美女
こばたし
美女
晴れた日の夜は、僕は決まってベランダに出て、お月様に挨拶するのでした。欠けていようが満ちていようが、僕にとってお月様はいつも綺麗でした。天気の悪い日は会えないのでとても寂しいです。なので6月は嫌いです。でもそれが終わると、これまたとっても綺麗な姿になって会いに来てくれます。それを僕はうっとりと、ベランダから眺め、そのまま寝てしまう日もあるのでした。お月様は僕の唯一の友達でした。何も言わず僕を見てくれている気がしていました。
お月様がいなくなると、僕は学校に行きました。そこは、僕の嫌いな場所でした。なぜなら、クラスのみんなが僕に嫌なことをしてくるからです。髪の毛を引っ張ったり、算数のドリルを破いたりしてきます。それは、小学校の4年生から中学校までの6年間続きました。僕の中学校は、小学校の時とメンバーが変わらないのです。僕はこのことをお母さんには言いませんでした。お母さんが悲しむと思ったからです。お月様には話しました。僕はベランダでシクシク泣きながら話しました。お月様は黙って聞いてくれました。その綺麗な姿は僕を包み込んでくれるようでした。
「あなたが嬉しいと私も嬉しい。でもあなたが悲しいと私も悲しくなるんだよ。」
お母さんは僕によくこう言いました。だから学校でのことは秘密にしました。僕はお母さんが大好きでした。いつも優しくて、僕がベランダで寝てしまった時は僕を起こさないようにベッドまで運んでくれました。 僕は、お母さんが18歳の時に生んだ子でした。お父さんは僕の生まれた頃にはもういませんでした。お母さんは僕を生んだ後、短期大学を卒業して保育士になりました。その間はおばあちゃんが面倒を見てくれたそうです。おばあちゃんはよく僕らの家に来て料理をしたりしました。僕はおばあちゃんの作るポテトサラダが大好きでした。ちなみにおばあちゃんの家はお金持ちでした。なので僕らがひもじい思いをすることはありませんでした。
中学校に上がったら身長が伸びました。体重が増えました。目が悪くなりました。眼鏡を買いました。壊されました。2つ、3つと増えていき、お母さんに心配されました。僕は、「ドッジボールしてたら壊れちゃうんだ」と言いました。なのでコンタクトを買うことにしました。クラスのみんなはつまらなそうにしていました。
僕はテストがいつも1位でした。それは、お母さんが「勉強はしておいた方がいいよ」と言っていたからです。僕は言う通りにしました。お母さんは、僕の成績表を見るといつも喜びました。そして僕を、苦しいくらい抱きしめました。勉強は嫌いじゃありませんでした。休日は、ダラダラと勉強して1日が終わる、なんてこともありました。僕にとって勉強は、趣味とか娯楽に近い感覚でした。
高校に上がると、僕に嫌なことをしてくる人はいなくなりました。同じ中学校の人はほとんどいませんでした。でも友達は作りたいと思いませんでした。というか、作れないと思いました。小学校でも中学校でも、僕が嫌なことをされたのは僕にも何らかの原因があって、でも僕はそれが分からなくて、つまり僕と普通の人との間には何らかの大きな歪があるんだと思いました。だから、人と仲良くするのは自分には多分難しいだろうなと考えました。ですが、僕に悪いことをしてくる人がいないというだけで僕はとても居心地が良く、休み時間に1人で爽やかな風を浴びながら勉強したり本を読んだりするのがとても快適でした。きっと僕は、1人でいるのが一番好きなんです。あと僕には、お月様もいますしね。
僕の隣の席は、美緒さんという人でした。彼女は肌が白くて、足が細くて、とても綺麗な人でした。ある日、クラスで男の子たちがヒソヒソと噂話をしてるのを聞きました。最初は、過去の経験もあり、「僕のことかなぁ」なんて思っていましたが、男の子たちの声が段々と大きくなり、ついにはすっかりみんなに聞こえる声になっていました。その噂話というのは、美緒さんの家は貧乏で、彼女が「エンコウでお金を稼いでいる」というものでした。僕はエンコウの意味が分からず、すぐさま携帯で調べました。そこには「援助交際」という漢字とその説明が書いてあり、僕はその言葉の意味と彼女がはやし立てられている意味が何となく分かりました。でも僕は、自分で稼いでいて偉いなあ、と思いました。きっと彼らとの歪はこういう所にあるのでしょう。美緒さんはその日、早退してしまいました。
