俳句、川柳4


  月見草


   儚き揺れる


      恋の風


晩夏の季語である【月見草】

夏の終わりの季節になると、夜はだんだん涼しくなってくる。月見草は夕方から咲き始める花だ。

月見草に晩夏の風が吹いて揺れていることと

一夏の恋が始まって終わった人もいれば、続いている人もいる。いろんな人々の儚い恋模様が風となって月見草を揺らしているさまを詠んだ句。



   月愛し


    見えぬと沈む


      日の灯り


秋の季語である【月】

月は昔から人にとって特別なもので、天気が悪かったり、月食などで見えなくなると気持ちが沈んだり不安に駆られる。また、月日の灯りもないと暗い場所だと余計暗く感じる。やはり月は愛しいものだと感じる。


それと、日の灯りは太陽の灯りの意味とも読み取れ、太陽の光がないと月は明るく照らされない。月が見えると太陽は沈んで見えないが、月日の灯りとして、私たちを照らし続けている。太陽の灯りも人にとって特別なものであるが、月日の灯りはまた違った明るさがあって、それも含めて月の愛しさが深まる。

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俳句、川柳集 もっちゃん(元貴) @moChaN315

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