最終章 素直な気持ちと、受け入れる心
その後、私はあの先生のところに、毎週のように日記を渡しに行っている。
お金はかかるけれど、一冊一冊、毎日毎日、書き殴った字や汚い字や色んな字があるけれど、人格が言うことを認めた。
私は共存でいいと思った。
私が作り出してしまったものだけど、命には一つずつ平等であってほしいと思うから。
みんなでゆるゆると喧嘩しながらも生きていてほしいと思ったからだった。
みんな色んなところで活躍していってくれれば、一攫千金ももしかしたら望めるかもしれないし、
もしかしたら鉱山で宝を見つけてしまったかもしれないし、
そういう才能とか芸術とかで飛び抜けた才能とかがあるかもしれない。
私はそれを自分のために、
みんなで笑えるように、
『生きる』ために、
大切に包んで背負って、
サンタクロースのように走って行ってもいいと思ったのだ。
不便はあるかもしれない。
でも、それは私の全てだから。
みんな大好きで素敵なパートナーだから。
最後に『ありがとう』を。
END
自分とは違う世界で 小鳥遊京華 @Saikoseinikki
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