それからというもの、クラスのみんなは美緒さんに嫌なことをするようになりました。嫌なこと、と言っても僕が以前やられていたようなものではなく、それは陰湿なものでした。男の子たちはわざと彼女に聞こえるように、その悪い噂を話していました。彼女がいつも一緒にお弁当を食べていた人達は、彼女を置いて学食で食べるようになりました。僕は初めて、嫌なことをし、される人の「傍観者」になりました。僕は、かわいそうだなぁとは思いましたが、美緒さんがやっていることは、みんなにとっては恥ずかしいことで、でも彼女はそれでも生きていかなきゃいけなくて、だから仕方が無いことなんだろうなぁと思って、何もしませんでした。でも、何だか、モヤモヤした気分でした。
ある日、クラスの男子だけのグループチャットに、とあるサイトのURLが送られてきました。僕に友達と呼べる人はいませんでしたが、クラスのそれに入るのは絶対だったようで、学級委員長の斎藤君が入れてくれました。彼はとても優しい人で、みんなが美緒さんに嫌なことをしている時も「もうやめろ」と言ってそれを止めていました。グループチャットは、主に授業の事務連絡などを知らせてくれる用途で使われていて、たまに先生の話を聞き逃してしまう僕にとってもありがたいものでした。そんなチャットに送られてきたサイト、送り主は美緒さんに嫌なことをしているグループの一人である、小野寺君でした。なんだろうと思ってそのサイトを開いてみると、真ん中に赤い再生ボタンのようなものがあって、それを押すとそこには、顔にモザイクのかかった男の人と、制服を着た女の人が話している動画が流れ始めました。男の人は少し太っており、女の人は色が白くて足が細くて、とても綺麗な人でした。女の人は顔にモザイクがかかっていませんでした。そこで「あれっ」と思いよく見てみると、女の人が着ている制服は僕の学校のものでした。そしてもう一つ気付きました。その女性は美緒さんでした。それに気づいた時には、動画の中の二人は舌を絡めながらキスをしていました。動画は約30分でした。僕はそれを最初から最後まで見ました。美緒さんが美しかったからです。僕はそれを見ながらオナニーをしました。美緒さんがあまりにも美しかったからです。でも僕はそれが終わると、何だか悪いことをした気持ちになりました。美緒さんに申し訳ない、と思いました。誰かに悪いことをした、という気持ちになったのは初めてでした。僕は泣きました。高校に入って初めて涙を流しました。でも僕はそこで、ある決意をしました。明日学校に行ったら美緒さんに謝ろう。謝って、許してもらおう。それは、お母さんが僕によくこう言っていたからです。
「自分が悪いことをしたと思ったらすぐ謝って、ちゃんと仲直りするんだよ」
サイトを閉じると、グループチャットが盛り上がっていました。通知音が鳴りやみませんでした。その日、斎藤君は何も言いませんでした。
次の日学校に行くと、美緒さんは僕よりも早く席に座っていました。僕は緊張しました。誰かに謝るなんて初めてだったからです。時間はどんどん過ぎ、あっという間に昼休みになりました。もうやめようかとも思いました。でもお母さんもああやって言っていたし、自分でも、この初めて抱いた「罪悪感」という感情を取り払うには、謝って許してもらうより他は無いと思いました。でもなかなか勇気が出ず、お弁当を食べる気にもなれなかったので、机に突っ伏していました。するとその時、美緒さんが、
「ご飯、食べないの?」
と聞いてきました。僕は予想外の展開にびっくりしましたが、
「お腹、空いてないんです。」
と答えました。美緒さんは、ちゃんと食べないとだめだぞー、と言ってコンビニで買ったであろうパンにかぶりつきました。僕はすっかり狼狽えてしまいましたが、でもこの機会を逃すわけにはいかないと思い、
「あ、あの、美緒さん、ちょっと話が」
と、何とか声を出しました。彼女は、ん?どした?と言ってこちらを向きました。僕は一度大きく深呼吸をし、話しました。
「昨日、美緒さんの出ていた動画で、オナニーをしてしまいました。本当にごめんなさい。」
僕は深々と頭を下げ、しばらくして頭を上げると、美緒さんはその大きな目をまん丸にしていました。そして持っていたパンを置くと、
「なんでそれを私に謝ろうと思ったの?」
と真剣な顔で聞いてきました。それに対して僕は、
「僕は悪いことをした気持ちになりました。それで、悪いことをしたと思ったらすぐ謝れって、よくお母さんに言われたからです。」
と正直に答えました。すると美緒さんは、一瞬ポカンとしていましたが、程無くしてアハハッと声を出して笑って、
「君、変わってるね!」
と言いました。僕は困惑しながらも、目的である「お許し」をもらうため、許してくれますか?と聞きました。すると美緒さんは
「うーんとね、ええっとー、うん、許す!」
