今朝の夢

進藤 進

いい加減、目を覚ませよ

その時の夢のシチュエーションです。


僕は大学受験前。

友達か、親戚の家にホームステイしています。


夢だから。

細かいことは分かりません。


いとこだか、友達と。

明日の受験講習のことを話しています。


とにかく。

講習には出席しなければいけないのです。


あらかじめ。

断っておきますが。


僕は還暦を過ぎた男です。

受験等、何十年も昔のことです。


なのに。

いまだに見るのですよねぇ・・・。


授業に全く出ていないとか。

願書を出し忘れているとか。


浪人は一年でしたが。

よほどのストレスだったのかもしれません。


※※※※※※※※※※※※※※※


さて。

本題に戻ります。


夢の中で。

僕は寝坊しました。(夢なのに?)


慌てて支度して。

走って駅に行ったら。


何と。

そこは湖でした。


ここで。

夢だと、気づけよって。(笑)


そう、思うのですが。

そこは、夢ですから。


何の疑念も持たずに湖の岸に。


大きなフェリーがいて。

僕が乗るのを待たずに出航します。


いやいやいや。

予備校に行くのに、フェリーって。(笑)


舌打ちした僕は。

何故か湖の上の高台にいました。


遠く離れていくフェリーに向かって。


「はぁっー・・・」

叫び声と共に跳躍するのです。


ダダンッ・・・。


何と。

僕はフェリーの甲板に着地するのです。


おいおいおい。

何百メートルの跳躍だ?


俺はドラゴンボールの孫悟空か?(笑)


そこは。

夢で。


僕は何の疑問も抱かずに。

両足を踏みしめているのです。


明け方の夢は凄いです。

全て、鮮明に覚えているのですから。


ここまで。

話したら。


奥さんは。

爆笑していました。(笑)


※※※※※※※※※※※※※※※


続きます。


※※※※※※※※※※※※※※※


フェリーに飛び乗ったのは良いのですが。

何故か、冷静に考えるのです。


フーリーは湖の真ん中。

予備校がある岸まで、どう進むのか?


何故か、足を踏ん張ると。

フェリーは岸に向かって進み、やがて、着いたのです。


ここで。

良かったと思いますよね?


だけど。

それは、僕の夢で。


潜在意識が。

何故か許してくれないのです。


フェリーに乗ったのは、無賃乗車。

不当な行為だから、罰せられると。


おいおいおい。(笑)


そして。

売店みたいな管理事務所に自首するのです。


土産物やアイスの冷蔵庫が具体的にあるのに。

どこが、管理事務所なんだと思いつつ。


何だ、それ・・・?


夢だから、仕方無いのです。

奥さんも腹を抱えて笑っていました。


だいたい。

フェリーに何百メートルも跳躍したのだから。


残り半分も。

飛べばいいのに。


上へのジャンプは駄目だぁ・・・。

と、夢の中で諦めるのです。


しかも。

売店みたいな管理事務所で。


このチケットは審査するまで預からせて貰います。

などと、言われてビビっている。


何故か、売店のオッサンが。

秘密警察みたいになっているのです。


あぁ・・・。

どうする、このままでは前科になってしまう。


本気で心配しているのです。


いい加減、気づけよ。

・・・と。


いつも思うのですが。

夢の中の僕は自覚できないのです。


※※※※※※※※※※※※※※※


目が覚めて。

捕まらなくて良かったと。


そこかい?(笑)


安心した僕ですが。

フッと、口元を綻ばせたのです。


どうしてかって・・・?


だって。

何百メートルもの距離を。


フェリーに向かって。

跳躍した感覚は。


今でも。

覚えているからです。


本当に。

世界記録を出した陸上選手のように。


足に伝わった。

強い感触に震えていました。


夢って。

楽しいな。


そう。

想う僕は変でしょうか。


皆様は。

どう、思います?


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今朝の夢 進藤 進 @0035toto

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