読みながら「わ・か・る!」と涙を禁じえなかった。
私も就活中説明会に行って会場から帰るとき、普通に階段を下りて行ったつもりが良くわからないところに出て、お掃除をしているおばちゃんとご対面。
変えるつもりだったことを伝えるとていねいに違う方向にあった階段を教えてくれた。
あのときの掃除のおばちゃんありがとう。
そしてまたデパートに買い物に行って、エレベーターやエスカレーターが苦手(人が沢山いるのがそもそも苦手)な私はまた階段を下りて行き、扉があったからあけたらマネキンとご対面。
ショーウィンドゥに入る扉だった。
どうやらバックヤードに入る階段だったらしい(関係者以外立ち入り禁止の札とかあっても良さそうなものだが、気づかなかったのだろうか?)。
そして派遣で働いていたきれいなオフィス。
「お弁当とか食べる場所は違う階にあるから。社員証忘れないでね。入れなくなるから」
と説明されてはいってお弁当を食べて元の場所に戻ろうと扉を開けたら……お仕事をしている人がずらっと。
私はエレベーターに乗るつもりだったのだが?
ぐるっと回ってお弁当を食べていた部屋に戻れた時、扉が二つあることに気づく。
どうやら違う方の扉を開けたらしい。
さらにその後、そのお弁当を食べる場所が何階だかわからなくなり、きっと再度教えてもらってもまたわからなくなるだろうなぁと思ったので外のベンチで食べてました。
ちょっと寒かった。
と、こんな私の体験と似たような体験がずらっと並んだのがこのエッセイです。
みんな!
仲間がいるぞ!
私だけじゃなかったぁあああ!!!!
と安心したい方は読んで下さい!
いや、安心したらいけないのかもしれないが。
私は読めて嬉しかったです。
最後に作者様へ。
お互いに強く生きていきましょう。
良いお年を!