と言い、また笑いました。その後も美緒さんはしばらくニヤニヤしていました。僕は初めて人に謝って、そして許してもらいました。美緒さんとは別に友達というわけではないので、お母さんが言っていた「仲直り」ではないと思いますが、とにかくその日は気分が良かったのです。美緒さんは良い人だなぁと思いました。お月様に報告しました。相変わらず黙って聞いてくれました。その日はいつもより大きくて明るく、お月様も僕を祝福してくれている気分になりました。
次の日、学校へ行き自分の席に座ると、美緒さんが「おはよう」と声をかけてきました。僕は「おはようございます」と返しました。しばらくすると、「ねえねえ」と肩を人差し指でちょんちょんとしてきました。
「ここの問題、解き方教えてくれない?」
そう言われたので僕は承諾し、解説しました。それは今日の一時限目の数学Ⅰの宿題でした。僕が解き方を教えると、美緒さんは「すごっ!」と言って僕を称えてくれました。
「頭良いんだね、私バカだからまた教えてね」
そう言うと、間もなくチャイムが鳴って先生が入ってきました。僕は、美緒さんが先日の僕の愚行をすっかり許してくれたんだと改めて認識し、嬉しくなりました。
次の授業は英語でした。宿題がありました。美緒さんは休み時間にまた聞いてきました。僕はさっきと同じように解説しました。美緒さんはまた僕を称えてくれました。その次の授業は化学でした。そのまた次は古典でした。美緒さんは休み時間の度に聞いてきて、僕が教えて、称えられました。僕はクラスメイトに勉強を教えること、そして頭の良さを称えられることが初めての経験で、そんなことが立て続けに4回も起こり、僕はよく分からない感情になっていました。
古典の授業が終わり、昼休みの時間が来ました。僕がお弁当を開くと、
「ええー!なにそれ!美味しそう!」
と美緒さんが僕のお弁当を見て、目をキラキラさせながら言いました。美緒さんは今日もコンビニで買ったであろうパンを食べていました。僕は、
「お母さんが作ってくれるんです。美味しいですよ、よかったら何か食べますか?」
と言いました。すると美緒さんは「からあげ!」と、これまた目を一段と輝かせて僕の弁当から素手で掴んで口に運んでいきました。美緒さんは「うんんんまっ」と口をモグモグさせながら言いました。そして飲み込んでから言いました。
「ありがとね!私、親の作った弁当なんて食べたこと無くってー」
「お母さん、作ってくれないんですか?」
僕が聞きました。
「うちの親、水商売だからさ、私が家出た後に帰ってくるんだー」
「お父さんはいないんですか?」
「いないよー、ママが私を妊娠したって分かったら逃げたんだって。笑えるよね。ちなみに私、ママが16の時に生んだ子なんだよ、やばいっしょ。」
「若いですね、僕のお母さんは18歳の時に僕を生みました。」
すると美緒さんは口に入れようとしていたパンを持つ手を止め、驚いた表情で僕を見ました。
「え?パパはいる?」
「いや、お父さんはいません。僕が生まれた時にはもういなかったらしいです。」
それを聞くと美緒さんの驚いていた表情は緩み、
「なーんだ!じゃあうちと一緒じゃん!」
と言って、笑いながらパンを頬張りました。何が一緒なのかはよく分かりませんでしたが、美緒さんが嬉しそうだったので僕も笑いました。でもその時の美緒さんの笑顔はどこか寂しそうにも感じました。
午後の授業は体育と家庭科だったので、美緒さんが僕に尋ねてくることはありませんでした。ホームルームが終わり帰ろうとすると、美緒さんが「一緒に帰ろ」と言ってきました。僕はそれを承諾し、二人で教室を出ました。廊下を歩いていると、色んな所から視線が飛んで来るのが分かりました。でもその視線は、僕ではなく美緒さんに向けて飛ばされているものでした。その時の美緒さんに、昼休みのような笑顔はありませんでした。僕らは何も喋らずに、学校を出ました。
学校から少し歩いたところに公園がありました。美緒さんはそこの前で立ち止まって、「ちょっと話したいんだけど、いい?」と聞いてきました。僕が「はい」と言って、僕らはベンチに座りました。何も喋らず二人で座っていました。しばらくして美緒さんが口を開きました。
「君はやっぱり変わってるね。」
「僕もそうなんだろうなと思います。」
「今も変なことしてるよ、君。」
「自分では分からないので教えてもらえますか?」
「私と一緒にいること。」
「それって変なんですか?」
「変だよ、だって私、売女だもん、売春婦だもん、アバズレ女だもん。頭が良くて純粋な君みたいな人は、関わらない方が良いんだよ。まあうちは親もそんな感じだし、やっぱ血は争えないよね。」
「売女って関わらない方良いんですか?」
「そりゃそうでしょ。」
