編集済
ニコ動は、黒字化にこだわりすぎ失敗した。素晴らしい分析だと思います。
なろうの運営はヒナプロジェクトという会社です。このヒナプロジェクトは自社の出版媒体をもっておりません。
ですから、なろうの運営自体でなんとか儲けを出す必要があります。
ビジネスモデル的に広告費で儲けを出す仕組みですから、ロイヤリティプログラムが導入し辛いのもそのためでしょう。
つまり、なろうの運営にとっては、PVこそが全てです。
PVをより多く稼ぐのがビジネスの肝であり、運営方針もそれ最優先。なろうはそれに成功していると言えます。
女性向けを重視したのは、それがPVを稼いでいるというデータがあるからだと思われます。
一方カクヨムはバックに角川がついており、出版が可能でヒット作のマルチメディア展開にも強い。
カクヨム自体で儲けを出そうと言うよりは、書籍化出来るWEB作品を自社で確保しておきたいという意図があるかと思われます。
ですので、ある程度儲け度外視の方策をとりやすい位置にいますよね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
企業の体力の差というのはあるでしょうね。
実際、昔のニコニコが目の前の黒字化に飛びついて失敗したのも、余力が無かった可能性がある。つまり、企業体力的な問題で飛びつかざるを得なかった。
この関係も、なろうとカクヨムの関係に似ていると思います。
カクヨムは、おっしゃるとおりバックについているのが角川ですからね。資金的に余裕もあるでしょうし、カクヨム単体で利益が出なくとも、そこから派生する各々の恩恵を享受できれば、長い目で見てプラスになりそうです。
ただ一点。
なろうは女性向けを重視していませんよ。長らくなろうで活動してきましたが、そのような話は聞いたことがありません。あれは、女性向けの作品が評価されやすい傾向が少しずつ強くなっていき、作者側もそちらに少しずつ迎合していった。その結果であるというのが、最も有力な説です。一朝一夕であのような状態になったわけではありません。
そもそも、ランキングの一番上に異世界(恋愛)が表示されるようになったのは、六年前。その頃は異世界転生全盛期であり、恋愛ジャンルはマイナージャンルでした。つまり、六年前において異世界(恋愛)ジャンルがPVを稼げるという根拠は何一つないのです。
それとランキング(日間)は女性向け作品一色ですが、実は女性ユーザーばかりかというとそれは違います。根拠は年間ランキングです。見て頂ければ一目瞭然なのですが、上位五作品はハイファンタジーです。つまり、男性読者は評価をなかなかしないから、男性向け作品が日間~週間レベルでは苦戦しているが、長い目(年間)で見るとその関係が逆転している。結論をいえば、今でも男性読者の方が多い可能性すらある。
当初は私も女性の方が多いのではないかと思っていたのですが、年間ランキングを見ていてそれが誤りである可能性に気付きました。本当は創作論で書こうかとも思ったのですが、なろうの話なので没にした形ですね。
設立当時カクヨムに並列でやって来て、最近別アカウントで復帰したものです。数年経って、なろうとカクヨムを見比べてみると読者視点でもカクヨムが使いやすく感じています。書かれている通り、露出機会の多さ(システムもそうだがランキングの数も)が特に大きいのでしょう。
>PV数
ここを見ると活発なコメントですが、PV数は今でも圧倒的になろうな気がします。SEOの時点でダブルスコア以上出ているので……
(余談:統計的な面だとAPIを出しているなろうの方が助かっています)
作者からの返信
コメントありがとうございます。
当時はニコニコとくっついていたので、私もチラ見ぐらいはしたのですが、アカウントは作りませんでした。なんか情報がごちゃごちゃしていてわかりにくいなーと思ったからなんですが、慣れてみるとごちゃごちゃ感はもう感じないですね。不思議です。
私もなろうの方がPV数はまだまだ上だと思いますね。作品トップページのPVがカウントされないので、カクヨムの方がPVが少なくなるみたいですが、それを考慮してもまだなろうの方が上かなと思います。
統計を取ったわけではないので断言はできませんが、例えば同じエッセイジャンルのランキングで見比べても、一日につくユニーク数が全然違うので。
