敵な時間をありがとうございました。