第3話 願望
私の名前は
1人は男子で神楽坂昭治くん。もう1人は女子で御子柴有加里さん。
2人とも今まさに第二次性徴を迎えている様子なのだ。私自身は既に第二次性徴を終えているけど、そんな二人を見ていると何故かドキドキが止まらなくなる。
今日も私の中のモブ美が言う。
『あの二人、その内に付合い出して、そして親に言えないあんな事やこんな事をし始めるんだろうねぇ。ああ、その時の様子を覗き見してみたい!』
後輩二人を見ながら私の中のモブ美がそう言う。そんな私は自分の中にいる助平なモブ美を受け入れる。
だってそれが第二次性徴なんだから……
あの二人はまだ受け入れた様子が見られない。早く受け入れてしまえば良いのにと私は思う。
そうすれば学校の中だろうと構わずにあんな事やこんな事をし始める筈…… それを覗き見する私。
ああ、考えるだけで…… いけない場所に手が伸びそう。私の中のモブ美が手を伸ばせと唆してくるけれども、ここは学校。
まだ私は私の中のモブ美には負けない。
でもいつかは……
その日はそう遠くない気がする……
私の中の私は助平だ! しょうわな人 @Chou03
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