APIを使ってガチ分析されている方、たまにいらっしゃいますよね。
ニコニコさんはゲームアツマールも閉鎖されましたね・・・あそこの無料ゲームにはお世話になったのに残念です😭
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そして大変失礼いたしました。
「カクヨム新参者の底辺、圧倒的PVの枯渇に喘ぐ」のコメント返信において、他の方と混同して返信してしまいました。本当にすみませんでした。
コメント返信の方は修正済みですが、メールで飛んでしまっているかと思われます。本当にごめんなさい。
ゲームアツマールも閉鎖されてしまいましたよね。ずっとプレイしてみたかったニコニコRPGもプレイすることができて、楽しかったのを覚えています。中には名作と言ってもいいぐらいクオリティの高いものまであって。私もお世話になっていたので残念でした。
編集済
すごい、すごい納得できるお話でした。
そういえば、昔はニコニコ動画の話よくきいたけど、最近はあまりきかないなあ。
YouTubeに追い越されたのは、そういうことだったのかあ。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
おそらく他にも複数の要因が複雑に絡んでいるとは思いますが、主だった原因はここにあったんじゃないかと考えています。
そして、コメントたくさんありがとうございますw
編集済
まだ書かれていないようなのでコメントしたします。
カクヨムユーザーは1か月で約5万人増えています。
早晩150万人に達します。
それもアクティブなユーザーが多いです。それはそうですね、新しくアカウントを作った人ですから。
それに対してなろうは完全に冬眠中のアカウントも含めて200万人です。
もうほぼ完全に逆転しています。
第1話で書かれていた「過疎」は理由があって、プロ作家でも始めた頃はそう思うそうです。
理由はアプローチの方法がわかっていないからです。
追記
今年の入ってからのデータを計算した方がいらっしゃって、ここのところ急速に増えているとのこと。
作家さんがこぞってなろうから移住してきておりますので、ファンの方も引き連れてきたようですね。
カクヨムで読まれるのには地盤を作らないといけないようです。
それを作らないでいくら良い作品を書いてもPVは稼げないのでしょう。
ですから決して過疎ってはいません。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
>カクヨムユーザーは1か月で約5万人増えています。
>早晩150万人に達します。
ほうほう。それはすごいですね。カクヨムのサービスの質を考慮すれば、考えられないこともないという感じです。ただ、
>それに対してなろうは完全に冬眠中のアカウントも含めて200万人です
>もうほぼ完全に逆転しています
これは体感的にちょっと信じられないですね。休眠中という意味では、カクヨムの150万人のアカウントにも休眠中があるはずですし。
いや、ん? 毎月5万増っていつからですか? 年間でいうと60万増になりますが。もしこれが本当なら早晩、小説家になろうは抜き去られるでしょう。
ですが、やはり。ユニークPVを考慮しても、まだ逆転しているとは、どうしても思えないんですよね。体感では大分、差があります。というか多分、読み専の比率が違うんじゃないかな。(一応いっておきますが、私はカクヨム推しですよ)
>第1話で書かれていた「過疎」は理由があって、プロ作家でも始めた頃はそう思うそうです
なるほど。ただあくまで、新着小説からくる人の数が、体感で1/10未満って話なんです。おそらく、カクヨムは注目の作品から人が流れてくると思うので、新着はほとんどの人が見ていないんでしょうね。だから注目の作品で目立てないと人が来ない。これがアプローチの部分かと思います。
>カクヨムで読まれるのには地盤を作らないといけないようです。
>それを作らないでいくら良い作品を書いてもPVは稼げないのでしょう。
どうやらそのようですね。小説家になろうのランカーがカクヨムに挑戦して散ることも多いようです。その逆もまたしかりですが。
攻略法が違う、というのはおっしゃるとおりだと思います。
>ですから決して過疎ってはいません