「僕は、美緒さんは自分で稼いでいて偉いなぁって思います。」
「…ウザい」
「ごめんなさい。」
しばらく沈黙が続きました。どうやら僕は怒らせてしまったようで、どうして良いか分からずにいました。よく見ると、美緒さんは泣いていました。顔を両手で覆って、泣いていました。コンクリートのベンチに、美緒さんの顔から流れる水が垂れました。
しばらくして、美緒さんは顔を覆っていた両手を膝に置き、程無くして右手で僕の左手を握りました。僕は握り返しました。美緒さんの手は、涙で少し濡れていました。僕らは心地よい風を浴びながら、そうやってベンチに座っていました。なびく焦げ茶色の髪の毛も、透けてしまうくらい白い肌も、動画で見るよりそれは美しいものでした。そして動画では感じられない、良い匂いもしました。僕は隣でそれを感じながら、うっとりしていました。眠ってしまいそうでした。すると美緒さんが言いました。
「ごめんね」
美緒さんはこっちを見ませんでした。僕は「大丈夫です」と言いました。それからまたしばらく、僕らは黙って座っていました。
夕日が公園を赤く染め始めました。空の方ではカラスが群れて巣に帰って行く様子が見られました。赤く染まる美しい公園、隣を見れば美しい女性、僕はそんな光景の中で、なんだか溶かされてしまうような気さえしてしまうのでした。
「ねえ」
美緒さんが久しぶりに口を開きました。するとこんなことを言い出すのでした。
「キスしていい?」
僕は急なその言葉に少し動揺しましたが、断る理由も特に見当たらなかったので「はい」と言って承諾しました。美緒さんは僕の方に体を寄せて来て、自分の唇と僕の唇を触れさせました。そしたら次は僕の上に乗っかって、上からしてきました。今度は舌を入れてきました。僕も舌を出しました。できる限り動かしてみました。美緒さんは僕のベルトを緩め、ズボンを脱がしました。パンツを脱がせました。僕の性器を咥えました。口から出したり入れたりしていました。美緒さんの唾液は、僕の性器、そしてベンチを伝って、しきりに地面に落ちました。公園の赤色は、より濃くなっていきました。美緒さんは僕の性器から口を離すと「君の番」と言って、パンツを脱ぎました。そして今度は僕が、美緒さんの性器を舐めました。赤色は、さっきよりももっと濃くなって、まるで世界の終わりのようでした。美緒さんは「もういいよ」と言って再び、僕の上に乗っかって、僕らは繋がりました。美緒さんは僕と舌を絡めたりしながら、しきりに動いていました。その焦げ茶色の髪は真っ赤に染まり、不規則に乱れるのでした。
目が覚めると、夜の公園でした。僕はベンチで眠ってしまっていたようです。美緒さんも、隣のベンチで寝ていました。空には、今日はどこも欠けていないお月様がいらっしゃいました。でも、まさかさっきの行為を見ていたんじゃないか、と思うと途端に恥ずかしい気持ちになりました。僕がそうやってお月様を眺めていると、美緒さんが目を覚ましました。
「終わった途端に君が寝ちゃったからびっくりしたよ。でも私も気づいたら寝てたみたい。」
「ごめんなさい、もう、すっかり夜ですね。」
僕がそう言うと、美緒さんは僕の手を握って真面目な顔になって、話し始めました。
「君ねぇ、初めてで中出しなんて普通無いよ?」
「ごめんなさい、でも僕持ってなかったし、美緒さん、勝手に入れてたので。」
僕がそう言うと、美緒さんは笑って言いました。
「アハハ、たしかに。いや別にいいんだけどね。アフターピル持ってるし。私もごめんね。」
美緒さんは少し真剣な表情になって、続けました。
「でもさ、私がそれ飲まなかったらどうする?」
「別に、どうもしないです。」
「逃げないの?」
「逃げません。」
「なんでそう言い切れるの?」
美緒さんはいつになく真剣な表情でそう尋ねました。
「お母さんが前、孫の顔早く見たいって言っていたので。」
僕がそう答えると、美緒さんは一瞬ポカンとした後力が抜けたように笑い、「やっぱり君は変わってるね」と言いました。
僕らは手を繋いで帰りました。空には一片も欠けていないお月様が僕らを見ていました。さっきよりも近くなっている気がしました。子供の頃から変わらず綺麗で美しいお月様でした。僕の中でお月様より美しいものはありませんでした。冬の日も夏の日も、毎晩その美しい姿を見て癒されていました。その日も、もちろん美しかったのです。満ちているお月様は特に美しいのです。でもその日のお月様はどう見ようにも、隣を歩く女性よりは、美しく見えなかったのでした。
美女 こばたし @kobatashi
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