二〇二三年 おつかれさまでした。
いろいろな苦労と
いろいろな幸せと
いろいろな想い出と
いろいろな一日が
きっと 世界中で 巡り巡って
二〇二三年という一年が 終わろうとしている
自分だけではなく
たくさんの人の、一年が
終わろうとしている
幸せだったかもしれない
辛かったかもしれない
歓びがあったかもしれない
悲しみがあったかもしれない
それでも 今は
沈みゆく今年に 手を合わせて
さようなら、と
お別れしよう
暮れの帳が降りる
二〇二三年が 時の水平線に 沈んでいく
世界中の人が あらゆる人が それぞれの思いを胸に
その 沈んでいく今年を
水平線を、見守っている
そして誰もが知っている
このあと また、新しい一年が
水平線の彼方から 燦然と 登ってくることを
新年という 朝陽が
誰もが浴びる ヒカリが
ふたたび 巡ってくることを
――だから今は
見送ろう ただ
それで、いい
それが、 いい
目を閉じて
息を吸って 吐いて
自由に
二〇二三年
おつかれさまでした。
生活詩 見晴るかす @miharukasu
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