そうですね。ランキングの上位作品を見た感じだと、そこまで大きな差はないように見受けられます。トップページを含めたユニーク表示さえつけてもらえれば、ちゃんと差がわかるんですけどね。残念です。
追記)
なるほど。最近急増ですか。
ファンを引き連れて移住は大きいですね。私なんかは単独ですが、それでもカクヨム使ってみて居心地が良かったので、気持ちはわかります。
それとどうでもいいですが、小説家になろうは250万人ですね。休眠の割合がわからないのでアレですが、半数休眠しているなら、カクヨムと同じぐらいかもしれません。
何よりも作者への還元、これがモチベーションになりますよね。YouTubeもカクヨムも……。
ただ、自分の場合は集計の仕方に不満を持って、カクヨムから小説家になろうとか、アルファポリスに移ろうかと思いましたが……色々と考え直そうかなと思ってしまいました💦
よくよく考えれば、卒業とか考えずに複数で活動したらいいのかもしれないんですけどね💦
考えるきっかけを、ありがとうございました!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
プロフィールを拝見させて頂きました。その悩みすごくわかります。
>卒業とか考えずに複数で活動したらいいのかもしれないんですけどね
そのとおりです! 私もまだ小説家になろうは捨てていません。あちらにも一人だけ毎回感想を書いてくださる読者様がいらっしゃるので。
カクヨムで活動をするのが辛いのならば、ウェイトを他サイトに移せば気は楽になるかもしれません。投稿する時だけ開いて、コピペして、そして閉じればいいのです。
本エッセイが何かしらの参考になったのなら、嬉しい限りです。
私のメインの音楽も、数が多すぎて良作が埋もれる…これは小説も同じですが、音楽の場合は小説よりも遥かに手間がかかる(ひとりで全ての楽器を演奏したり、アレンジするのは至難の業)、特定の技術(楽器や読譜、作詞/作曲等)が要るとかもあって、そもそも数を沢山良作を作るのは困難です。これがサブスクの普及等もあって、いわゆる新人の音楽家が殆ど出ない様な事態になっています。これから先はひたすら衰退に向かっていく様な気がしますね。↓
https://www.youtube.com/watch?v=1hdPtc8Ik8U
作者からの返信
コメントありがとうございます。
かわいらしい写真だなと思ったら、まさかこれご本人ですかw
透き通るような声で素敵ですね。
私は歌うのが苦手なので音楽も苦手で、詳しいことはわからないのです。ただ、高校生のときに友人がサウンドを作っていて、大変そうだなとは思った記憶がありますね。大好きな分野が衰退に向かうのは寂しいですね……
コメント失礼いたします。
いつも拙作がお世話になっておりますm(_ _)m
ところでこのエッセイ、ハンパない分析と考察ですね。
自分はカクヨムしかやったことがない(しかも正味1年足らず)ので、小説家になろうやアルファポリスの実情は全く知りませんでした。
しかし読ませていただくとカクヨムユーザーはなかなかに恵まれていると感じました。
確かにカクヨムは執筆機能が充実しているし、他の作家様やヨミセン様たちとの交流も楽しい。
これからカクヨムがウェブ小説業界を台頭する時代が来るのでしょうか。
とても興味深いです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
毎日更新おつかれさまでした。
執筆が生活の一部になっていたとのことで、大変ではあったのかもしれませんが、祝杯をあげている姿を見て充実しているなぁと感じました。
お褒めの言葉ありがとうございます。
執筆機能はかなり恵まれていますね。めちゃくちゃ使いやすいですし、管理もしやすい。何より、この記事を書いていた頃はわかっていませんでしたが、作者同士の交流が楽しいですね。
他サイトですと、感想を貰えるハードルがめちゃくちゃ高いんです。フォローが100あっても感想0なんてザラにあります。でも、カクヨムはたくさん感想を貰えますよね。なので孤独を感じにくく、創作を楽しめるんだと思います。
この先どうなるかはわかりませんが、覇権を取れる可能性は十分にあると思います。カクヨムには、しっかり舵取りをして進んでいって貰いたいですね。